収録作品
世の果てへ  На край света
アントーノフカの林檎  Антоновские яблоки
松  Сосна
夢  Сны
村  Деревня
スホドール  Суходол

詩 
 

著者
イワン・ブーニン
(1870−1953)

中部ロシアの没落貴族の家系に生まれ、世紀の変わり目のロシア文学界のなかで詩作や詩の翻訳でプーシキン賞を受賞し、貴族社会の崩壊や農村の荒廃を描く中短編小説でチェーホフの後継作家とも目されて高く評価された。
実生活でもチェーホフとの深い親交をもち、当時流行した世紀末的文学流派にも一切属すことなく、豊かで美しいロシア語の伝統を引き継ぐ文学を生みだした。

その後、ロシア革命によって社会が激変するなか、ついに祖国を去ることを決意してフランスに渡った。ナボコフの一世代上の亡命作家として作品を書きつづけ、1933年にロシア人で最初のノーベル文学賞作家となった。

正統的ロシア文学の輝きを有する作家として現在のロシアでも広く読まれ愛されている。