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||||||||||読者の声|||||||||||
(2019.2.24更新)
 
 

右ハンドル この著者の本をもっと読んでみたい

コブザール 詩人の言葉が民衆の心に火をつけて

ロシアの女性誌 今後も楽しみにしています

夜明けか黄昏か 現代のロシア文芸事情についておおまかに掴めた/ロシア文学の現状に理解が深まった

リガ条約 ロシア革命後、第二次世界大戦までポーランド東国境を確定

スロヴェニア 多面に亘って記述されており、大変勉強になりました

ポーランド国歌と近代史 ポーランドを知るために貴社の本は大変貴重です/アンジェイ・ワイダ映画監督にドンブロフスキの精神は流れているのですね

言葉に命を 装丁もとてもいい/露西亜語の豊饒な海に漂い、包みこまれるような快感/地方長官として官僚の不正腐敗と徹底して取り組んだ姿が印象深かった/ロシア語の勉強をしているので、とても興味深く

駐露全権公使 榎本武揚 歴史的な背景が垣間見え/訳文も本当に素晴らしく、情景が目に浮かぶようです

バイカルアザラシを追って いっぺんにファンになるでしょう

密かな愛の贈り物「初恋」 こんなに興奮させられる読書体験があるから生きていて楽しいのだ

アゼルバイジャン アゼルバイジャンの入門書的役割

はだしで大地を 無名の作家を世に出したいと言っておられました/ジャケ買いしました/小型本は、その作品世界にもふわさしい造り

サハリン逍遥 小型だが横長の体裁がしゃれていて実に良い/豊かな自然が今も思い出され/ともに旅した気持ちでした/懐かしく涙があふれました/モノクロでしみじみとした味わい

ロシア文学うら話 どの話もひとつの完結した話として/「今後のご希望?」もちろん『ロシア文学うら話』の続編です/授業の脱線時にはさぞ盛り上がったことと/続刊もできるのでは/自由気ままで次になにが出てくるか分からない/続編を期待/再読三読の価値あり

ロシア最後の農村派作家 ロシアの大地と人間に対する愛情とかなしみがひしひし

語り継ぐシベリア抑留 ロシアにうらみはないという報告があって安心しました/読みたかったのです/父のカザフスタン抑留がどんなだったか、もっと知りたい/この問題を語り継ぐために本書はとてもいいテキスト

日露皇室外交 今まで全く知らなかった両国の交流

8号室 匂いがムンムン伝わってきました/買って大正解!/何と可愛らしい本/「発想・連想」に作者の暖かさ、「さし絵」の中にそこはかとない心の深奥。

ユダヤ人虐殺の森 「アンネの日記」を読んで以来の重さ…/多くの人に伝えたいという思いの結晶/背景の深さが分かったように考える。/よくここまで書いたなと思います。

ケヴォングの嫁取り サンギさんのニヴフに対する思いを感じました。/長老が嫁取りの旅の途次、チェーホフと行き交う/最後の長老の言葉が今の世界、そして日本に重なる。

まんまるパン こんなにワクワクしたのははじめて/細かいところまでていねい

正教会の祭と暦 正教の礼拝の「しかた」について分かりやすく学べ…/教本として購入しました/信仰良書であると思います/祭りに参加してみたくなりました。/ロシアの小説を読むときの参考に……/丁寧な可愛らしいイラストがとても好感がもてる。

オホーニャの眉 すばらしくおもしろかった。

出身国 単に文系でない人の力強さにほれぼれとしました。

トゥオネラの悲しい唄 心がふるえるような思いで購入しました。

ロシア古文鑑賞ハンドブック 古い形態は見ていて楽しい

私(ヤー) セリーヌよりも温かくて優しい

ウクライナから愛をこめて 本のデザインも素敵/ウクライナの人の暖かさ、地元への愛/ひとつひとつが心あたたまる内容/とても参考になりました/人間としては共通点があるものだ/ 天辺の二色にほおがゆるみ/マロニエとポプラの話は面白く/まわりの人にも贈呈しています。/非常によみやすい文章/感動の思いを禁じえません。

クコツキイの症例 それなのに再読したい、と思う不思議な小説/人類の歴史にいつまでも残って、読み続けられると思う

病院にて 描写力にはほとほと驚嘆/久しぶりに本格的な小説でうれしかった

森の描写には息を飲むような見事さを覚えた/内容に厚みがある

分身 栗原成郎さんの研究世界とポゴレーリスキイの世界がリンク/ある種のなつかしさ/超”久しぶり”に19世紀文学の良作を読めて大変感激

ロシア絵画の旅 やっとモデルの女の子が誰なのか分かりとてもうれしい/この本を見つけられた事に感謝/ロシア美術の見方を変えてくれる/画家の人生に触れて、とても充実感が/ロシア絵画が、実は豊かな芸術性をもっている/この本は日本人が書いたよう/久しぶりにトレチャコフを歩いた感じ

俺の職歴 井伏鱒二とサローヤンを混ぜて煮詰めたような味わい……/ロシア文学界と無縁の人にも愛されるソビエトの作家となれそうですね。/本当に面白い。/版型も活字の組み方も読み易く

さくらんぼ畑 新しい訳を大いに楽しみました。/新しい時代の足音を告げる傑出した喜劇/「さくらんぼ畑」の舞台が楽しみです。

ソモフの妖怪物語 たっぷり楽しみました。/よくぞこういう本を出版してくださいました。

眠れ 現代日本にも通じる「眠れ」「ゴスプランの王子様」

黄色い矢 今後も新しいロシア文学を…

昔話を語ろうか 書名とアファナーシエフの物語ということで購入…

宇宙飛行士オモン・ラー ペレーヴィンが好きです/切ないおかしみ/この本に描かれるような極端な社会も、決してあり得ないことでは…

ロシアの民話 1 こうなると日本の民話に興味が/新たな内容でした。/ロシアの大地が、わが家へ来た気分…

ルイブニコフ二等大尉 ロシア文学は益々発展しそうな予感がする/「ざくろ石の腕輪」が…

猫の町 これくらいの中編もいいな/『ペンギンの憂鬱』に一脈通じる…

演劇の革新 演劇関連の書籍を多く…

カフカースのとりこ きわめて良心的な本づくり/すっかりロシア文学にはまって/滋味豊かな短編集/トルストイがこうした作品を残していたとは…/トルストイの思想に一生護られてきた/幼年時代の本の部屋に戻るよう...

プロコフィエフ短編集 飛び跳ねる音楽と同じものを……/音楽だけでなく、小説も一流/素直で上質なユーモア/作曲家プロコフィエフへの関心から...

マリア 同時代の豪華絢爛たる人物交叉におどろいています。/記念に求めました。/広大な大地と悠久の歴史がバックボーン/小学生から大人まで読める本

マチョーラとの別れ エンディングがすばらしい。

魔女物語 しみじみした大人の笑いとフォークロアの持つ土地の力/ロシアの土着的な感覚や世界を垣間見る…/その日のうちに読了いたしました。

戦争は女の顔をしていない 女性の目線で語られる第二次世界大戦はとても新鮮/すばらしい/探し求めて、どこかでいつか遭遇する…/全編を通して涙腺が混濁し…/想像どおりでショック.../第二次世界大戦の悲惨さを知りたかったので.../リアリティだ/教科書では絶対に教わらない歴史/...血のしたたるような、独ソ戦争裏面史.../...深いトラウマ、彼女たちは精神的障害者なのです。

レールモントフ 彗星の軌跡 彼のなにもかもがよくわかりました

ロシア文学鑑賞ハンドブック 是非多くのロシア語学習者の方々に手にとってもらうべき/「...細かいニュアンスがつかみきれない」という不満を補って余りある本/隠し味が潜んでいるかのよう...

ジャンナ シリアスでもコメディーでもあるという内容…/探しておりました

トラウマの果ての声 異質な、未来の芸術を見ているようで、とてもワクワクします。/もっと広く知られるべき本/筆者の文学に対する真摯な姿勢と批判には感心…/現代ロシア文学の動向がコンパクトに・・・

現代ロシアの文芸復興 初心者にも分かりやすく、しかし無知を自覚させられる本・・・

森のロシア野のロシア 「ベレンヂェーイ」という言葉はとても面白く/なつかしいプリーシヴィンやアルセーニエフに再び出会えました。

お伽の国―日本 あの時代に今よりすぐれた知の働きがあったのかと.../ちょっと古い近代日本を再勉強しよう/アレクサンドラの人柄が随所に/つつましいなかに凛とした日本人の姿を見ました。

チャパーエフと空虚 再読せずにはいられない/ロシア文学の伝統を引き継いだ作品/ペレーヴィンを待ってました・・・

ブルガーコフ 作家の運命 時代を超える作家の姿勢をよく伝え・・・

トルストイ家の箱舟 原書を読める人だけに書ける本/...目を離すのがもったいないほど.../日本人が書いたトルストイ論で出色の作品。/暮らしの側面を知ることで、作品への没入が違ってきます。/この一行に出会い、冷静になれました。

CDブック ロシアのクリスマス物語  クリスマス・プレゼントにぴったり...

結婚、結婚、結婚!  もっと読みたい/ハチャメチャになるドタバタユーモア劇で...

それぞれの少女時代  本を読む楽しさを満喫... /...半世紀前の少女時代をこうも鮮やかに.../長編を読んでみたい.../ソ連に生まれ、ヴィクトリアとお付き合いがしたかった...

デルス・ウザラー  いつ読んでもしみじみした気分/幼い子どもの魂は、よりデルスに近いのでしょう/いつかこの地を旅してみたい/...見る人を別乾坤に誘うでしょう... /...図鑑とも思える正確な絵.../...読み、絵を楽しみ、感動し.../親子そろって語り合える.../絵本となったのはうれしい限り.../ついつい嬉しくて手に取り.../旧知の友人に会ったように、なつかしく.../宝物の本となりました。

オデッサ物語 貴社の出版物の導きで読書範囲がぐっと広がり深まった…/車中での読書に…/ いまどきバーベリの本がよめるなんて信じられない。 

みにくい白鳥  主人公の行動が西洋SF慣れした私にはとても新鮮... 

月曜日は土曜日に始まる  かの大ヒット作品「ハリー・ポッター」に似ていますが、私的には本書のほうが... 

滅びの都  「当たり」作品でした! 

地獄から来た青年  ストルガツキイの哀愁あふれる世界観はいいですね。 

現代ウクライナ短編集 日本でウクライナの小説が読めるのは貴重なこと/幸せを求めることはどこの人々にも共通…/何か新しいものを探していたところだったので.../ 1ページ目を開いて、気がつくと最終ページ.../どれも暗くわびしく、なんともよかった。/とても新鮮です。/ウクライナが歩んできた近代史を感じ.../特に家族の問題を扱ったものに興味が惹かれ... 

死に魅入られた人びと アレクシエーヴィチのスタンスは本当にすばらしい/ 名もない人々の過酷で悲しい”声”を聞くことができ.../...日本人のあり様と比較して考えてみたい。

春の奔流  最初から最後まで退屈することなく...  

チェーホフの庭  たいへん面白く読みました/ロシアに魅了される一冊/個性的な内容とみずみずしさに感動.../愛情のこもった本作りが... 

願望機  市場に出回りにくいものを... 

落日礼讃 しびれました/ロシアの深遠を教えてくれる本.../この詩情豊かな連作エッセイを.../流れに慣れてくるにつれ、見たことのないロシアの... 

ペテルブルグ物語  この印象は間違いなくあの世に持っていける.../ペテルブルグの雰囲気のする小説を... 

ブブノワさんというひと  芸術というものについても、日本美術に関しても... 

ブーニン作品集  この味わい深い文章を.../装丁に品があり、訳もこなれており.../ベストワンは「夜」.../恋愛への不安を思い出し... 

沈黙と夢  国や社会に反抗する生き方と...

私人  万人向けではなくても貴重な資料……/買って良かったです/「言語に使われるのが詩人。」/繰り返し読むに値する優れた本に出会えて得した気分/内容もさることながら装丁も素晴らしく/内容がとても充実/ブロツキーはじめ、東欧の優れた詩人の翻訳詩集を.../言葉ひとつひとつに重みが...

マンデリシュターム読本  手引書としてすぐれた.../時代の熱気、冷気、人生を... 

ロシアを友に 大変勉強になり...

結 婚 たいへん読みやすい訳ですらすら読めました。/訳者の一貫した姿勢も.../スラスラと戯曲を楽しめる.../各社文庫にもなく.../快訳・怪訳と申すべく... 

青銅の騎士 微に入り細を穿つ編集も大変うれしく…/プーシキンの意外にモダンな一面に触れえた.../あっという間だけど、印象が鮮やか...

アフマートヴァ詩集 より悲しみが増したり儚さが伝わってくる詩集/白銀時代のロシアの世界がうかがえて/訳者の方々のご努力に厚く感謝/「レクイエム」の訳を読みたい/出版という事実が嬉しい... 

かもめ ロシア演劇の真髄を堪能/この芝居を是非見たくなりました/柔らかく、流れが美しく.../言葉が生きている/文字の大きい本シリーズは、老眼にやさしい...

検察官 船木さんの訳文、読みやすく...

リ ス 宇宙から内面の奥深い闇まで.../まるでカフカの短編... 

時は夜 女性らしいこまかい描写...

虫の生活 他では読めない作家.../まだ日本に知られていないすぐれた.../やっぱりロシア文学はいいなあ。

ロシアのクリスマス物語 亡命作家の本を読むことができてうれしいです。/永久に忘れられない贈り物...

エヴゲーニイ・オネーギン 香りを感じる.../訳もいいが、くわしい註は.../韻文の美しさが伝わって.../全集等の訳より、この本が一番...

ボタン穴から見た戦争 おひとりでがんばっていらっしゃる/驚きと羨望を持って読む/強烈さに、夢でもうなされ.../心に深く落ちてきます.../子供にこんなことを体験させる.../持ち歩き少しずつ読め.../今の若い人たちに...

プーシキンとの散歩 いきいきとしたプーシキン像.../読みにくい本でしたが、楽しく...

わがチェーホフ 愛蔵書としてながく...

巨匠とマルガリータ ローリングストーンズの「悪魔を憐れむ歌」の源泉となった作品/この作家の大作に熱中しはじめ.../良書を継続的に出版される貴社.../はじめて群像社を知り、そのラインナップに感動です!/理屈抜きに、本当に面白かった!/解説に助けられ.../最高に面白かった.../これほどの底力... 願望機  市場に流通しにくいものを出版していただき... 

コーカサスの金色の雲 大変なショック…/このような民族に対する強制移住.../子供の視点で書かれたユーモアある文章...

ローマ悲歌 詩集という書物、音場というものの存在感を...

ロシア詩鑑賞ハンドブック すばらしい労作です/より深く客観的に詩について学べる本を探して... 

ロシア文化通信 群


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  
  

右ハンドル                                   このページのトップ↑
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極東の話が面白く読めました。この著者の本をもっと読んでみたいですね。(ロシア文化通信「群」~こういうものがあるのかと知ってびっくり。是非、読んでみたい。) (青森市より)

コブザール                                   このページのトップ↑
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以前、同じ藤井悦子訳によるシェフチェンコの『叙事詩 マリア』―とても美しい本です―を読んだ時、高潔、崇高、恩寵、慈愛のマリア像とは少しちがったという感覚をもったものですが、彼はマリア様を冒瀆した罪にもとわれたことが巻末の生涯の中に述べられています。それにしても詩人の言葉が民衆の心に火をつけて、いのりやねがいのほとばしりとなり、力強いうねりの歌声となっていくということがない我が国は不思議な国です。『コブザール』には画家シェフチェンコのすばらしい表紙の作品以外にもいくつかの画がのっていてうれしいです。 (宮田祥子)

ロシアの女性誌                                   このページのトップ↑
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ユーラシア文庫を数冊ですが拝読しております。今後もこうした形での刊行を楽しみにしています。(東京都、鈴木洋仁)

夜明けか黄昏か                                   このページのトップ↑
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ロシア文学の現状に理解が深まった。特に日本文学も今やロシア文学の一部、にはおどろいた。(盛岡市より)

ユーラシア協会の機関誌で知り、ロシア語情報図書館で購入しました。現代ロシアの文芸事情について大まかなことが掴めたので大変参考になりました。新しいものが生まれる前の大いなる混迷の時期かと思います。ガリーナ・ドゥトキナさんには福永武彦の『死の島』などもロシア語に訳してほしいと思いました。


リガ条約                                   このページのトップ↑
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リガ条約は、ロシア革命後、第二次世界大戦までポーランド東国境を確定したものである。その際、国境付近にアサードキあるいはレースニツァと呼ばれるポーランド人入植者があった。第二次大戦時に彼らはソ連によって強制移住させられる。リガ条約はそのもとになった。その辺をもっとくわしく示してほしい。(京都市より)

スロヴェニア                                   このページのトップ↑
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特異な国スロヴェニアの国の成り立ち、国民性、政治、経済、文化、社会、生活等多面に亘って記述されており、大変勉強になりました。 (我孫子市、大西貞雄)

ポーランド国歌と近代史                                   このページのトップ↑
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まだ読んでいませんが、ポーランドを知るために貴社の本は大変貴重です。ロシア文学にも触れてみたいと思うラインナップでした。ツイッターもフォローさせていただきました。 (倉敷市より)

大国に支配された悲劇の国がポーランド未だ滅びずという精神をたくわえたのがよく分かりました。ショパンの即興曲を創ったのも理解できます。アンジェイ・ワイダ映画監督にドンブロフスキの精神は流れているのですね。(さいたま市より)


言葉に命を                                   このページのトップ↑
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かの名高い「現用大ロシア語詳解辞典」の編纂者として、そしてプーシキンの友人でありその死を看取った医師としてのダーリに関心をそそられ、モスクワで買ってきた、同じ作者による伝記(偉人伝シリーズ)に取りかかろうとしていた矢先のことでした。装丁もとてもいい。 (明石市より)

ダーリという稀有な作家に本書ではじめて出会った。まるで露西亜語の豊饒な海に漂い、包みこまれるような快感と独特のアネクドートに全編笑いながら読んだ。どこの国にもあるその土地固有の土着の言葉は、その語源や意味は見事に秩序だてられているといってよい。ダーリはよい耳を持ち、飽くことなき探求心で収集していったのだろう。その数の多さに驚愕する。もちろん日本語の方言にもあてはまる。富山には方言研究家、簑島良二氏の『日本のまんなか富山弁』(北日本新聞社、2001年)や富山弁の番付表もあって面白い。それにしても昨今の日本の政治家の言葉の貧しさよ。その人の生き様がおのずと現れる言葉にもう少し敏感であってほしい。深く考えもせず、他者を切り捨てる言葉を不用意に使い、すぐに謝る。わかりやすさのみで演説する輩たちにいつの間にか同調されていくのではないかと憂うのは私だけだろうか。(富山市より)

独特な辞典編さんの着想とその方法・努力に深い敬愛の念を覚えたのはもちろんだが、生涯の途上で出会ったプーシキンの決闘、ニジニ・ノヴゴロド時代の農民・民衆の訴えに地方長官として官僚の不正腐敗と徹底して取り組んだ姿が印象深かった。久々にロシアに再会した感じで読んだ。(石岡市より)

いまロシア語の勉強をしているので、とても興味深く読ませていただきました。これからも素敵な本を楽しみにしております。(武蔵野市)


駐露全権公使 榎本武揚                                   このページのトップ↑
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原作者の知識量に圧倒されました。訳文も本当に素晴らしく、情景が目に浮かぶようです。散歩のシーンが、榎本らしくて良かったです![下巻の142頁])(読者からのメール)

日本とロシアの歴史的な背景が垣間見えて、おもしろかったです。   (匿名希望、高3男子)

  

バイカルアザラシを追って                                   このページのトップ↑
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この夏、バイカル湖の南湖畔にあるリストビアンカにある「バイカル湖博物館」で泳いでいるバイカルアザラシの母子を見てきました。バイカル湖が日ロで共同研究されるようになったのもようやく1988年頃からで、まだ日は浅いようです。本書にも述べられているようにバイカルアザラシも大量死したことがあり、開発による環境汚染によるとされました。いま湖畔ですごい勢いですすめられているリゾート建設を見ると湖の将来が危惧されます。表紙のバイカルアザラシのとても利発そうな優美な姿を見るといっぺんにファンになるでしょう。 (京都市、宮田祥子)

密かな愛の贈り物「初恋」                                   このページのトップ↑
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長編マンガ『初恋スキャンダル』(尾瀬あきら)でツルゲーネフなる文豪の存在および『初恋』の一場面(ピョートルの鞭打ち)を初めて知った10代。30代で初めて『初恋』全編を読み、ドラマ化したCDは何度も聞いた。そして40代になって突然『初恋』を元のロシア語でも読みたい慾求が生じ露検4級を取得(独学)、この春『ПЕРВАЯ ЛЮБОВЬ』をナウカ・ジャパンを通じて購入していた小生にとって、正に本書は生涯の友となるべく運命的な出逢いを感じさせてくれた。ありがとう。本当に嬉しいよ。図書館で偶然発見し借りて帰って読み出したが、最初の1ページを読んだだけで、これは借りたものを読むのではなく、購入して自分のものにしてから最後まで読みたい!と強く思わせる魅力ある研究書だった。ピョートルにとっても初めての本気の恋――など、角氏の分析・説得力には何度も驚かされ感心させられた。こんなに興奮させられる読書体験があるから生きていて楽しいのだ。 (鳥取県より)

アゼルバイジャン                                   このページのトップ↑
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ナゴルノ・カラバフの領土問題について関心があり、アゼルバイジャンの視点から知ることができ満足である。本書はアゼルバイジャンの入門書的役割を果たしていて、宗教、歴史、地政学、経済についてもバランスよく書かれている。 (八王子市より)

はだしで大地を                                   このページのトップ↑
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四半世紀前のことですが、宇都宮大学で太田先生の授業を取っていました。生徒は私一人で、かなり自由な授業だったことを思い出します。アルファベットもわからないのに、トルストイの童話でしたから。無名の作家を世に出したいと言っておられましたが、先生の最後の訳をじっくり読ませていただきたいと思います。   (春日部市より)

ジャケ買いしました。少し値段は迷ったけど、書店で自分で選んで買うならこのくらい遠くて全く知らない土地の文学、小説も読みたいと思いました。この先の刊行も楽しみにしています。       (東京都より)

紹介記事に「日本でヤーシンの単行本が出るのは初めて」とあって心ひかれました。小型本は、その作品世界にもふさわしい造りで、愛蔵できそうです。何よりロシアの文学・文化を深く知っていくのにたくさんの手がかりを提供していただけますよう。 (埼玉県 富盛菊枝)


サハリン逍遥                                   このページのトップ↑
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樺太で育ったので、樺太(サハリン)関係の本や写真集を多く手に入れている。この写真集は小型だが横長の体裁がしゃれていて実に良い。価格も安く良心的である。 (北九州市、松本芳年)

私は樺太(コルサコフ)で生まれ九歳まで生活しました。豊かな自然が今も思い出され、短い夏、長い冬を遊んだことを思い出す文章が手にとるように分かりました。サハリンの植物、やちぶき、すずらん、木の実をカラーで写していただいたらうれしいです。(上川郡より)

旧樺太生まれの86歳。片山さんの久しぶりの写真集。楽しみにして手にして十分堪能しました。写真は相変わらず美しいが、今回は文章をじっくり拝読。ともに旅した気持ちでした。ありがとうございます。(世田谷区より)

毎日新聞・今週の本棚で本書のことを知りました。終戦で樺太から引き揚げ(小学3年生でした)ネベリスク(本斗)に住んでいました。豊原や真岡、本斗のことなど写っているのかと期待して購入しました。子供心にも寒かった吹雪が写真集でも多く見受けられ懐かしく涙があふれました。 (千歳市より)

モノクロ写真でしみじみとした味わいのある懐かしさを感じました。貴社は一人で経営していると聞きました。良心的な出版物が多いと思います。頑張ってください。(長野県 大塚正廣)


ロシア文学うら話                                   このページのトップ↑
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10行くらいの話から2ページにわたるものまで、どの話もひとつの完結した話として上手にまとめていらっしゃることに感心しました。 (大阪府より)

30数年前、ゼミ生でもなかった私の修士論文「オネーギン」論にていねいなコメントを下さったのが笠間先生です。名著『散策のモスクワ』同様、おもしろく読ませて頂きました。「今後のご希望」?――もちろん「ロシア文学うら話」の続編です。      (明石市より)

うら話やうわさを丹念に集められていて、授業の脱線時にはさぞ盛り上がったことと思いました。日本におけるロシア文学の世界にももっとあると思います。そちらもお願いします。 (飯能市より)

ロシア文学の題材もさることながら著者の若い頃のエピソードが面白かったです。続刊もできるのではないでしょうか。  (江戸川区より)

笠間先生の授業、ゼミを思い出しながら楽しく読ませていただきました。提示の仕方として「作家毎にまとめるようにしては」とか「作家情報を多少添えては」とも思いましたが、こうした自由で気ままで、次に何が出てくるか分からない書き方が、まさに「雑談」らしくていいのかなと思い直しました。 (札幌市から)

とても興味深い内容でした。続編を期待しております! (所沢市から)

著者のいう「馬鹿話」にもかかわらず、再読三読の価値あり、続編を期待しています。 (町田市から)


ロシア最後の農村派作家                                   このページのトップ↑
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本の扉をあけてまずびっくりしたのは水辺を背景にしたラスプーチン氏の風貌でした。えっ、この方がと。まるで白人顔でない、私たちのまわりでいつもみなれた人の顔でしたので。本からは氏の、とどめることのできない沸々とわき上がるロシアの大地と人間に対する愛情とかなしみがひしひしと伝わってきます。続けて『トラウマの果ての声――新世紀のロシア文学』を読みましたが、ラスプーチン氏の苦手の度はずれに功名心の強い作家たちの本はどれだろうかと思いながら読んだりしました。ついでながらこの本の青いさざなみの様な装丁がとても素晴らしいですね。氏が生まれ愛したアンガラ河畔を彷彿とさせます。  (京都市、宮田祥子)

語り継ぐシベリア抑留                                   このページのトップ↑
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自身引揚者なので感慨深く読みました。私を含めて同じ収容所にいたものは殆どすべてロシア人を好意的に見ていました。報告のなかにロシアにうらみはないというもののがあって安心しました。現在の学生が原因は日本のはじめた戦争にあるといっているので感心しています。(京都市から)

体験された方のお話をお聞きしたことがあります。捕虜になって厳寒での重労働・飢餓の苦しみ、読みたかったのです。(加古川市から)

シベリア抑留について知りたかったから。今年8月カザフスタンに慰霊墓参に行ってきました。父のカザフスタン抑留がどんなだったか、もっと知りたいと思います。(南あわじ市、森山ユミ子)

シベリア抑留体験者は少なくなり歴史の風化は残念ですが、この問題を語り継ぐために本書はとてもいいテキストになります。  (浦安市、小林晃)


日露皇室外交                                   このページのトップ↑
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今まで全く知らなかった両国の交流と当時の日本の風俗などもわかり、とても興味深く一気に読みました。当時からの日本の過剰接待もさもありなんと思わせるものでした。  (京都府・男性)

8号室                                   このページのトップ↑
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人間模様が面白く匂いがムンムン伝わってきました(僕も89年レニングラードにいた頃コムナルカに行ったことがある)。もっと続きを読みたかったです! (御所市より)

信頼する書評家である豊崎由美氏がとり上げておられて興味を持ったのですが、買って大正解! 装丁も、もちろん内容もステキでした。コヴェンチューク氏の絵なども、もっとたくさん見たくなりました。   (東京都・女性)

手にとってみる。何と可愛らしい本かと思う。頁をめくる。画家のガガさんの特徴的な絵がちりばめられている。8号室に暮らす人々。これはロシヤだ。でも江戸時代の長屋にも、終戦直後の日本のあちこちにもあったに違いない情景ではないかとふと思う。うしろのエッセイにはガガさんの鋭く暖かい感性が満ちている。訳文も読み易く秀逸。   (東京都・露木実)

日本の小説を読みなれている私ですがロシアの人々の暮らしぶりをじっと見つめ、その表現に感激しました。「やさしさ」と「発想・連想」に作者の暖かさを感じ、「さし絵」の中にそこはかとない心の深奥を見る想いでした。   (大阪府・男性)


ユダヤ人虐殺の森                                   このページのトップ↑
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5年程前にウクライナに対する旧ソ連によるホロコーストを書いた『悲しみの収穫』を読み、そのおぞましさに胸を痛めたことがある。私の中では美しいバルト三国というイメージがあり、命のビザ杉原も知ってはいたが、「アンネの日記」を読んで以来の重さ…。   (神奈川県・女性)

リトアニアの市民がナチス・ドイツのユダヤ人迫害に協力したという話は小耳に挟んでいましたが、勇気あるマーシャの証言をここに著し、伝えてくださった著者、清水陽子さんに感謝します。ナチスに劣らぬ残虐性には胸をしめつけられる思いで読みましたが、清水さんもさぞやお辛かったと思います。アンネの日記と同じように多くの人に伝えたいという思いの結晶だと頭が下がります。より多くの方々に薦めます。著者と貴社に感謝をこめて!    (東京都・女性)

昨年長年の望みだったバルト三国へ行くことが出来た。千畝記念館であったと思うが「ポーランドのユダヤ人は救われたが、リトアニアのユダヤ人は救われていない」と言うことを聞いたように思う。その時は「なぜだろう」とは思ったが深くは考えなかった。リガではゲットー跡に行くことが出来たが、ヴィリニュスでは探すことが出来なかった。その背景の深さが分かったように考える。   (神奈川県・藤井厚)

昔リトアニアへ行き、リトアニア人にユダヤ人虐殺のことを聞いたことがあります。それまで親切でよく話していた彼らが急に黙ってしまい、会話が途切れた覚えがあります。よく収容所でナチスの手先としてウクライナ人、リトアニア人が働いていたと知っていて何気なく聞いたつもりだったのですが。その後、ウクライナで公然とファシストが復活したこと、リトアニアでの反ユダヤ主義が「健在」であることを知り、落ち込んでいます。この本もよくここまで書いたなと思います。  (埼玉県・男性)


ケヴォングの嫁取り                                   このページのトップ↑
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アイヌ民族との交流(歴史と文化)の時にお話を聞き、交流しました。その時、サンギさんはニヴフ民族がサハリン開発戦略の下でどのように生きていけるかと報告され、私は関心を持っていました。サンギさんのニヴフに対する思いを感じました。 (北海道・白川ただし)

ケヴォング一族のカスカジーク長老が嫁取りの旅の途次、馬車に乗ったチェーホフと行き交う。シベリアの少数民族の物語といえば昔の話と思いがちだが、このエピソードで物語がぐっとこちらに引き寄せられた。 (山形県・金田忠昭)

正直なところ読んでいて楽しい小説ではないが読後感としてはよい本だと思った。まったくやりきれないような思いのする幕切れ(フィクションなのに若い恋人たちはこれからどうなったのだろうと思わず考えてしまうところはチャイコフスキーの歌劇「マゼッパ」や「オネーギン」に似ている)、そして貴社のHPに書かれているように最後の長老の言葉が今の世界、そして日本に重なる。本当にこの世の中はどうなってしまったのだろう。 (広島県・女性)


まんまるパン                                   このページのトップ↑
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かわいいかわいいお人形に、小物に、メロメロになりました。「おだんごパン」、「ころころパンケーキ」、なんども読んできた絵本ですが、こんなにワクワクしたのははじめてです。すてきな本をありがとうございます。(古賀市より)

おなじみのロシア民話が人形絵本になって出版されたので買ってみました。洋服や小道具など細かいところまでていねいに作られていて、ロシアの民族調が伝わり、温もりのある本に感じました。場面ごとの撮影はさぞ大変だったことでしょう。巻末に人形絵本の歴史が解説されていて勉強になりました。  (北海道・女性)


正教会の祭と暦                                   このページのトップ↑
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これまで何冊か神父様の手による正教の本を買って読んできましたが、信心のあり方に筆を割きがちな他書に比べ、正教の礼拝の「しかた」について分かりやすく学べ、値段やコンパクトさもあいまって大変良い本でした。  (八戸市、菅原英樹)

正教会の教えが、わかりやすく説明されている。カトリック、プロテスタントよりも正教の方が親しみを感じます。私は休みがなく教会に通えません。正教を信仰したいので教本として購入いたしました。(相模原市より)

信仰良書であると思います。日本には正教関連の本が少なく、かつて出ていた本も多くが品切れが続いているだけに、こういうコンパクトにまとまった本は大変ありがたいです。私は聖公会の信徒ですが、正教の礼拝学に関心を持ち、いろいろ学んできました。しかし、イコンというものがどうしてもピンとこない。ですが、この本を読 んで理解できました。北原神父様にはぜひさらにつっこんだ本を、特にイコンについて、本を書いて頂きたく存じます。(八戸市から) 正教会について詳しく知ることができました。祭に参加してみたくなりました。(本庄市から)

ロシアの小説を読むときの参考にするつもりです。レスコフの本を出す予定とうかがいました。とても楽しみにしています。(西宮市から)

以前から貴社のカレンダーに正教の祝日が書き込まれているのが気になっていたので、本書と照らし合わせてその意味が分かったものが多くてよかった。本書が若い著者によって書かれているのにも少し驚き、丁寧な可愛らしいイラスト(挿絵)がとても好感がもてる。   (京都府 宮田祥子)


オホーニャの眉                                   このページのトップ↑
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すばらしくおもしろかった。軽快な訳もよかった。この作家の作品をもっと出版してほしいと思いました。(広島市、和田涼子)

出身国                                   このページのトップ↑
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ミステリ好きの私は「謎の作家」にひかれて買いました。ゴーゴリの、ロシア文学の、伝統的な過剰な、執拗な、思いつかないような奇抜な比喩の連発で語られる特有のリズムにのっていると、いつしか幻想の世界に連れていかれるのですが、特に私は重武器や大型機械や車両を扱う、いかにも手馴れた、体になじんだ確かな無駄のない手順の描写に、単に文系でない人の力強さにほれぼれとしました。それと重厚な緊迫 した物語の最後に一挙に、無彩色の幽玄ともいうべき静寂の世界にポンと放り出される嫋嫋たる(「葉」や「兎眼」など特に)浮遊感がしました。 (京都府・宮田祥子)

特に「葉」に強い感銘を覚えました。異化された身体の感覚はSF作家では書けない神経症的とも宗教的ともいえる観念の肥大、マルクス=レーニン主義が無残に崩壊してしまったあと、人間が現実の中ですがるものを求めていく〈虚無〉をよく描いていると思います。(私は完全に同意するわけではないけれども。)(江戸川区・男性)


トゥオネラの悲しい唄                                   このページのトップ↑
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以前、貴社の広告にあった「北ロシアの人々」の出版を待っていましたが結局刊行されないようでした。憧憬の北ロシアの写真を「群」で拝見し、心がふるえるような思いで(書店を通じ)購入しました。原初そのもののような北ロシアの風景・風俗を強く感じ、よい本に出会ったと感謝しています。著者、訳者、その他沢山のロシアの方に強い敬愛を覚えます。勿論、貴社の識見と御苦労にも。ありがとうございました。              (岩手県、大村孝子)

ロシア古文鑑賞ハンドブック                                   このページのトップ↑
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ロシア語は現代語にも古形を多く保存しています。古い形態は見ていて楽しいです。(埼玉県、男性)

私(ヤー)                                   このページのトップ↑
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私は以前セリーヌを読んでいましたのでポチョムキンのこの本が受け入れられるのはわかります。ポチョムキンはドストエスフキーよりゴーゴリの影響のほうが強いのではないかと、それで人間を見つめる筆づかいが、セリーヌよりも温かくて優しいのだと思います。  (東京都、男性)

ウクライナから愛をこめて                                   このページのトップ↑
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ウクライナの情報だけでなく、すてきな(切ない)エピソードに胸をうたれました。来月キエフに行くので、この本の内容を思いながら町歩きしたいです。本のデザインも素敵です。(川崎市、棚橋郁美)

キエフ、そしてウクライナの人の暖かさ、地元への愛が伝わってくる良い本でした。非常に楽しめました。ありがとうございます。 (東京都目黒区から)

いい本に出会えました。ひとつひとつが心あたたまる内容で考えさせられました。 (長崎県・下里亘)

異文化交流のため語学を学んでいます。ウクライナ出身の人が書かれた書物は初めてです。とても参考になりました。  (神奈川県、男性)

どこの民族も言葉が異なっているだけで人間としては共通点があるものだと思いました。ウクライナに旅行したかったが、今は内戦みたいで早く終わればよいです。      (宮城県、男性)

今日はネットで注文していたこの本が届く日だと楽しみにしていた。朝刊を手に取るとドネツク州で旅客機が墜落したとある。本を手にとってカバーをながめていて天辺の2色にほおがゆるみました。カバーをはずして2色にまたびっくりしました。           (北海道、男性)

「散歩で感じるキエフの歴史」を興味深く読みました。マロニエとポプラの話はおもしろく感じました。(広島県、男性)

ウクライナ内戦のベースとなる現代史(1900年代)をたんたんとさらりとエピソードにまとめている。まわりの人にも贈呈しています。(赤城山、たんたん狸)

非常に読みやすい文章でした。これからもっとウクライナのことについて学びたいと思いました。これからもたくさんの出版をお願いします。(装幀はとても良かった。)   (大阪府、西田和弘)

非常に読み易い一冊でした。ウクライナの歴史に対する愛情と歴史の非条理の中でも翻弄されたパートナーへの愛念を忘れない姿に感動の思いを禁じ得ません。更なるウクライナ民族と日本のエッセイを希望します。  (千葉県、男性)


クコツキイの症例                                   このページのトップ↑
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12月28日の「外文リーガー」イベントにて島田さんの宣伝文句に釣られ、わくわくして手に取りました。『楡家の人びと』のようなユーモアはなく、妊娠中絶、というテーマで思い出したアーヴィングの『サイダー・ハウス・ルール』ほどその主題に集中しているわけでもない。登場人物たちは時代の流れに翻弄され、大河ドラマに期待されるカタルシスのないまま結末を迎えます。それなのに再読したい、と思う不思議な小説でした。クコツキイ家にかかわる登場人物たちが、自分の思いにとらわれたグロテスクな人間ばかりだからか、と思い当たりました。  (神奈川県、田仲真記子)

これはすごい作品だ。書名が「クコツキイ家の人々」だったら、どっと爆発的に売れたかもしれない。小生78才、もと麻酔科教授、現在老人病院院長。本はよく読む。この本を読みだして、とっさに村上春樹の作品と比較して読んでいるのに気がついたのだが、リュドミラ・ウリツカヤのこの作品は、人類の歴史にいつまでも残って、読み続けられると思う。こういう作品が出てくるところが、ロシアだなあ…、すごいなあ…。訳者のセンスの良さは抜群。大変な力量だ。全く絶賛に値する。こういういい本を作る群像社も大したものだと敬意を表します。 (群馬県、男性)


病院にて                                   このページのトップ↑
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この国の作家達の描写力にはほとほと驚嘆してしまう。スピード感をもって次々と打出される言葉はいつも我々の漠然と考えている表現の範囲をはるかに越えてしまう。本書の「あの同じ土の中へ」では母の最後の住処としての新しい棺桶が届けられた場面に強く打たれた。<以下118頁からの引用を省略> (京都市、宮田祥子)

『病院にて』は久しぶりに本格的な小説でうれしかったが、ソ連崩壊後のロシアの社会的背景がわからず、理解しにくい点が多かった(特に「新しい職業」は解説を読んでようやくわかった)。しかし『病院にて〉の最後に出てくる歌の歌詞は大変印象的だった。(広島県、女性)


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登場人物の日本文学には見られない敬虔な濃密とでもいうような陰影がおもしろいと思います。しかし何よりも圧倒的なのは自然のたたずまいと感じました。巻頭の表題作の森の描写には息を飲むような見事さを何度も覚えました。このあわただしい時代にマーミン=シビリャークの紹介をつづけることは貴重なことです。  (千葉県、男性)

とてもよかった。内容に厚みがある。 (広島県、女性)


分身                                   このページのトップ↑
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訳者の栗原成郎さんの研究世界とポゴレーリスキイの世界がリンクしてとても楽しく読ませていただきました。 (三重県、男性)

私自身、独文学のコースを出ているのですが、親しみ、ある種のなつかしさを覚えました。ソビエトとロシアの古典的SF、ベリャーエフの作品集やトルストイの映画原作『アエリータ』のような書の翻訳をだしていただいたら幸いです。それとレールモントフの『仮面舞踏会』も。 (東京都、男性)


ロシア絵画の旅                                   このページのトップ↑
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今から48年前(14歳でした)上野の「ソ連美術展」でイリヤ・レーピン作「おてんば娘」を観て、大変衝撃を受けました。ずば抜けた写実性、自由奔放な女の子を愛情を込めて描き、発散される幸福感、そして色彩の美しさ。一目見て「あ! この絵好き!」と感動したものです。今でも大切に絵ハガキを持っています。いつかまたどこかで会いたいと思っていたのですが、文化村の「ロシア展」で本の表紙に「おてんば娘」を見つけました! やっとモデルの女の子が誰なのか分かりとてもうれしいです。(狛江市より)

私はレーピンのファンですが、レーピンに関する書物がどこをさがしても見つかりませんでした。この本を見つけられた事に感謝しております。  (北海道、女性)

ポルドミンスキイによって案内されるトレチャコフ美術館は、ロシア美術の見方を変えてくれる。毎年たのしみな貴社の今年のカレンダーもトレチャコフの作品群であったが、それぞれの作品の見るべきところを本書で読み、より興味深かった。最初に紹介されるルブリョーフのイコンの心の奥底にしみ込む崇高な神々しさから始まり、とくにロシア芸術家の描く肖像画の迫力がこれほどのものとは感じ入った。    (京都府、宮田祥子)

読み始めて間もなく、もう翻訳であることは忘れて読みふけりました。ポルドミンスキイさんの語り口が話の中身にすっかりなじんで、ひとつひとつの絵の中に入り込み、ひとりひとりの画家の人生にふれて、とても充実感を味わうことができました。 (電子メール、女性)

一般的にはあまり認識されていないロシア絵画が、実は豊かな芸術性をもっていることがよくわかった。文章も平易で楽しく読めた。ただ図版がすべてモノクロで、その豊かな色合いが伝わらないことが残念。せめて数ページでもカラー口絵がほしいと思う。        (埼玉県、男性)

『ロシア絵画の旅』を読み、展示室を次々に歩いて見て回ったようでした。近いうちにぜひトレチャコフ美術館へ行ってみたいと思ってます。そして気づいたことは、この本は日本人が書いたようで、翻訳本だったとは(はじめは分かっていたのですが)。翻訳ということを気づかせない日本語(日本文)の上手さに、訳者の力量に感心させられました。ご活躍が楽しみです。 (京都府、女性)

久しぶりにトレチャコフを歩いた感じです。   (東京都、女性)


俺の職歴                                   このページのトップ↑
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実におもしろかった! 今年読んだ数百冊の本の中で一番。「ゾーシチェンコ作品集Ⅱ」が読みたい。井伏鱒二とサローヤンを混ぜて煮詰めたような味わい。実に美味で癖になる。(吹田市から)

群像社がこうしたうもれた作家の紹介に大きな役割をはたせたところが零細でもがんばってきた甲斐性というものなのでしょう。ゾーシチェンコがロシア文学界と無縁の人にも愛されるソビエトの作家となれそうですね。さし絵の画家の作品展をやってほしい。  (東京都、女性)

ロシアンティーというよりも、ほろ苦くて、口に粒が残るロシアンコーヒーを飲んだような、レニングラード市民の思い出が浮かんできます。本当に面白い。こんな翻訳者のグループがあるなんて、知りませんでした。ゾーシチェンコさんの、ほかの作品も出してほしいと思います。大変な努力だとは思いますが。  (大阪府、男性)

群像社ライブラリーは版型も活字の組み方も読み易く、今後もいろいろな作品をたくさん出してください。ブルガーコフの未訳の作品や旧版(絶版)の作品も新訳、改訳で出してくだされば幸いです。(東京都、佐々木宏)


さくらんぼ畑                                   このページのトップ↑
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新しい訳を大いに楽しみました。「翻訳解説26頁の注では「1ルーブリが今の日本円で5千円くらい」とありますが96頁の注では「8ルーブリだと現代では4千円くらいの」高いシャンパンとあり矛盾してますので訂正してください。しかし、チェーホフは実にいいですね。    (東京都、男性)  【編集部より】ご指摘の箇所は刊行後、訳者から訂正の指示がありました。重版の際に「4万円相当の高いシャンパン」に直します。

「さくらんぼ畑」と訳された理由、大変よく分かりました。読みやすく、登場人物ひとりひとりを見ている気分になりました。『さくらんぼ畑』は新しい時代の足音を告げる傑出した喜劇だと思います。   (神奈川県、森静江)

私は何回か「桜の園」の舞台を見ましたし、旧いところでは東山千栄子のラネーフスカヤを想い出しますが、この訳で、どこかの劇団がぜひ取り組んでほしい。「さくらんぼ畑」の舞台が楽しみです。     (兵庫県、男性)


ソモフの妖怪物語                                   このページのトップ↑
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ウクライナの妖怪物語、たっぷり楽しみました。これからもロシアやウクライナの民話をどんどん紹介してください。(徳島県、男性)

よくぞこういう本を出版してくださいました。訳者の地道な研究と長年のこだわり、ウクライナやロシアの民衆の生活に対する深い愛情が、その凝った言葉選びにあらわれていて、言葉の豊かさによるボリュームというものを楽しませていただきました。         (東京都、女性)


眠れ                                   このページのトップ↑
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ソ連時代の作品が多いにもかかわらず現代日本にも通じる「眠れ」「ゴスプランの王子様」のような作品があり楽しめました。後半部の翻訳も待っています。(宮城県、男性)

黄色い矢                                   このページのトップ↑
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まず、今後も新しいロシア文学を出していただきたい。  (東京都、男性)

昔話を語ろうか                                   このページのトップ↑
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まず、書名とアファナーシエフの物語ということで購入しました。装丁が瀟洒であることにも、大部でないことにも、好感がもてました。アファナーシエフの民話集の全訳(岩波のは選訳なので)を期待します。(愛知県、男性)

宇宙飛行士オモン・ラー                                   このページのトップ↑
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ペレーヴィンが好きです。これからもいろいろとよい本を出してください。応援しています。影ながら。(神奈川県、男性)

不条理をのみ込んで懸命に生きる姿を悲愴感なく、からりと描いているところに切ないおかしみを感じて面白かった。  (北海道、女性)

時として、現実の政治の世界もまるで冗談のような様相になることがあります。そう考えると、この本に描かれるような極端な社会も、決してあり得ないことではないのかもしれません。(神奈川県、横山良英)


ロシアの民話 1                                   このページのトップ↑
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読みました。こうなると日本の民話に興味がいきますね。  (愛媛県、長野鉄馬)

装丁がお洒落でした。ノルウェーの昔話、スウェーデンの森の昔話も読んだことがありますが、新たな内容でした。ソ連時代の雑貨や玩具の図鑑をリクエストします。(東京都、佐々木里奈)

以前からロシアの民話に興味を持っていました。思い切って3巻まとめて買って、本当によかったです。ロシアの大地が、わが家へ来た気分です。 (徳島県、大北恭宏)


ルイブニコフ二等大尉                                   このページのトップ↑
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旧訳「魔窟」(昭和28、創元)以来、半世紀ぶりにクプリーン作品に接し、その描写力に改めて感嘆。クプリーンの他の作品、ブーニンの後期短篇、「コルィマ物語」(シャラーモフ)、「1941年7月」(パクラーノフ)、「生きよ、そして記憶せよ」(ラスプーチン)、「赤いカリーナ」(シュクシーン)などの発刊を期待したい。ロシア文学は益々発展しそうな予感がする。   (千葉県、中野雄二郎)

「ざくろ石の指輪」が、アブラム・ローム監督の映画の原作ではないかと思って買い求めました。  (大阪府、男性)


猫の町                                   このページのトップ↑
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最初に読んだのが『プロコフィエフ短編集』。あの大作曲家が?と思っていたら、大変面白かったです。次にトルストイ『カフカースのとりこ』。これも大作家の意外な一面をみました。本書は一種のアレゴリーともとれますし、いろいろ深読みができる作品です。ロシア文学は<超大作>が多いので、これくらいの中編もいいな、と思いました。訳文も流麗で読みやすいです。P.S.訳者の津和田さまへ。私も猫好きで、一匹飼ってます!  (大阪府、K・T)

『猫の町』は『ペンギンの憂鬱』に一脈通じるところがあってソ連末期以降の旧ソ連諸国の雰囲気なのだろうと思いました。来年もよい本を期待しております。(広島県、女性)


演劇の革新                                   このページのトップ↑
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これからもロシア演劇関連の書籍を多く出版していただきたい。(神奈川県、男性)

カフカースのとりこ                                   このページのトップ↑
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TSUTAYA(六本木ヒルズ)で、出版社をまたいで作家別に揃えているコーナーがありました。トルストイ後期の短編が好きで、御社の本を初めて見つけて嬉しかったです。きわめて良心的な本づくりで感謝します。どうぞこれからも良書を発掘して発表して下さい。  (千葉県、男性)

たまたま図書館でこの本を読んでから、すっかりロシア文学にはまってしまいました。独学でロシア語を習い始め、いつかロシア旅行にも行けたらいいなと思っています! 「ロシア名作ライブラリー」シリーズは、わりと字が大きめで読みやすいです。とりよせしないと本屋さんに置いてないのが残念です。          (長野県、女性)

トルストイがこうした自然をテーマとした作品を残していたとは知りませんでした。青木さんの訳も分かりやすかったです。 (長崎県、男性)

近日中にコーカサスに旅する予定あり、本書の題名にひかれて注文しました。受け取ったときには、「本が薄い」わりには定価は安くないなあ、と思いましたが、読んでみると滋味豊かな作品集で、嬉しく思いました。 (千葉県習志野市、小田正和)

自分も詩、エッセイみたいなものをいつも書いていますので、この訳文の簡潔さが参考になりました。トルストイの思想に一生護られてきたと思います。 (福井県、男性)

幼年時代、読み聴かされたロシアのお話――たぶん袋一平さんの訳だったとおもいます。なぜかとっても好きで何度も読み聞かされた覚えがあり、コーカサスには特別なあこがれというのか、イメージをもっていて、コーカサスにはいつか行きたいところでした。この本の最後が「コーカサスの虜」で、幼年時代の本の部屋に戻るような期待があり、それは見事に報われて、コーカサスの村の朝や犬の声、泥人形、時計の修理、山の中を逃げること、血が固まっていて周りがよく見えないとらわれのジーリンなど、すべてが生き生きとよみがえってきました。とてもいい日本語で堪能していますが、やはり持っていたいので(図書館からかりたのですが)注文します。夏休みの楽しい読書の一つとなりました。(東京都、女性)


プロコフィエフ短編集                                   このページのトップ↑
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庄司紗矢香さんのプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲をきき興味をもち調べたら小説も書いているので読んでみたいと思いました。跳びはねる音楽と同じものを感じました。(藤沢市から)

プロコフィエフが小説を書いていたことを初めて知った。音楽だけでなく、小説も一流。読みごたえがあり、買って良かった。「彷徨える塔」と「紫外線の気まぐれ」が好きです。「毒きのこのお話」も物語として完成されていて楽しめた。表紙のトー音記号が素敵。(兵庫県、女性)

『プロコフィエフ短編集』は素直で上質なユーモアがあってよかったです。一番おもしろかった「罪深い情熱」が未完だったのはとても残念でした。

私は稀にしか本を購入しませんが、作曲家プロコフィエフへの関心から買って読みました。今後の希望はクラシック音楽の原案となった文芸作品の翻訳刊行。(東京都、男性)


マリア                                   このページのトップ↑
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2~3年前にウクライナに行った時、この国の人々がどれほどシェフチェンコを敬愛してやまないかに感動しました。今年は生誕100年になっているのですね。『マリア』の訳者による略歴に彼が農奴から解放されアカデミーに入学を許され偉大な画家ブリュローフのもとで絵を学ぶことになると述べられていますが、『ロシア絵画の旅』(P.93~)にもくわしくめぐり会ったいきさつが書かれており、かのプーシキンも登場していて同時代の豪華絢爛たる人物交叉におどろいています。 (京都市、宮田祥子)

今年はシェフチェンコ生誕200年の年です。書店の棚を見ていたら1冊あり記念に求めました。  (北海道、女性)

ウクライナの広大な大地と、悠久の歴史が、このシェフチェンコのバックボーンになっていると感じました。これからウクライナ文学が日本でたくさん出版されますように。(徳島県、大北恭宏)

この本はマリアの生涯を簡潔に知ることができ、小学生から大人まで読める本だと思い、知人にプレゼントしようと思っています。(神奈川県、女性)


マチョーラとの別れ                                   このページのトップ↑
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私は若い頃、ダム建設にかかわりました。近年、憧れのシベリア鉄道を体験し、バイカル湖、そしてアンガラ湖を見て、なつかしかった――。エンディングがすらばしい。 (山形県、渡部宏)

魔女物語                                   このページのトップ↑
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景気さえ良くなりそうならそれでいいのかと言いたくなるような昨今の世の浮かれ方。ひねくれ屋なのか、私はそんな世の中の趨勢に乗り切れないでいます。そんな中、「上等な笑いが欲しい」と本書を手に取ってみました。「ああ、これだこれだ」と内心手を打ちながら、しみじみとした大人の笑いとフォークロアの持つ土地の力のようなものも一緒に堪能しました。面白かった! (北海道、女性)

ロシアの土着的な感覚や世界を垣間見ることができ、大変興味深かった。この作者の別の作品や、マリーナ・ツヴェターエワの詩やブルガーコフの他の作品など、出版される日が来るのを楽しみに待っています。 (神奈川県、女性)

待望のテッフィの『魔女物語』を買って、その日のうちに読了いたしました。冒頭から田辺佐保子さんの躍動的な独白体の訳文にひきこまれてしまいました。巻末の作者プロフィールによれば、最近ロシアでも次々と作品集が刊行され、新たな読者を得ているとのこと。喜ばしいです。 (岩手県、NK)


戦争は女の顔をしていない                                   このページのトップ↑
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男性しか出てこない戦記やミリタリー映画ばかりのなか、女性の目線で語られる第二次世界大戦はとても新鮮で、他の作品より身近に感じられた。 (京都府、女性)

すばらしい。日本のジャーナリストでここまで証言を集めた人はいるだろうか。(福岡県、男性)

歴史関連書の一角を、その時は期待もせずに歩いてました。平積みになっていたということは新刊。書名もそうですが、なぜか著者名にひっかかった。裏の略歴を見て納得。探して求めて、どこかでいつか遭遇する、埋もれていても必ず誰かが掘り出してくれる。……残虐な真似は日本兵のおはこではなかった。人類のこの習性、洗脳による判断停止と無造作な暴力。『ベルリン終戦日記』とは合わせ鏡のよう。ポリトコフスカヤと二人いるから、ロシア人(ベラルーシ人)を信頼できる。(山口県、男性)

戦争は男のすること、女性はただ待つこと、ただ祈ることというのを概ねの理念としているつもりでしたが、女性の従軍がこれほど苛酷で、トラウマであって、言語に絶することだったとは……。読後に泣いたのではなく、全編を通して涙腺が混濁し、閉塞感に苛まれた。(北海道、男性)

東欧圏の著者の本を始めて読み、タイトル及び内容に「興味」を覚えました。内容も想像通りでショックでした。ホロコースト問題などについて少し興味があり、読んでおりましたが、別の角度からの視点で戦争の悲惨さを改めて思い直しました。貴社の『死に魅入られた人びと』も注文してきました。62歳で戦後生まれですが、今もガザなどでの事が起きており、「ユダヤ」の人達がどうしてこのような惨事の当事者になっているのか理解に苦しむこともあります。 (北海道、男性)

第2次世界大戦の悲惨さを知りたかったので購読致しました。1945年10月頃、元満州国にてソ連軍の一部兵士の野蛮行為を見ているので。(東京都、男性)

リアリティだ。アントニー・ビーヴァーの著作に近い。ドキュメントだから、それ以上だ。ありがとう。複雑な国家、ソ連~ロシアの横顔がかいま見えた。(愛知県、男性)

血のしたたるような、すごくショッキングな独ソ戦争裏面史です。戦争下の女性の素顔が深くえぐり取られています。訳文はとてもよくこなれていて、翻訳とは思えぬほどなめらかで敬服しました。    (神奈川県、木村明生)

言葉では言い表せないほどの衝撃を受けました。教科書では絶対に教わらない歴史です。こんなに多くの女性が参戦していたとは、おどろきです。世界中の人に読んでほしいです。(千葉県、女性)

ソ連時代の戦争映画を見てソ連軍の前線がどんなだったかわかったつもりでいたらとんだまちがいだということがよくわかりました。女性たちが戦争によって負うことになった深いトラウマ、彼女たちは精神的障害者なのです。しかし外見上、健康体であれば、周囲はなかなか理解しません。(匿名メール)


レールモントフ 彗星の軌跡                                   このページのトップ↑
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ロシア語を学んでいた若い頃にレールモントフの詩と出会いました.。ロシアの友人が送ってくれた詩集が手元にあり、そこに文中のすべての詩を見いだしました。美しいロシア語を彼の心を噛みしめながら朗読してみました。店頭で私の目にとまった貴著をレールモントフからの贈り物と思い、大切に読ませていただきました。彼のなにもかもがよくわかりました。旅したピャチゴルスクの小さな家、彼の机、ヴェルジーリン家の客間、そして美しいカフカースの風景が目に浮びます。(京都府、中村佐和子)

ロシア文学鑑賞ハンドブック                                   このページのトップ↑
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このような素晴らしい本は是非多くのロシア語学習者の方々に手にとってもらうべき。次は故・米原万里さんの御著書で盛んに持上げられていた本『コーカサスの金色の雲』を読むつもりである。(神奈川県、男性)

原書で読むときの「あらすじは大体わかるが細かいニュアンスがつかみきれない」という不満を補って余りある本だと思います。個々の作品・作家に限定せず、ロシア文学全体を対象にしている点も、学習者として非常にありがたいです。 (大阪府、女性)

面白くて一気に読ませていただきました。辞書とか参考書では味わうことができない隠し味が潜んでいるかのようです。日本語索引が付されたら、さらにすばらしい資料になりそうです。このような本がどんどん出版されればと思っています。(東京都、石井桂)


ジャンナ                                   このページのトップ↑
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私は今、19、20世紀のロシアの演劇とあわせて西ヨーロッパの古典喜劇(シェークスピア、モリエールが中心)に強い関心を抱いています。モリエールの『人間ぎらい』と同じ意味ではありませんがシリアスでもコメディーでもあるといえる内容、ヒロインが良い意味で少女性を失わないひとでいることに感動しました。送ってもらった『群』の記事でこの芝居のことを知り読了しました。 (江戸川区より)

1997年に青年座公演で観劇しました。とてもよく書けた戯曲でしたので探しておりました。本当にすばらしい本であって、堀江氏の名訳ですね。もっともっとロシア演劇に関する本が出版されることを期待しております。 (大阪府、男性)


トラウマの果ての声                                   このページのトップ↑
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まだちょっとしか読んでいないですが、この本のように現在の外国文学の状況を紹介してくれる本は、異質な、未来の芸術を見ているようで、とてもワクワクします。またロシアの政治状況についても理解が深まる気がします。群像社さんのペレーヴィンの本の出版にはとても感謝しています!『チャパーエフと空虚』、半分まで読んでます。もっとアメリカのアヴァン・ポップ小説のような感じを予想していたのですが、ドラッグのトリップのような、映画のようなイメージの転換が多かったですね。まだ、カワバタやノブナガとか出てきませんが、シュワちゃんが出てきたのにはニヤリとさせられました。今、お金がないので買えませんが、ペレーヴィンは全部集めるつもりです。『ジェネレーションP』の出版も期待しています。 (福岡県、男性)

もっと早くこの本を読んでおけばもっと早くみんなに知らせられたのに、と残念。これだけ網羅的にポスト・ソヴィエトの文学を概観してくれる本ははじめてみました。もっと広く知られるべき本だと思います。大変親切に、わかりやすく、おもしろそうな本の紹介があるのは貴重です。 (東京都、女性)

現代ロシア文学というものが多様性に対してかなり寛容になっている現代でも、求めるレベルの高さがうかがえると感じます。原文で読んでみたいと思わせる作品の紹介もあり、筆者の文学に対する真摯な姿勢と批判には感心しました。オレーシャへの文学的愛好度の高さには意見が分かれると思いますが、全体として現代ロシア文学情勢を概観できる好著ではないでしょうか。    (埼玉県、男性)

現代ロシア文学の動向がコンパクトにまとまっていて読書案内としても役立つ。装丁が上品で感じがよい。  (北海道、男性)


現代ロシアの文芸復興                                   このページのトップ↑
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アンドレイ・クルコフの小説を読み、東欧文化・ロシア文化に興味を持ちました。ロシア文化初心者にも分かりやすく、しかし無知を自覚させられる本でした。百科事典スタイルも気に入りました。ロシアだけでなく旧ソ連共和国についての本もたくさん出してほしいです。ソ連崩壊前後の文化の変遷など、ガイドブック以上の知識が欲しいです。(静岡県・女性)

森のロシア野のロシア                                   このページのトップ↑
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この厚い本を途中からかなり早く読み進められたのは、少し前に『ロシアの自然誌』(プリーシヴィン)を読んでいたからだと思います。それが本書の中で抜粋してあったり説明してあったりするのがよかったです。「ベレンヂェーイ」という言葉はとても面白く引きつけられます。(長野県、女性)

広大なロシアの原野。すばらしい物語をたくさん読もうと思い、本書を手にしました。なつかしいプリーシヴィンやアルセーニエフに再び出会えました。(徳島県・男性)


お伽の国―日本                                   このページのトップ↑
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『トルストイ家の箱舟』につづいて、楽しみながら読みました。わずか2年の滞在ながら、よく日本人の生活やものの考え方など観察され、よい話ばかりでなく、「エタ」に及んだとき、よくぞ、と感心いたしました。例の女性は湯浅芳子さんでしょうか。宮本百合子さんはどうだったのでしょうか。日本の農民とトルストイ、あの時代に今より優れた知の働きがあったのかと、さまざま感動いたしました。 (東京都・女性)

現代の日本人が知らない日本がおもしろく描かれている。外ばかり見ていないで、内をしっかりみつめなければいけない。私も改めてちょっと古い近代日本を再勉強しよう、外国人から見た日本は特に面白い。   (埼玉県、男性)

おおらかで、好奇心に富み、率直で、ときには頑固なアレクサンドラの人柄が随所に現れているように思いました。彼女が新鮮な驚きをもって語る日本の印象や人々との交流はとてもおもしろいものです。(東京都・女性)

トルストイは青春時代のすべてでした。そのお嬢様が日本に2年間も滞在されていたとは……。あの頃の日本(私は生まれていませんが)を大文豪のお嬢様なので的確にとらえて書かれていると思います。あれから70年しか過ぎていないのに、この変りよう! つつましいなかに凛とした日本人の姿を見ました。(東京都・女性)


チャパーエフと空虚                                   このページのトップ↑
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こんなスケールの大きい物語ははじめてです。また再読せずにはいられない、そんな作品でした。装丁も気に入っています。  (神奈川県、男性)

装丁がすてき、雰囲気にピッタリ。『虫の生活』のおもしろさが忘れられず、ペレーヴィンを待ってましたが、これまで3冊あって訳者が3人とも違い、しかも一人は女性なのに、文体が、というか雰囲気が似ているのは、訳の質の高さを物語っているのか、ペレーヴィンの個性なのか。ムシャクシャした気分も、ロシアについての暗い気分も忘れます。(東京都・女性)

トゥルゲーネフ以来のロシア文学の伝統を引き継いだ作品と思います。  (大阪府、男性)

不謹慎な感想かもしれないが、「市街戦・アクション小説」として、ものすごく面白かった。ウォー・ゲーム好きな友人にもすすめてしまった。こういうロシア内戦テーマの本をもっと出してください。『ドクトル・ジバゴ』再刊とか。(川崎市・大森洋平)

カワバタさん・・・www。


ブルガーコフ 作家の運命                                   このページのトップ↑
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「ブルガーコフと共に飛翔しよう」のフレーズに感銘深いものがありました。大量の情報と、時代を越える作家の姿勢をよく伝えてくれたと思います。読み通すことが難しいかと思えましたが、後半は一気に進みました。訳も見事です。ただし229頁の「予言」は本来「預言」であると思います。この一点で少し力の抜ける思いがします。(大阪府・男性)

トルストイ家の箱舟                                   このページのトップ↑
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この本によってはじめて知った事実(内容)も多くあり、大変勉強になりました。特にブルガーコフの日記については、これまで存在は知っていたものの翻訳がなく貴重な資料となりました。構成もすばらしく、大変分かりやすく読み終えました。原書を読める人だけに書けるものだと思います。                (青森県、女性)

最初のページから「あとがき」まで、目を離すことがもったいないほど惹きつけられました。著者の豊かな感性にただただ驚き、言葉の美しさ、深い知識に何度も感動しました。(メール・女性)

日本人が書いたトルストイ論の中で出色の作品。ブレジネフ時代のモスクワ留学、米国人との結婚、民主主義ロシアでの生活、トルストイの子孫との出会い――これらの要素がこの作品をつくりあげており、いっきに読み上げた。 (富山県・男性)

「しんぶん赤旗」の読書案内で本書を知りました。たいへん魅力的な本で感動しています。私はたくさんの本を読んでいるわけではありませんので、口幅ったいことは言えませんが、偉大なる作家であれ、そうでない作家であれ、その人たちの生い立ちや家族をめぐる暮らしの側面を知ることで、作品への没入がちがってきます。遺された数々の格言、エピソードも生き生きと伝わってきます。トルストイがどれほど大きな影響力をもった思想家であったか。先日訪ねた信州穂高の碌山美術館で、萩原碌山が兄への手紙の中でトルストイの言葉に触れ、戦争に反対の気持ちを書き送っていたのを見て、本書とともに感動しました。 (東京都・女性)

世の中には良書とそうでない本があると教えてもらいました。帯の「…家を出たのか」を見て「えっ、トルストイってそうなの?」と一瞬感じて購入しました。何も少しも知らなかったのだ、知ったかぶりに嫌気がさしました。それで、あすなろ書房の『トルストイの散歩道』全5巻を読みました。身のひきしまる思いになりました。本書(『トルストイ家の箱舟』)で最もひびいたところは355頁の「実はそうではなく、所詮、信じたいようにしか信じないのだということを思い知らされたのである」です。思想も宗教もいろいろな派があって、それぞれタコツボにはいって「己こそが」と言っている(信じている)うちに、ますます時代がたいへんなところにはまりこんでいるようで、自分でもどう自分をうちたてるべきか思案しているとき、この一行に出会い、冷静になれました。ありがとうございます。


CDブック ロシアのクリスマス物語                                   このページのトップ↑
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亡命作家の本を読むことができてうれしいです。私がソ連(旧)を旅行した時には本国において店頭に並ばなかった本を、約20年たって手にすることができて、感慨深いものがあります。 (岩手県・女性)

クリスマス・プレゼントにぴったりのとても素敵な本ですね。五つのそれぞれの物語が五人のそれぞれの個性で語られると雰囲気の違いが際立って聞いていて楽しく心地良かったです。私も私なりに声を出して読みたくなりました。年齢のせいか横書きにはちょっと抵抗がありますが、この本の体裁には横書きなのでしょうね。 (匿住所・女性)

CDを聴きながら目で文を追っていると、よりリアルに本の中の世界が想像でき、とても良かったと思いました。(横浜市・男性)


結婚、結婚、結婚!                                   このページのトップ↑
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めずらしい作品で面白かったです。もっと読みたいと思いました。

「熊」は緊迫した決闘の準備から一転、幕切れのロマンチックがいいですね。「結婚申込」はゴーゴリの短編を思い起こさせる軽妙さですね。「結婚披露宴」はゴーゴリの『結婚』のようなニンマリとさせるドタバタ劇ではなくて、ニセ将軍によってハチャメチャになるドタバタユーモア劇で楽しむことができました。(兵庫県・男性)

方言訳にはびっくりしました。ぜひ九州で公演してほしいですね。(長崎県・男性)


それぞれの少女時代                                   このページのトップ↑
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ちょっとした隙間に読み始めたらやめられない。『ソーネチカ』でも不思議な女友達が出てきてこれがまた実に魅力的でしたが、今回もヴィクトリアという少女の不思議で愉快な魅力。よくぞこんな本を今だしてくれたよね、と感謝したいです。『ソーネチカ』でウリツカヤ・ファンになった人みんなに読んでもらいたいですね。本を読む楽しさを満喫しました。(東京都・女性)

ロシアのものはあまり好んでは読みませんが(主な原因は時代背景が暗いのと、名前がおぼえられないこと…)、これはとても面白く、一気に読みました。半世紀前の少女時代をこうも鮮やかに描いてみせるとは! 翻訳もすばらしいと思いました。(長野県・女性)

『ソーネチカ』と本書と、わずか2冊しか邦訳がないのは残念のきわみ。長編を読んでみたい。 (北海道・男性)

学のない私には、翻訳の難易度が高すぎて、一部解釈に苦しむ部分がありましたが、す~っと入って行ける作品に感激いたしました。半世紀前、ソ連に生まれ、ヴィクトリアとお付き合いがしたかったです。運動神経のない子供たちに読ませたい一品です。(横浜市・男性)


デルス・ウザラー                                   このページのトップ↑
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50年近く前、高校生の頃はじめて読んで以来、長谷川四郎訳、英語訳(ロシアの出版社のものだった)を読んで来ました。いつも極東のシベリアのことを夢想していました。今回の絵本、岡田訳、あらためて胸がおどりました。いつ読んでもしみじみとした気分でデルスーの最期を読了します。一部拙劣ですが、絵も雰囲気が出ていると感じました。 (盛岡市より)

3歳の孫にプレゼントするために購入しました。本が届いたその夜、寝る前に一気に読み聞かせをし、二人で大いに感銘を受けました。(翌日もせがまれました!)本好きの孫(男の子)は、デルスの言動の深い意味を的確に理解しているようで、驚くとともに、とてもうれしく思いました。幼い子どもの魂は、私たち文明に汚れた大人より、よりデルスに近いのでしょう。絵も素敵で、二人で見入ってしまいました。(京都府、女性)

戦後の日本人にとっては近くて未知なる地、極東ロシアの風土を伝えるすばらしい絵本です。特に文中に出てくる動植物の絵がいい。このことによって地誌学的な役割も果たす児童書となっています。いつの日か、この地を旅してみたいと思いました。(岩手県、長根勝之) 何ともすばらしい絵本です。大自然と動物が生き生きと描かれ、深く広がりがあります。何度でもくり返し楽しめる傑作です。スケールの大きい物語、そして繊細な描写は見る人を別乾坤に誘うでしょう。(東京都・男性)

たいへん興味深い本です。絵もすばらしい。図鑑とも思える正確な絵が描かれています。パヴリーシンはすばらしい作家ですね。(北海道・女性)

絵が素晴らしくて、極東の自然がよく伝わってきました。(東京都・男性)

パヴリーシンの精密な挿絵が良かったです。良書だと思います。(愛知県・男性)

絵がすごくいいですね。石の王国へは行くことができるのかな?滝もすばらしいです。現在も同じ姿なのでしょうか? (長野県・女性)

「デルス・ウザラー」は愛読書。このように映像化されたものに初めて接し感激です。(新潟県・男性)

読み、絵を楽しみ、感動しました。私は1924年にウラジオストクで生まれ、3歳のときからハルビンで、まわりは全部ロシア人の中で13歳まで育ちましたので、懐かしい思いもありました。年ですから現代のロシア文学はとても読めません。ただ絵本や子供向けのものがありましたら、お知らせください。(東京都・女性)

動物植物図鑑のような鮮やかさ。朗読したくなるような叙事詩。親子そろって語り合える良き教材です。(宮城県・男性)

2003年に札幌でパヴリーシンの絵を見て感動しましたが、絵本となったのはうれしい限りです。子供向けの訳文も感心しました。こういう短くまとめる訳はむつかしいものです。

今年のモスクワ映画祭で見た映画が、絵本になっているのを書店で見て、“びっくりでした!” ついつい嬉しくて手に手に取りました。良かったですよ! (埼玉県・女性)

1993年、シベリア墓参でハバロフスク、ビギンを訪ね、ナナイ人の手工芸品にもふれ、パヴリーシンの手工芸品を買って来たこともあって、旧知の友人に会ったように、なつかしく感じました。(神奈川県・女性)

小説も読み、とてもすてきでしたが、絵本にもまた魅了されました。宝物の本となりました。  (福島県、女性)


オデッサ物語                                   このページのトップ↑
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ロシア文学についてはドストエフスキー、マヤコフスキー、ゴーゴリ、チェーホフ、アクーニンを少々かじった程度。現在は貴社の出版物の導きで読書範囲がぐっと広がり深まった気がします。多読だけがとりえのズブシロウトの高齢者なりに、よき支えを頂戴していると思っています。(西宮市から)

読みやすい活字で、携帯できるサイズ。車中での読書にはありがたい。(愛知県、男性)

いまどきバーベリの本がよめるなんて信じられない。古本屋でしか手に入らないとばっかし思っていた。トルストイやドストエフスキイ、ゴーゴリ、プーシキンらの作品はもう紹介しないでもいいと思う。それより、アクショーノフとかエフレーモフとかベリャーエフとかの作品をどうか出してほしい。隠れたロシアの作家、作品をどうか紹介してください。(愛知県・男性)


みにくい白鳥                                   このページのトップ↑
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ソヴィエト体制下のなかでのSF・ミュータント(新人類)ものという感じでしょうか。ミュータントSFはいままでにいろいろな国のもので読んでいましたが、ありがちな旧人類 対 新人類のスペクタクルでもなく、かといって哲学的になりすぎてもいません。主人公の行動が西洋SF慣れした私にはとても新鮮で、同作者作品のなかでも特に考えさせられる部分も多い作品でした。 (奈良県・女性)

月曜日は土曜日に始まる                                   このページのトップ↑
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これは本当にソヴィエト時代作品?!というほどに笑いどころ山盛りの楽しい作品でした。ロシア・ソヴィエト小説=暗い、長い、政治的というイメージを持ってしまっている方には特に読んでもらう必要がありますね。また、常人の主人公が魔法の怪しい研究所に新入りする…というのが、かの大ヒット作品「ハリー・ポッター」に似ていますが、私的には本書のほうが文章、プロットその他すべてにおいて上です!! 海の向こうではベストセラーとのことですが、何故日本ではベストセラーにならないのか悩んでいます。(奈良県・女性)

故・米原さんの推薦もあって読みました。ロシアアヴァンギャルドの未翻訳ものもお願いします。ブブノワ関係以来久しぶりに買いました。


滅びの都                                   このページのトップ↑
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この作者の作品は初めてだったので、どうかなと思いましたが「当たり」でした! ソ連時代の特有名称にきちんとした訳注がついており、心配していた難解さもありませんでした。ロシア文学は現代のものはもちろん、プーシキン等も実は出版しているところは「ほとんど無い!」という現状のなかで群像社さんはとてもありがたい存在です。これからも良い作品をよろしくお願いします。(奈良県・女性)

地獄から来た青年                                   このページのトップ↑
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やっぱりストルガツキイの哀愁あふれる世界観はいいですね。ほかの22世紀物もぜひ御社で復刊を!!  (東京都・男性)

現代ウクライナ短編集                                   このページのトップ↑
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日本でウクライナの小説が読めるのは貴重なことと思います。できればバルト三国やベラルーシやグルジアの小説の翻訳が読みたく思います。ところで出版目録をいただけないでしょうか。近くの書店に貴社の本がありませんので。 (東京都、S.A)

昔から憧れていたウクライナの土地に根差した文化や人々の生活に触れることは何よりの生き甲斐になっております。幸せを求めることはどこの人々にも共通していることだと思います。(高知県、男性)

図書館で見つけて、すっかり気に入ってしまい、書店にて購入しました。もともとロシア~旧ソ連圏の小説が好きで、何か新しいものを探していたところだったので、とても良い一冊となりました。『チャパーエフと空虚』も面白かった。次は『コーカサスの金色の雲』を読むつもりです。(岩手県、女性)

表紙のオレンジ色にひかれて衝動買いしました。1ページ目を開いて、気がつくと最終ページになっていた感じです。頭の中の鐘をハンマーでなぐられた思いです。(北海道・男性)

現在ウクライナで活躍されている作家の短編が多数集められた本と聞き、とても期待して楽しみにしていました。「トンボ」がよかった。他の作品も、どれも暗くわびしく、なんともよかった。(千葉県、女性)

皮肉なユーモアを込めた「新しいストッキング」と、大飢饉の時代を取り上げた一女性を巡る転生の物語「天空の神秘の彼方で」は、特に印象に残っています。これまであまり知る機会のなかったウクライナに、興味が沸きました。国内ではウクライナ関連の報道・新聞記事は少ないので、文学を通じてこの国をもっと知ることができればと思います。 (東京都・女性)

ウクライナが歩んできた近代史を感じました。昨年はウクライナに行きました、また行きたくなりました。(千葉県・男性)

どの作品も読みやすくきれいな文章で訳されていて、すっと作品の中に入って読むことができました。私は特に家族の問題を扱ったものに興味が惹かれました。この短編集は現代ウクライナの人びとの現実に触れさせてくれる優れた本だと思います。 (東京都・女性)

まだ読み始めたばかりですが、とても新鮮です(ウクライナの小説は初めてです)。詩人の荒川洋治さんがすすめるだけあって面白いです。(青森県、女性)


死に魅入られた人びと                                   このページのトップ↑
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これで3冊目ですがアレクシエーヴィチのスタンスは本当にすばらしい。凡人なら著者としてもっと出しゃばった本にするだろう。(福岡県、男性)

グローバル化が進んで地球がとても狭くなったように感じるけども、広く浅くにしか世界を捉えられなくなっているような危うさも覚えます。大きな出来事の始まりと結果は知ることができても、その影響下にいるはずの市井の人々の声は聞こえてこない。けれども本書を通して、そんな名もない人々の過酷で悲しい“声”を聞くことができ胸がいっぱいになりました。国は国民のためにあるのか、国のために国民はいるのか、しみじみ考えさせられました。             (北海道・女性)

全面的に寄りかかっていた巨大国家の崩壊に絶望したソビエト国民の死への願望が赤裸々に描かれている。大日本帝国が消滅したときの日本人のあり様と比較して考えてみたい。体験者として。(神奈川県、木村明生)


春の奔流                                   このページのトップ↑
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 30余年前に読み、今も時々読みなおしている『静かなドン』といい、コーカサスといい、ロシアには固有の文化を誇る地方が存在していることを知り、ロシア人の心には測りしれないものがある――おどろきです。このウラルも同じ。ユーラシア大陸そのものですね。(大阪府・男性)

『春の奔流』を読みました。最初から最後まで退屈することなく、艀で川を下り始めてからは映画を観ているような迫力でした。久々におもしろい本に出会い、感動しました。映画化すれば、もっと多くの人がたのしめると思います。訳者の翻訳もなかなかです。次の作品を楽しみにしております。(栃木県・女性)


ブーニン作品集                                   このページのトップ↑
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「たゆたう春」「夜」、この味わい深い文章を原語で読めたらどんなにいいだろうと、つくづく思いました。いま3巻を読んでいます。今後がとても楽しみです。(東京都・女性)

装丁に品があり、気に入りました。訳もこなれており、読みやすい。(愛知県・男性)

先週の日経新聞に取り上げられており読み始めました。大切にしたい本です。

ロシアの共産党革命について危うく日本もそうなりそうな時代に新制高校・大学生となりましたので、「呪われた日々」など、その時代を生きた作家の文章は非常によく理解できました。ドクトル・ジバゴやトルストイの小説からも勉強できましたので、政治史からではなくて、小説家から私どもはその時代を知ることができますので、たいへんよい本でした。また、女性による訳、解説など素晴らしくよくできていると感嘆しています。ありがとうございました。(滋賀県・女性)

昔のツルゲーネフやゴーゴリの世界に触れたようで嬉しかったです。(広島県・男性)

ベストワンは「夜」でした。「日射病」「暗い並木道」「パリで」には共通した良さがありました。「ナタリー」は期待はずれでした。(兵庫県・男性)

若い時、こうした文学書を数々読んで感じた、決して幸せになることのない恋愛への不安を思い出しました。(東京都・女性)

「たゆたう春」に、終ってしまったもの、はじまってしまったもの、滅びたもの、そこにあるという美しさを、強く感じました。「夜」には、ひきこまれて何度か読みました。常日頃、またはふとした瞬間、星や空や風や蝶に感じる感覚を言葉にして表現されたという驚き。雨の匂いの美しさを人に伝えたくても伝えられないもどかしさを、解きほぐされたように感じました。(岐阜県・男性)

チェーホフの庭                   このページのトップ↑
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たいへん面白く読みました。今後もこのような書物が出版されるのを待っています。(京都府、女性)

装丁もさることながら、個性的な内容とみずみずしさに感動しました。知らず知らずチェーホフの屋敷に入り込んでしまったような錯覚がするほど自然ですね。モスクワ市を中心にビジネスの商圏がひろがって、小林さんの訪れたクールスクやオリョール、セールプホフには視察をかねて時々ドライブしてます。今度訪れたらきっと小林さんの本を懐かしく、身近に思い浮かべることだろうと思います。(東京都・女性)

きめの細やかな穏やかな文章。チェーホフをよく知らない人でもロシアに魅了される一冊だと思います。(和歌山県、女性)

マールイ劇場の『三人姉妹』のとき、劇場ロビーでこの本と出会い、購入しました。小林さんのダーチャ(別荘)にはロシアで購入された植物が季節によって咲き乱れている由。貴社のHP(リンク)で花々を拝見しています。チェーホフの読み方も、この本によって奥行きが広がります。(埼玉県・女性)

装丁が美しい。感情的にならず淡々と書き上げているので好感が持てるし、押しつけがましくなく読みやすい。(東京都・女性)

とても楽しく読みました。著者の楽しさが伝わってくる愛情のこもった本づくりが装丁その他に感じられます。ガーデニングが趣味である人たち、チェーホフと世の無常を土いじりでいやしている人たちに、ぜひ読んでいただきたい。(東京都・女性)

チェーホフ学の副読本、ますます当時の露西亜への好ましさがつのる。まだ半分しか目を通していないが、おいしいものをチビチビかじる楽しみあふれる本。(埼玉県・男性)

「目から鱗」チェーホフ大好きを自認していましたが、チェーホフに1歩も2歩も近づけて、感謝、感謝。あらためて早々に全作品を読みなおしです。すばらしい本に出会えました。 (神奈川県・Y.T)

小林清美さんの文章が好きなのです。 (長野県・男性)

本造りが美しい、判型がよい、ステキです。作家をめぐる料理(食卓)とか庭とかの本を蒐めています。静岡の演劇祭でロシアを毎年見ます。(静岡県・女性)

大学でロシア語をかじったため、ロシア文学へ興味を持ちました。しかしまだ日本におけるロシア文化理解のための書物は少ないと日頃から実感しています。そのなかで、本書はチェーホフと植物のかかわりから、ロシア文化を楽しませてくれる良書と感じました。   (宮城県・女性)

ブブノワさんというひと                   このページのトップ↑
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本当にすばらしい本でした。芸術というものについても、日本美術に関しても、理解を深めさせてもらったのです。コジェーヴニコワさんと(訳者の)三浦みどりさんにとても感謝しています。(東京都・T.N)

ロシア詩鑑賞ハンドブック                   このページのトップ↑
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良いハンドブックでであり、ロシア詩の技法のかなりのことが理解できた。すばらしい労作です。

声楽家としてロシア歌曲を勉強する以上、より深く客観的に詩について学べる本を探していました。TV(テレビ・ロシア語会話の)テキストの広告で見つけ、大変喜んでいます。どれだけ理解できるか心配ですが、是非読破したいです。(ロシアの)風習や民俗文化についての本も今後是非出版してください。 (愛知県・女性)

日本語解説による「ロシア詩」鑑賞は類書が無く、時機を得た出版であります。(東京都・男性)

願望機                   このページのトップ↑
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通常では市場に出回りにくいものを出版していただき大変ありがたい。タルコフスキイのシナリオ集、アルセーニイ・タルコフスキイの詩集、チュッチェフ詩集の出版を希望します。  (東京都・男性)

落日礼讃                                   このページのトップ↑
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カザケーヴィチさんの文章にしびれました。他に著書がありましたらお教え下さい。

久々に夢中になって読める本に出会いました。ロシア文化について論文を書いている私にとってロシアの深遠を教えてくれる本です。この本を読むのと読まないのとでは、私の人生観に大きな違いが与えられるのは必須です。(和歌山県、女性)

この詩情豊かな連作エッセイをロシア語の原文でも味わってみたいと思いました。ロシア語版も刊行していただければ誠にうれしく存じます。(兵庫県・女性)

とりかかり少し集中を必要としましたが、流れに慣れてくるにつれ、見たことのないロシアの四季の風景が浮んできて引きこまれていきました。粗野な乳母の姿は、昔の日本の田舎にも確かに存在していたなァと思います。(東京都・男性)


ペテルブルグ物語                                   このページのトップ↑
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挿し絵が良いし、はさみ方もうまくいっています。古典作品のすばらしさ、魅力が強調されて新しい文章で蘇るのはよいと思います。(岐阜県・男性)

NHKのロシア語ラジオ講座で現在ゴーゴリの『鼻』をとりあげていて、それを含むペテルブルグの雰囲気のする小説を読みたかったので、この本はとてもコンパクトでよかったです。 (広島県、男性)

挿画入りのため購入しました。(石川県・男性)

他社の翻訳でも読んだものだったが、こちらの翻訳では読みやすさももちろん、何より珍しいナタン・アリトマンの挿画がうれしい。またペテルブルグ、特にネフスキイ大通り周辺地図もあり、同時代の作品理解の助けにもなってくれた。(奈良県・女性)

内容は岩波文庫で読めるが、ファンタスティックな挿絵入りの本書で読んだ場合、その印象はゴーゴリの作品にピタリで、以前の印象は忘却していたが、この度のそれは間違い無くあの世に持っていける。(埼玉県・男性)

この版型は大変気に入っています。車中でもベッドの中でも軽くて読みやすい(文庫版でないのがまた宜しい)。ゴーゴリの残余の短編(『ディカーニカ』も)イラスト入りの新訳で出していただけたらスバラシイことになります。ゴーゴリの「短編全集」が出来上がります!(東京都・男性)

新しい訳でゴーゴリが読めて感激です。ぜひ他の作品も新訳で出版してください。たとえば『ディカーニカ近郷夜話』など、希望します。(福井県・男性)

ペテルブルグへ行ってきました。「鼻」「外套」は岩波文庫で読んでおりましたが、「ネフスキイ大通り」を読みたいと思い買いました。他にも読みたい本がありますので近くの書店に注文する予定です。(千葉県・女性)

船木さんのみごとな新訳によって、ゴーゴリが新しく甦りました。さっそく同氏訳の『検察官』を購入申し込みます。(宮城県・男性)


沈黙と夢                                   このページのトップ↑
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国や社会に反抗する生き方と、その中で迎合し泳ぎぬく生き方、あらためてロシア文学とその伝統の強さを知りました。これと比べながら、わが国の文学や社会、国の姿を、過去・現在・未来へと見直す大切さを感じました。社会に対するマスコミの方々の不勉強ぶりが強く印象づけられます。(大阪府・男性)

私人                                   このページのトップ↑
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昨年ロシアに旅行しロシア文学に興味を持ちました。本書のような万人向けではなくても貴重な資料を出版してくださり、ありがとうございます。(さいたま市から)

荒川洋治著『黙読の山』(みすず書房)の「砲弾」に『私人』はブロツキイがどのような考えをもつ詩人であるかをあざやかに伝える。詩はもし翻訳されたとしても、外国の人に伝わらないものだ、だから詩人の「考え」がわかることのほうが詩の理解をこえる理解をもたらすことがある。……の文章を読んで『私人』を読んでみたくなり購入しました。買って良かったです。これからも良い本の出版を楽しみにしています。 (岩手県、男性)

すばらしい!! 「言語に使われるのが詩人。」言語は、詩人がこの世から去っていっても、そこにあります。なのだから、このように、ブロツキイの「言葉」を読む事が出来るのです。ありがたき事。            (東京都、古軸 泉)

2、3か月前から突然、ロシア語を(ラジオ講座)で学習し始め、少しずつロシアについて興味が湧いてきた者です。ネットサーフィンしている中、この世界的な詩人を恥ずかしながら今頃知りました。詩はまだ読んでいませんが、amazon上で評価の高いコメントに惹かれ、購入した次第です。昨日すぐ読んでみました。繰り返し読むに値する優れた本に出会えて得した気分です。訳者の解説、注釈も私のようなものには必須でしかも上質だと思いました。具体的にどの辺りが印象に残っているかは、まだ言えないです。犬の耳の折り目をつけるとすれば全てのページだと思います。言葉の大切さ、危うさ、心の裡を言葉へと紡ぎ出すには、感性があってもそれなりの能力がないととても難しいと考えています。詩集も読んでみたいと思います。でも優れた翻訳でなくては、原文から受ける印象、感動は保証されないような気がします。ロシア語を学習していく中で、ロシア関係の著作にも少しずつ触れていきたい、その気持ちを新たにしてくれた書物でした。   (奈良県、女性)

内容もさることながら装丁もすばらしく、一冊の本として大変気に入っております。こういった手元に大事にとっておきたくなる本を出版者様には今後もつくって頂ければと思います。(東京都、小林大悟)

内容がとても充実していて、勉強になりました。また本の装丁も好感がもてました。 (茨城県、男性)

ヨシフ・ブロツキーの詩集が読みたいのですが、翻訳詩集をもっと出版していただけないでしょうか。ブロツキーはじめ、東欧の優れた詩人の翻訳詩集を沢山紹介して欲しいと願っています。 (神奈川県、男性)

言葉ひとつひとつに重みがあり、後世に残してゆくべき言葉の数々がつまった一冊であった。社会という名の多数派が猛威をふるっているのは今も同じであり、ブロツキイという人物がもう亡き人であることはとても残念だ。同時に考えたことは「学校」という空間はどう意味をなすのかということだ。今のままでは「言語」に対する認識は低くなってゆく一方であり、「学ぶ」ということの意味、人間として生きることの意味さえも考えなくなってしまうのではないか。良い刺激を受けた感動の一冊だった。(千葉県・女性)

打ちのめされた! 「個」(インディヴィジュアル)に目覚めた者の力強さと崇高さ、それらがほとばしる言葉の内に輝きを添えている。夜空にまたたく星のように。(青森県・男性)

文庫判という小さな判に宝石のように納めたブロツキイの講演。御社の文学への、またその出版の志の高さが伝わってくる本作りだと思います。沼野充義氏との共同作業なのでしょうが、訳文にブロツキイの生きる姿勢がよく出ていて、共振をもってつい声に出して読んでしまいました。よい本をありがとうございました。   (福島県・男性)

NHK「ラジオ深夜便」で紹介された『私人』を買い求めました。内容・訳・装丁ともに魅力的な本でした。『大理石』『ローマ悲歌』は難解で私には手に余るものでしたが、この本は何度も繰り返し読み、知人にも2冊送りました。評判も良かったです。(神奈川県・女性)

詩人と私人とが、この世界の、ロシアに生まれていくことを、日本語の言葉で読むことにふるえます。(神奈川県・女性)

日経新聞で三國連太郎氏が紹介していたので購入した。興味深く読んだ。(千葉県・大倉)

出版はたいへん苦しい時代ですが、楽しみにしていますので、がんばってください。(奈良県・男性)

いくつも、あらたに気づかされることがありました。(埼玉県・女性)

約10年前、この作者の「WATERMARK」を読んでいました。荒川洋治さんの紹介で『私人』を手しました。立ったまま読み終えた小さいけれど実に重い本。肉声(ロシア語が聴きとれるはずもないのですが)が響いてくるような名訳だと思います。詩人が母国語を捨てられるはずはない。ロシア語(訳)の詩集が読みたい。夢でしょうか。   (東京都・M.K)


マンデリシュターム読本                                   このページのトップ↑
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マンデリシュタームの詩の適切な解説。小説、評論なども訳されていて、あらゆる面からマンデリシュタームの全貌をとらえることができ、手引書としてすぐれた本だと思いました。(東京都足立区、S・K)

2回読みました。最初に読み終わったときは時の流れ(マンデリシュタームの人生)を感じ、目の前の空間がグニャリとゆがんで音を立てて崩れ落ちてきたような感覚をあじわいました。マンデリシュタームの言葉が心に響きます。こうした読本の形式は良いと思います。時代の熱気、冷気、人生を感じます。(岐阜県・男性)

比類なき美の水迷宮ペテルブルグに生きるとは、美を享受する代わりに鍵穴から忍び入る禁断の寒さに侵食される疫を身に引き受けうることだ。ブロツキイへと引き継がれる妖しい「街と人との取引き」を「エジプト・マーク」に感じる。「ダンテについての会話」で初めて『神曲』は絵画であり、音楽であり、数式で化学だと会得。目からうろこだ。詩はこうも読めるのか。一気に読まされた。本との僥倖に感謝。(大阪府・女性)

言葉を発することの重さをこれほど見事に示した生涯は少ない。著者はその日々(にちにち)の明暗を丹念に刻み出し胸に迫る。しかし詩人は作品をもって時代を超えるのだ。「ダンテ論」がその証明である。(沖縄県・男性)

ロシア詩(マンデリシュタームやパステルナーク)の語法とランボーの感性と語法の比較論にアプローチできる。(京都府・男性)

マンデリシュタームの詩作品そのものを中心に論ぜられている点に好感を持ちました。巻末の詩索引が便利。(東京都・女性)


青銅の騎士                                           このページのトップ↑
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まず、世にも名高いプーシキンの作品を出版してくれたこと、それ自体に感謝をします。表紙絵、紙質、原文の挿入など、微に入り細を穿つ編集も、大変うれしく感じられました。四、五十年前に比べて簡粗な現代での需要は減ってきているかもしれませんが、それでも求めている人はいます。頑張ってください。       (大分県、男性)

古典作家のイメージばかりで捉えていたプーシキンの意外にモダンな一面に触れえたことが今回の収穫です。私は大学院で北欧文学を専攻しておりますが、今後ロシアのみならず北欧・東欧の未紹介作品の翻訳なども出版される機があればと期待しております。(大阪府、O・Y)

『青銅の騎士』所収の「モーツアルトとサリエーリ」はオペラとずいぶん印象が違ってびっくりしました。時間の経ちかたに違いがあるのでしょうか。文字で読むと、あっという間に読み終わってしまうんだけど、その分印象が鮮やかなような気がします。(大阪府・男性)

「青銅の騎士」がすばらしいです。霊感の“通いなれたゆくさき”の北の“愁いのはだか島”に、“筆になじんだエヴゲーニー”を、ほのかななぐさめとともに葬った詩人。余韻が深く心に残ります。唯一無二の美しい遺書だと思いました。“雲のかなたの自由な高み”に至る芸術を素直に伝える慎ましい訳出もうれしく、郡先生の訳で他のプーシキンの作品も読みたいです。       (東京都・女性)

書店で何気なく手にとり、最初のページを開いてサリエーリの科白を読み出すと、すぐに美しい日本語に引き込まれてしまい、早く全部読みたいと思いました。プーシキンに興味があります。

短編集の形で、とてもすんなりプーシキンの世界に入って行けました。日本で有名なドストエフスキイがあのように絶賛し、ロシアの詩聖とまでいわれるプーシキンの日本語訳出版の少なさに正直落胆していましたが、貴社の本のおかげでやっと出会えました! (奈良県・女性)

字の大きさがちょうどよく読みやすかった。訳文もふざけてなくて良かった。プーシキンはあまり好きではなかったけれど、少し好きになった。(愛知県・男性)

コンパクトでよみやすい。美しい。ドストエフスキイの『未成年』、ゴーゴリの『死せる魂』のコンパクト版希望。今後も期待しています。 (兵庫県・男性)


アフマートヴァ詩集                                           このページのトップ↑
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壮絶な人生を送った彼女の詩はとても美しく、何度も読んでしまうのでした。また、読むたびに違う捉え方ができおもしろいと思いました。ストレートに書くのではなく、何か人や物に例えて表すので、より悲しみが増したり儚さが伝わってくる詩集でした。        (大阪府、女性)

白銀時代のロシアの世界がうかがえて良かった。「レクイエム」を原文対照で、時代背景が分かる注釈つきで出してほしい。トロツキーの「亡命日記」に引用されているアヴァクーム神父の「自伝」の注釈つき全訳版が読んでみたい。(東京都、男性)

「主の年1921年」は悲劇が次々と襲った年の作品。それでも未来に希望をみようとする詩人はすごい。大作「レクイエム」を今こそ読みたい。ご尽力下さい。訳者の方々のご努力に厚く感謝。 (千葉県、中野雄二郎)

2011年1月にロシア旅行を家内とするため、約6ヶ月前からロシア人に「ロシア語とロシア文学」について個人レッスンを受けました。その中で、サンクト・ペテルブルグにゴーゴリ、ツルゲーネフ、アフマートヴァが作品上も素晴らしい文学を残していることが分かり、旅行前から読み始めました。ラッキーにもネフスキイ大通りで自由時間がとれたので、家内とアフマートヴァ記念館に行きました。館長の話では「日本人ではじめての観光客」だと言っていました。今後「レクイエム」の訳を読みたい。       (東京都、男性)

本はすばらしかったし、またその出版という事実が嬉しい。マンデリシュタームも購入させていただきました。かくなるうえは、是非、ツヴェターエワ、マヤコフスキイの詩集をお願いします。特にツヴェターエワ。待ち望んでいる人はたくさんいます。(東京都・男性)


かもめ                                           このページのトップ↑
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台詞はもとより、ト書きに至るまで瑞々しく現代に再現されたロシア演劇の真髄を堪能いたしました。新設校の高校で図書室を担当しております。ロシア文学の蔵書があまりに貧困です。ロシア名作ライブラリーは必備と考えています。  (岩手県・男性)

この芝居を是非見たくなりました。これからもチェーホフの作品をたくさん紹介してください。ロシア演劇ガイドブックと題する本を希望しています。(長崎県、男性)

若かりしころ、「かもめ」はチェーホフの戯曲の中で一番好きで、翻訳で読み、ロシア語で読み、ロシア語テープで何回も聴き、舞台もいくつか見ました。何十年かぶりに、その大好きな「かもめ」を堀江さんの新訳で読ませていただいて、「これだ!」と思いましたね。柔らかく、流れが美しく、特に第一幕と第二幕のコースチャとトリゴーリンの長台詞には読み惚れました。コースチャが猟銃を口にくわえて自殺、なんていう妄想が頭をよぎり、ミローノフのコースチャに「僕は、かもめ」なんて言われようものなら、私は確実に「追っかけ」になります。それにしても、堀江さんがロシアの芝居を語るときには周りの空気が踊っているようですね。(千葉県・女性)

訳の言葉が生きていると思いました。他のチェーホフ作品の訳も期待しています。(兵庫県・女性)

とってもすばらしい新訳です。巻末の「ヤー・チャイカ」の訳者の見解も示唆に富んでいると思います。文字の大きい本シリーズは、老眼にやさしい。本ライブラリーの充実を期待します。(東京都・O.S)

ユーゴザーパド劇場の公演の際に買いました。訳がよかったです。観劇の感動を深めてくれました。(埼玉県・女性)


ロシアを友に                                           このページのトップ↑
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十年くらい前まで『ソヴェート文学』をよく読み、宮澤さんの翻訳にも接していました。今回はじめて宮澤さんの文章を読み、たいへん感動しました。大切なことは「人間への愛情」、そんなメッセージが心にひびく本でした。ありがとうございました。

ロシア演劇のことが大変勉強になりました。特にチェーホフの芝居をまったく知らなかった私には、「チェーホフの戯曲は悲劇だよ」というエーフロスの結論にはびっくりしました。(神奈川県・男性)


結 婚                                                このページのトップ↑
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たいへん読みやすい訳で、すらすら読めました。なお、巻末の上演史に中国での上演が落ちています。1940年6月、延安・魯迅芸術学院で上演されています。知識人には好評だが農民には不評で、毛沢東が「文芸講和」を発表するきっかけの一つになったとされる、中国現代演劇史では有名な上演です。  (大阪府、男性)

すばらしい訳本。演技や舞台上演を基本的にとらえ、しかも原作のみならず訳者の一貫した姿勢もつらぬいたみごとなこの訳はいろいろな意味でスタンダードとなるだろう。簡素な装本もうつくしい。(東京都品川区、男性)

常人が翻訳者の訳注なしにスラスラと戯曲を楽しめる画期的な翻訳。読者は独自の演出で、この初めて目にした脚本で「結婚」劇を楽しめる。(埼玉県・男性)

今回ポクロフカ劇場の『結婚』を観るにあたって原作の訳書をさがしたのですが、各社文庫にもなく図書館でロシア文学全集を探してもなかったところ、劇場で販売していた本書を見つけました。観る前に読むことはできませんでしたが今後もこういった手に入りにくいものの訳書の出版をお願いします。(東京都、女性)

登場人物名の訳がおもしろい。チェーホフ全集を出してください。(石川県、男性)

訳注に頼らない訳、快訳・怪訳と申すべく、まことに面白くたのしみました。人名の翻訳、さぞ苦労されたことと思います。(東京都、男性)


検察官                                                このページのトップ↑
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船木さんの訳文、読みやすく、楽しく読むことができました。19世紀のロシア社会に思いを馳せながら、その時代に生きた庶民のことも考えてみると、いろいろなことが見えてくるように感じられました。ただ、「教育委員長」は従来通りの「視学官」の方がピンとくるように思います。(北海道・M.K.)

ロシア文学に興味も知識も持っていないお笑い好きの友人に読んでもらったら、「大笑いして読んだ。特に『結婚』のラストと『検察官』の手紙を読む場面はすごい。」という感想が返ってきました。百何十年前の作品が今のお笑いファンを大笑いさせる力を持っているということには驚かされますが、これには訳のすばらしさも大いに与っていると思います。続編が待ち遠しいです。(大阪府・男性)

ドストエフスキイの小説の中でもよく引用される『検察官』をぜひ読んでおきたかったのに、意外にも(!)本屋には並んでいない…ネット書店のサーチでやっと貴社の本を入手、読むことができました。こんなに有名なのになぜかあまり出版されていない本。やっと読めてよかったです。(奈良県・女性)


リス                                                  このページのトップ↑
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『越境する世界文学』(「別冊文藝」)にてアナトーリイ・キムを知りました。文学の世界ですでに「クレオール化」という考えがとなえられている現在、現実の世界を見るうえで作家・芸術家の視線の重要さを再確認しました。〈語り〉により聴き手(読み手)である私は想像力をはたらかし、宇宙から内面の奥深い闇まで広い空間を体験できたと思います。彼の作品がたくさん翻訳されることを願います。

毎日新聞の書評でこの本を知りました。今までロシア文学ではゴーゴリやドストエフスキー等のいわゆる古典といわれるものしか読んだことがなかったのですが、この本の諷刺なのかただのナンセンスなのかよくわからない、まるでカフカの短編のような雰囲気はとても心地よかったです。(仙台市、O・S)


時は夜                                                   このページのトップ↑
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NHKロシア語講座のとき沼野先生が話してましたので買ってみました。女性らしいこまかい描写が出ていると思います。現代作家の作品ははじめてですが、今後紹介してくれればと思います。(函館市、F・K)

虫の生活                                             このページのトップ↑
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他では読めない作家の特異な世界が楽しめました。(東京都、男性)

日本ではまだまだロシアといえば"トルストイ""ドストエフスキイ"というイメージが強いですが、時代の古い新しいを問わず、ロシアにはまだ知られていないようなすぐれた文学、素晴らしい文化が沢山ありますね。これからもどんどんロシアを日本に紹介してください。ささやかながら応援しています。(札幌市・女性)

久しぶりにロシアの現代文学を読んで感動いたしました。やっぱりロシア文学はいいなあ。『願望機』など、また書店に注文します。ソ連崩壊後のロシアにはまだ一回も出かけていないので、機会をつくりたいと思っています。 (岩手県、NK)


ロシアのクリスマス物語                          このページのトップ↑
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ナボコフのファンなので、彼の名に惹かれて求めました。すばらしいすばらしい本でした。訳者のセンスが光る、永久に忘れられない贈り物の一冊になりました。「うすのろ」や「父と娘の新年の祝日」「真珠のネックレス」に人生の味をかみしめます。田辺佐保子さん、ありがとう! 各作品の題扉の裏にあるポスター、クリスマスカード、ビリビン画、ベヌア画がそれぞれのお話の内容にふさわしい。小ぶりなので持っても疲れない本です。クリスマスのプレゼントには最適!(兵庫県・女性)

完訳エヴゲーニイ・オネーギン                                   このページのトップ↑
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装丁が良い(これもけっこう大事)、物語が良い、訳文(韻文)が良い。絢爛たるロシア、ヨーロッパ。19世紀の文学の世界を、またその香りを感じることができる。一度読了すれば、あとはどこを読んでも、どこから読んでも、楽しい。だから時間がわずかしかないときは拾い読みをしている。(岐阜・男性)

訳もいいが、くわしい註はこの著書の歴史的、地理的位置を明確にし、躍動させ、一大史劇を見ている観がある。(埼玉県 男性)

ロシア語の専門家ではありませんが、居住地の北海道はロシアが一番近い外国です。そんなことからロシアの言語文化の「ど素人」の愛好者を自認しています。友人の老人は「ロシア文学はロシア語で読んでみないと韻文の美しさが伝わってこない」と私たち仲間に言います。この小澤先生の本で、日本語で接近できたとうれしくなっています。(北海道・男性)

図書館で見て、手元に置きたいと思い、書店に注文して二週間もかかって手元に。きっかけは映画『オネーギンの恋文』を観て、よくできた映画だけど、ただの恋愛ものじゃあるまいと読んでみた。全集等の訳より、この本が一番です。注も下にあるので読みやすい。映画のおかげでプーシキンと出会い、感謝です。(北海道、女性)


ボタン穴から見た戦争                                      このページのトップ↑
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おひとりでがんばっていらっしゃるとききました。60を過ぎて何か簡単なことをお手伝いできましたら、やりたいと思います。何よりお体を大切に。  (栃木県 女性)

外国の子どもたちを殺した歴史しかない国の民は子どもたちを守るために大人たちが戦い死んでいった国の人々の誇らしげな口調を驚きと羨望をもって読むのです。     (神奈川県、男性)

『炎628』というロシアの映画を観たことから、独ソ戦の時におこった悲劇について興味を持ちました。独ソ戦の記録というと「ドイツ週間ニュース」など、ナチス側の記録映像が多いのですが、ロシア側から見た独ソ戦というのも、もっと知りたいです。当時のドイツもロシア(ソ連)も内容によってはプロパガンダ色の強いものがありますが、その中からより正しく本当の事実を見つけ出していきたいと思います。 (大阪府・女性)

「ボタン穴から見た戦争」も、今、読ませていただいてます。怖くて、一気には読めません……。その強烈さに、夢でもうなされるほどです。日本の敗戦の直前、満洲国へのソ連の侵攻に伴うソ満国境の開拓団の村での「大惨事」について、被害者の手記を数多く読んでいる私にとっては、共産軍ソ連といえば、中国や朝鮮を解放した救世主のイメージよりも、「極悪非道の赤鬼」というイメージがどうしても強く印象づけられているのですが、このようなドイツ軍の侵略の事実を知り、「彼らがドイツと同盟国であった日本を憎むのは当然」という歴史の定義を、突きつけられる思いです。改めて、「戦争だけは絶対にいけない」と、強く思います。 (中国吉林省延吉市在住・戸田郁子)

『チェルノブイリの祈り』に続いて、この本を読みました。心に深く落ちてきます。

図書館の移動車で選びました。本当に戦争はつくづく嫌で、子供にこんなことを体験させるなんて気の毒でなりません。(帯広市 女性)

本書は携帯にちょうどいいサイズなので持ち歩き少しずつ読めました。読んでいるうちに自分が「お母さん」であることを思い出し、今よりよく生きたいと反省するところがありました。(新潟市 女性)

旧ソ連は戦争を描いた名作(文学、劇、映画など)を多く輩出しているのですが、そんなところでもアイスクリームを舐め、おしゃべりをしながらそういう作品を見る若者がでてきているのかと驚きました。それにしても周りの人々がずいぶん親切だなと感じました。
ベラルーシの当時の子ども達の悲惨な体験に、かつて「炎628」や「金色の雲は宿った」を見て泣いた私はやっぱり泣いてしまいましたが、アレクシエーヴィチのスタイルはいつもながらあまりにシンプルで直接的なので、今の若い人たちに読んでもらえるかどうかは不安に感じます。 (東村山市 女性)

家族、親兄弟姉妹のきずなの深さなど、現在の日本の社会、家族の在り方に教えられるものである。(世田谷区 男性)
 

プーシキンとの散歩                                        このページのトップ↑
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子供の頃、偶然プーシキンの文庫本を手にして20年余り。『オネーギン』のタチアーナがトルストイのアンナに、チェーホフの『犬を連れた奥さん』に、ナボコフの『フィアルタの春』のニーナにひきあわせてくれました。アンリ・トロワイヤの伝記も夢中で読みましたが、プーシキンのテクスト分析のないのは長いこと不思議でした。今回、こんなおもしろいテクスト評論も旧ソ連では反体制派のそしりを受けていたと知り、驚きました! いきいきとしたプーシキン像に興奮しました。(逗子市・Y.N)

心から待ち望んでいた訳です。巻末の開設、関連論文、索引なども貴重な資料です。』作者紹介のシリーズがこんな素敵な企画ではじまるとはこの先益々きたいできそうです。(浜松市 女性)

悪意にみちた論ではあるが必要な書です。(千葉県・男性)

読みにくい本でしたが楽しく読めました。この本のプーシキンで映画「アマデウス」のモーツァルトを思い出しました。そのことでこの本が(勝手にですが)分かりやすかった。同時にモーツァルトの聞き方が分かったように思います。(東京都文京区、T・A)

わがチェーホフ                       このページのトップ↑
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私は早稲田大学エクステンションセンターにてチェーホフについて学んでおり、また昨年チェーホフ博物館も見学してきたため、何かよい本をと思って図書館に行きこの本をみつけ、とても内容が充実していてコンパクトによくまとまっているので購入しました。愛蔵書としてながく読んでいきたいです。(東京都・斉藤みどり)
 
巨匠とマルガリータ                                          このページのトップ↑
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ローリングストーンズの「悪魔を憐れむ歌」の源泉となった作品ということで感慨深く読ませていただきました。 (埼玉県、男性)

御社版の『巨匠とマルガリータ』は小型版の分冊なので読みやすく、はじめてこの作家の大作に熱中しはじめております。今後、ブルガーコフの未訳の作品も出版されるよう希望します。(東京都、男性)

良書を継続的に出版される貴社の活動が長く続かれることを願ってやみません。 (静岡県、男性)

評判の高さにつられて読み始めましたが、一筋縄ではいかないようです。訳文が平明なのに、テーマもプロットも難解で、解説に助けられました。(京都府・女性)

 面白かったです。理屈抜きに、本当に面白かった! ロシア文学を偏愛する私がなぜ今日までこの物語を素通りできたのか、その間抜けさに豆腐の角に頭を打ちつけたくなるほどです…!? ソ連が創り上げた歪んだ社会の営みの、アイロニーに充ちた描写にはっとさせられながらも、悪魔たちの人を食った所業の数々には何度も笑わされもしました。そして巨匠とマルガリータ。彼らが光を得ず安らぎを得たゆえに、悪魔ヴォランドに二人の身を託すレヴィ・マトヴェイ。このシーンの深遠さには胸を突かれました。が、まだこの寓意に充ちた物語の真意に到達できるほどの読み方はできていないと思うので、これから何度も読み返して理解を深めていきたいです。群像社版の『巨匠とマルガリータ』は携帯に適したサイズなので、いつでもどこへでも連れていけるのもうれしいです。 (北海道、女性)

上巻、とても面白かったです。いま下巻を読んでいるところです。よい本を出版してくださり、ありがとうございました。今後はエッセイ集やコラム集を出版してくださればうれしいです。ロシアの新聞や雑誌から面白い文章を選んでまとめあげてくださいませんか。10年でも20年でも待ちますので。           (神奈川県・男性)

20世紀最高の小説だと友人に勧められて購入しました。最高に面白かったです。ドストエフスキイを読んだ時の興奮を思い出しました。(杉並区 男性)

ずっと読んでみたかった作品だが、ハードカバーでしか見たことがなくて買わずにいた。たまたま書店でこの本を見かけて、サイズも値段もちょうどよかったので購入した。欲を言えば、もっと凝った表紙にしてほしかった。(東京都・女性)

ロシア語を勉強してみよう思いたってから、いつの間にやらロシアの芝居、演劇などを楽しむようになり、今回ユーゴザーパド劇場の来日前にこの名作を読むことができました。大満足でした。(東京都・男性)

これほどの底力を持った小説を読んだのは本当に久しぶりです。ブルガーコフが今も生きていて、ソ連からロシアになった現在を書いてくれたら!(東京都世田谷区・女性)

あーむつかしい! ややこしい! 上下巻を読むなかで大いに楽しみつつ大いに疲れました。いつの時代も苦難を救うのはやはり「愛」、そして「女性」なんだと改めて悟りました。お芝居を見にいく前にと読みました。それにしてもすばらしい翻訳でしたね。(東京都・女性)

20世紀ソビエト(ロシア)文学最大の作家の一人ブルガーコフの代表作が貴社によってここ日本で出版されたことに心から感謝します。これからも不世出の多くのソビエト文学作品の出版に尽力くださるよう切にお願いするものです。貴社の存在が私たちにとってどんなに重要で大きなものであるかを痛感しております。   (埼玉県・岩城肇)

コーカサスの金色の雲                                       このページのトップ↑
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米原万里さんの『打ちのめされるようなすごい本』で本書を知り、早速買い求め、大変なショックを受けるとともに、自分の戦時下の疎開生活(食べることばかりが頭を占めていたこと)を想い出しました。   (東京都、男性)

図書館から借りてきて、ついつい今朝まで読んでしまいました。胸がしめつけられて吐き気を催すほどにつらい。読んでいる間中、行けども行けども絶望のトンネル、私も一緒にがんじがらめになって、霜げたジャガイモの皮を食べたみたいに疲れてしまっている。読み終わっても、著者は、よく生きていたなあ、よく死ななかったなあ、そして今よく書いたよなあと、余韻に引き回され圧倒されてふうっと吐息をついてばかりいるのです。ソ連邦が崩壊して後のロシアと周辺国との紛争、特にチェチェン紛争の根源が深いということがようやくわかりました。(メールから)

自分自身の戦後の体験と映画『鐘の鳴る丘』のシーンをダブらせて読んでしまいました。ロシアのコーカサスがどんな位置にあるのか、どんな風景なのかは想像もつきませんが、食べることの大変さ、生きていくことの困難さは感じます。でも、ロシア人とチェチェン人とか、民族の違い、差別感について、感覚的には理解しても、皮膚感覚ではわかりにくいものです。それを超えて読ませてくれて、ありがとう。               (石川県・男性)

非常におもしろく、いっきに読みました。レールモントフの詩で、まずカフカスに興味があった。確かに、この本には山々のこと、穀倉地帯のことが書かれていたし、その上、孤児院の万国共通であろう面と、ソ連ならではの特殊な面が活写されていて、子供を主体にした小説はかくもおもしろいものかと思わされました。もちろん作者自身が孤児院育ちで力量が卓越しているからですが。(京都府・女性)

難しかったと思われますが本書を訳してくださった三浦みどりさんに感謝いたします。圧倒的事実の前に強い衝撃を受けました。暴力的支配に抵抗する弱小民族が、やがては自由を手にすることができるよう、心から願います。(奈良県・女性)

この世に心動かされる小説は数多くありますが主人公と共に生きられる小説は少ない。その数少ない作品のひとつがこの本です。読み了えて二時間たちますがいまだに口がきけないほど感動しています。今後も良い本を出版しつづけてください。(神戸市・男性)

米原万里氏の『ロシアは今日も荒れ模様』の中に紹介されていたので書店で取り寄せました。恥ずかしながら、この本を読むまでこのような民族に対する強制移住等の事実があったことを知りませんでした。いつか美しいコーカサスのこの地方を訪ねてみたいと思います。(神奈川県・女性)

子供の視点で書かれたユーモアある文章に引き込まれ、同時に、戦時下の子供が置かれた過酷な状況に胸が迫る思いでした。子供自身には何の罪もないのに、民族憎悪の標的にされ命を奪われるという理不尽さ。辛い展開の中で、主人公の少年たちの明るさと民族を超えた友情が救いでした。日本でチェチェン関連の報道が少なく現状がわからないのですが、一日も早く平和的に共存できるよう、ロシア側もチェチェン側も尽力してほしいものです。子供の視点で書かれたユーモアある文章に引き込まれ、同時に、戦時下の子供が置かれた過酷な状況に胸が迫る思いでした。子供自身には何の罪もないのに、民族憎悪の標的にされ命を奪われるという理不尽さ。辛い展開の中で、主人公の少年たちの明るさと民族を超えた友情が救いでした。日本でチェチェン関連の報道が少なく現状がわからないのですが、一日も早く平和的に共存できるよう、ロシア側もチェチェン側も尽力してほしいものです。(東京都・女性)

非常におもしろく、いっきに読みました。レールモントフの詩で、まずカフカスに興味があった。確かに、この本には山々のこと、穀倉地帯のことが書かれていたし、その上、孤児院の万国共通であろう面と、ソ連ならではの特殊な面が活写されていて、子供を主体にした小説はかくもおもしろいものかと思わされました。もちろん作者自身が孤児院育ちで力量が卓越しているからですが。(京都府・女性)

ローマ悲歌                                               このページのトップ↑
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素晴らしい装丁で詩集という書物、音場というものの存在感を伝えてくれます。翻訳に熱がこもり、私には未知のロシア語と対峙しています。四つに取り組んでいるというか。価格も千円とは驚異的安さです。(東京 男性)


ロシア文化通信  19号                                       このページのトップ↑

今号は内容が多彩で読みやすく、とても良かったです。みやさんのエッセイは絶妙!(東京 M・A 女性)
みやこうせい氏の快エッセイを読んだら無性にゴーゴリ読みたくなりました。(東京 男性)

ウサージバと、ことあらためて書かれた坂内氏の文章を読むと、今まで文学の場のひと所としか目に映らなかった場、なるほどと思い、それに関する図書が出ていることさえ知らなかった。(愛媛 男性)

今年のカレンダーを一部年賀状に添えてウクライナ人のロシア語の先生に差し上げたところ大変喜ばれました。お正月明けのロシア語教室でウクライナ語の「月」の読み方と意味を教わり、まるで日本の陰暦(睦月、如月…)と同じように自然に結びついた呼称であることに気がつき、とても楽しい新年第一日目の教室となりました。見知らぬ国の美しい言葉を知ることは本当に楽しいことです。(埼玉県・女性)

滝波さんの「江川卓氏を偲んで」はとてもよい内容の文章であったと思います。(北海道 M・K 男性)

書評紹介記事でみる群像社の25年の1980年から2005年の記事がたいへん興味深かった。(石川県・女性)

ゴーゴリの小説、戯曲は『検察官』『鼻』『外套』『死せる魂』『狂人日記』ぐらいしか読んでいなかったので、みやこうせい氏のエッセイを読んで『結婚』を読みたくなりました。ゴーゴリが「女性恐怖症」だったとは愉快ですね。(兵庫県・男性)


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(2009.6.5更新)
 
 

マリア 小学生から大人まで読める本

マチョーラとの別れ エンディングがすばらしい。

魔女物語 その日のうちに読了いたしました。

戦争は女の顔をしていない すばらしい/探し求めて、どこかでいつか遭遇する…/全編を通して涙腺が混濁し…/想像どおりでショック.../第二次世界大戦の悲惨さを知りたかったので.../リアリティだ/教科書では絶対に教わらない歴史/...血のしたたるような、独ソ戦争裏面史.../...深いトラウマ、彼女たちは精神的障害者なのです。

レールモントフ 彗星の軌跡 彼のなにもかもがよくわかりました

ロシア文学鑑賞ハンドブック 是非多くのロシア語学習者の方々に手にとってもらうべき/「...細かいニュアンスがつかみきれない」という不満を補って余りある本/隠し味が潜んでいるかのよう...

ジャンナ 探しておりました

トラウマの果ての声 筆者の文学に対する真摯な姿勢と批判には感心…/現代ロシア文学の動向がコンパクトに・・・

現代ロシアの文芸復興 初心者にも分かりやすく、しかし無知を自覚させられる本・・・

森のロシア野のロシア なつかしいプリーシヴィンやアルセーニエフに再び出会えました。

お伽の国―日本 あの時代に今よりすぐれた知の働きがあったのかと.../ちょっと古い近代日本を再勉強しよう/ アレクサンドラの人柄が随所に/つつましいなかに凛とした日本人の姿を見ました。

チャパーエフと空虚 ロシア文学の伝統を引き継いだ作品/ペレーヴィンを待ってました・・・

ブルガーコフ 作家の運命 時代を超える作家の姿勢をよく伝え・・・

トルストイ家の箱舟 原書を読める人だけに書ける本/...目を離すのがもったいないほど.../日本人が書いたトルストイ論で出色の作品。/暮らしの側面を知ることで、作品への没入が違ってきます。/この一行に出会い、冷静になれました。

CDブック ロシアのクリスマス物語  クリスマス・プレゼントにぴったり...

結婚、結婚、結婚!  ハチャメチャになるドタバタユーモア劇で...

それぞれの少女時代  本を読む楽しさを満喫... /...半世紀前の少女時代をこうも鮮やかに.../長編を読んでみたい.../ソ連に生まれ、ヴィクトリアとお付き合いがしたかった...

デルス・ウザラー  いつかこの地を旅してみたい/...見る人を別乾坤に誘うでしょう... /...図鑑とも思える正確な絵.../...読み、絵を楽しみ、感動し.../親子そろって語り合える.../絵本となったのはうれしい限り.../ついつい嬉しくて手に取り.../旧知の友人に会ったように、なつかしく.../宝物の本となりました。

オデッサ物語  いまどきバーベリの本がよめるなんて信じられない。 

みにくい白鳥  主人公の行動が西洋SF慣れした私にはとても新鮮... 

月曜日は土曜日に始まる  ...かの大ヒット作品「ハリー・ポッター」に似ていますが、私的には本書のほうが... 

滅びの都  ...「当たり」作品でした! 

地獄から来た青年  ...ストルガツキイの哀愁あふれる世界観はいいですね。 

現代ウクライナ短編集 幸せを求めることはどこの人々にも共通…/何か新しいものを探していたところだったので.../ 1ページ目を開いて、気がつくと最終ページ.../どれも暗くわびしく、なんともよかった。/とても新鮮です。/ウクライナが歩んできた近代史を感じ.../特に家族の問題を扱ったものに興味が惹かれ... 

死に魅入られた人びと  名もない人々の過酷で悲しい”声”を聞くことができ.../...日本人のあり様と比較して考えてみたい。

春の奔流  最初から最後まで退屈することなく...   チェーホフの庭  ロシアに魅了される一冊/個性的な内容とみずみずしさに感動.../愛情のこもった本作りが... 

落日礼讃  ロシアの深遠を教えてくれる本.../この詩情豊かな連作エッセイを.../流れに慣れてくるにつれ、見たことのないロシアの... 

ペテルブルグ物語  この印象は間違いなくあの世に持っていける.../ペテルブルグの雰囲気のする小説を...   ブブノワさんというひと  芸術というものについても、日本美術に関しても... 

ブーニン作品集  この味わい深い文章を.../装丁に品があり、訳もこなれており.../ベストワンは「夜」.../恋愛への不安を思い出し...  沈黙と夢  国や社会に反抗する生き方と...

私人  言葉ひとつひとつに重みが...

マンデリシュターム読本  手引書としてすぐれた.../時代の熱気、冷気、人生を... ロシアを友に 大変勉強になり...

結 婚 訳者の一貫した姿勢も.../スラスラと戯曲を楽しめる.../各社文庫にもなく.../快訳・怪訳と申すべく... 検察官 いろいろなことが見えてくる...

青銅の騎士 あっという間だけど、印象が鮮やか... アフマートヴァ詩集 出版という事実が嬉しい... 

かもめ この芝居を是非見たくなりました/柔らかく、流れが美しく.../言葉が生きている/文字の大きい本シリーズは、老眼にやさしい...

リ ス 宇宙から内面の奥深い闇まで.../まるでカフカの短編... 時は夜 女性らしいこまかい描写...

虫の生活 他では読めない作家.../まだ日本に知られていないすぐれた.../やっぱりロシア文学はいいなあ。 ロシアのクリスマス物語 亡命作家の本を読むことができてうれしいです。/永久に忘れられない贈り物...

エヴゲーニイ・オネーギン 香りを感じる.../訳もいいが、くわしい註は.../韻文の美しさが伝わって.../全集等の訳より、この本が一番...

ボタン穴から見た戦争 強烈さに、夢でもうなされ.../心に深く落ちてきます.../子供にこんなことを体験させる.../持ち歩き少しずつ読め.../今の若い人たちに...

プーシキンとの散歩 いきいきとしたプーシキン像.../読みにくい本でしたが、楽しく...わがチェーホフ 愛蔵書としてながく...

巨匠とマルガリータ 理屈抜きに、本当に面白かった!/解説に助けられ.../最高に面白かった.../これほどの底力... 願望機  市場に流通しにくいものを出版していただき... 

コーカサスの金色の雲 このような民族に対する強制移住.../子供の視点で書かれたユーモアある文章...ローマ悲歌 詩集という書物、音場というものの存在感を...

ロシア詩鑑賞ハンドブック より深く客観的に詩について学べる本を探して... 

ロシア文化通信 群


 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


まだ読み始めたばかりですが、とても新鮮です(ウクライナの小説は初めてです)。詩人の荒川洋治さんがすすめるだけあって面白いです。(青森県、女性)

  

マリア                                   このページのトップ↑
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この本はマリアの生涯を簡潔に知ることができ、小学生から大人まで読める本だと思い、知人にプレゼントしようと思っています。(神奈川県、女性)

マチョーラとの別れ                                   このページのトップ↑
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私は若い頃、ダム建設にかかわりました。近年、憧れのシベリア鉄道を体験し、バイカル湖、そしてアンガラ湖を見て、なつかしかった――。エンディングがすらばしい。 (山形県、渡部宏)

魔女物語                                   このページのトップ↑
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待望のテッフィの『魔女物語』を買って、その日のうちに読了いたしました。冒頭から田辺佐保子さんの躍動的な独白体の訳文にひきこまれてしまいました。巻末の作者プロフィールによれば、最近ロシアでも次々と作品集が刊行され、新たな読者を得ているとのこと。喜ばしいです。 (岩手県、NK)

戦争は女の顔をしていない                                   このページのトップ↑
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すばらしい。日本のジャーナリストでここまで証言を集めた人はいるだろうか。(福岡県、男性)

歴史関連書の一角を、その時は期待もせずに歩いてました。平積みになっていたということは新刊。書名もそうですが、なぜか著者名にひっかかった。裏の略歴を見て納得。探して求めて、どこかでいつか遭遇する、埋もれていても必ず誰かが掘り出してくれる。……残虐な真似は日本兵のおはこではなかった。人類のこの習性、洗脳による判断停止と無造作な暴力。『ベルリン終戦日記』とは合わせ鏡のよう。ポリトコフスカヤと二人いるから、ロシア人(ベラルーシ人)を信頼できる。(山口県、男性)

戦争は男のすること、女性はただ待つこと、ただ祈ることというのを概ねの理念としているつもりでしたが、女性の従軍がこれほど苛酷で、トラウマであって、言語に絶することだったとは……。読後に泣いたのではなく、全編を通して涙腺が混濁し、閉塞感に苛まれた。(北海道、男性)

東欧圏の著者の本を始めて読み、タイトル及び内容に「興味」を覚えました。内容も想像通りでショックでした。ホロコースト問題などについて少し興味があり、読んでおりましたが、別の角度からの視点で戦争の悲惨さを改めて思い直しました。貴社の『死に魅入られた人びと』も注文してきました。62歳で戦後生まれですが、今もガザなどでの事が起きており、「ユダヤ」の人達がどうしてこのような惨事の当事者になっているのか理解に苦しむこともあります。 (北海道、男性)

第2次世界大戦の悲惨さを知りたかったので購読致しました。1945年10月頃、元満州国にてソ連軍の一部兵士の野蛮行為を見ているので。(東京都、男性)

リアリティだ。アントニー・ビーヴァーの著作に近い。ドキュメントだから、それ以上だ。ありがとう。複雑な国家、ソ連~ロシアの横顔がかいま見えた。(愛知県、男性)

血のしたたるような、すごくショッキングな独ソ戦争裏面史です。戦争下の女性の素顔が深くえぐり取られています。訳文はとてもよくこなれていて、翻訳とは思えぬほどなめらかで敬服しました。    (神奈川県、木村明生)

言葉では言い表せないほどの衝撃を受けました。教科書では絶対に教わらない歴史です。こんなに多くの女性が参戦していたとは、おどろきです。世界中の人に読んでほしいです。(千葉県、女性)

ソ連時代の戦争映画を見てソ連軍の前線がどんなだったかわかったつもりでいたらとんだまちがいだということがよくわかりました。女性たちが戦争によって負うことになった深いトラウマ、彼女たちは精神的障害者なのです。しかし外見上、健康体であれば、周囲はなかなか理解しません。(匿名メール)


レールモントフ 彗星の軌跡                                   このページのトップ↑
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ロシア語を学んでいた若い頃にレールモントフの詩と出会いました.。ロシアの友人が送ってくれた詩集が手元にあり、そこに文中のすべての詩を見いだしました。美しいロシア語を彼の心を噛みしめながら朗読してみました。店頭で私の目にとまった貴著をレールモントフからの贈り物と思い、大切に読ませていただきました。彼のなにもかもがよくわかりました。旅したピャチゴルスクの小さな家、彼の机、ヴェルジーリン家の客間、そして美しいカフカースの風景が目に浮びます。(京都府、中村佐和子)

ロシア文学鑑賞ハンドブック                                   このページのトップ↑
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このような素晴らしい本は是非多くのロシア語学習者の方々に手にとってもらうべき。次は故・米原万里さんの御著書で盛んに持上げられていた本『コーカサスの金色の雲』を読むつもりである。(神奈川県、男性)

原書で読むときの「あらすじは大体わかるが細かいニュアンスがつかみきれない」という不満を補って余りある本だと思います。個々の作品・作家に限定せず、ロシア文学全体を対象にしている点も、学習者として非常にありがたいです。 (大阪府、女性)

面白くて一気に読ませていただきました。辞書とか参考書では味わうことができない隠し味が潜んでいるかのようです。日本語索引が付されたら、さらにすばらしい資料になりそうです。このような本がどんどん出版されればと思っています。(東京都、石井桂)


ジャンナ                                   このページのトップ↑
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1997年に青年座公演で観劇しました。とてもよく書けた戯曲でしたので探しておりました。本当にすばらしい本であって、堀江氏の名訳ですね。もっともっとロシア演劇に関する本が出版されることを期待しております。 (大阪府、男性)

トラウマの果ての声                                   このページのトップ↑
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現代ロシア文学というものが多様性に対してかなり寛容になっている現代でも、求めるレベルの高さがうかがえると感じます。原文で読んでみたいと思わせる作品の紹介もあり、筆者の文学に対する真摯な姿勢と批判には感心しました。オレーシャへの文学的愛好度の高さには意見が分かれると思いますが、全体として現代ロシア文学情勢を概観できる好著ではないでしょうか。    (埼玉県、男性)

現代ロシア文学の動向がコンパクトにまとまっていて読書案内としても役立つ。装丁が上品で感じがよい。  (北海道、男性)


現代ロシアの文芸復興                                   このページのトップ↑
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アンドレイ・クルコフの小説を読み、東欧文化・ロシア文化に興味を持ちました。ロシア文化初心者にも分かりやすく、しかし無知を自覚させられる本でした。百科事典スタイルも気に入りました。ロシアだけでなく旧ソ連共和国についての本もたくさん出してほしいです。ソ連崩壊前後の文化の変遷など、ガイドブック以上の知識が欲しいです。(静岡県・女性)

森のロシア野のロシア                                   このページのトップ↑
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広大なロシアの原野。すばらしい物語をたくさん読もうと思い、本書を手にしました。なつかしいプリーシヴィンやアルセーニエフに再び出会えました。(徳島県・男性)

お伽の国―日本                                   このページのトップ↑
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『トルストイ家の箱舟』につづいて、楽しみながら読みました。わずか2年の滞在ながら、よく日本人の生活やものの考え方など観察され、よい話ばかりでなく、「エタ」に及んだとき、よくぞ、と感心いたしました。例の女性は湯浅芳子さんでしょうか。宮本百合子さんはどうだったのでしょうか。日本の農民とトルストイ、あの時代に今より優れた知の働きがあったのかと、さまざま感動いたしました。 (東京都・女性)

現代の日本人が知らない日本がおもしろく描かれている。外ばかり見ていないで、内をしっかりみつめなければいけない。私も改めてちょっと古い近代日本を再勉強しよう、外国人から見た日本は特に面白い。   (埼玉県、男性)

おおらかで、好奇心に富み、率直で、ときには頑固なアレクサンドラの人柄が随所に現れているように思いました。彼女が新鮮な驚きをもって語る日本の印象や人々との交流はとてもおもしろいものです。(東京都・女性)

トルストイは青春時代のすべてでした。そのお嬢様が日本に2年間も滞在されていたとは……。あの頃の日本(私は生まれていませんが)を大文豪のお嬢様なので的確にとらえて書かれていると思います。あれから70年しか過ぎていないのに、この変りよう! つつましいなかに凛とした日本人の姿を見ました。(東京都・女性)


チャパーエフと空虚                                   このページのトップ↑
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装丁がすてき、雰囲気にピッタリ。『虫の生活』のおもしろさが忘れられず、ペレーヴィンを待ってましたが、これまで3冊あって訳者が3人とも違い、しかも一人は女性なのに、文体が、というか雰囲気が似ているのは、訳の質の高さを物語っているのか、ペレーヴィンの個性なのか。ムシャクシャした気分も、ロシアについての暗い気分も忘れます。(東京都・女性)

トゥルゲーネフ以来のロシア文学の伝統を引き継いだ作品と思います。  (大阪府、男性)

不謹慎な感想かもしれないが、「市街戦・アクション小説」として、ものすごく面白かった。ウォー・ゲーム好きな友人にもすすめてしまった。こういうロシア内戦テーマの本をもっと出してください。『ドクトル・ジバゴ』再刊とか。(川崎市・大森洋平)

カワバタさん・・・www。


ブルガーコフ 作家の運命                                   このページのトップ↑
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「ブルガーコフと共に飛翔しよう」のフレーズに感銘深いものがありました。大量の情報と、時代を越える作家の姿勢をよく伝えてくれたと思います。読み通すことが難しいかと思えましたが、後半は一気に進みました。訳も見事です。ただし229頁の「予言」は本来「預言」であると思います。この一点で少し力の抜ける思いがします。(大阪府・男性)

トルストイ家の箱舟                                   このページのトップ↑
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この本によってはじめて知った事実(内容)も多くあり、大変勉強になりました。特にブルガーコフの日記については、これまで存在は知っていたものの翻訳がなく貴重な資料となりました。構成もすばらしく、大変分かりやすく読み終えました。原書を読める人だけに書けるものだと思います。                (青森県、女性)

最初のページから「あとがき」まで、目を離すことがもったいないほど惹きつけられました。著者の豊かな感性にただただ驚き、言葉の美しさ、深い知識に何度も感動しました。(メール・女性)

日本人が書いたトルストイ論の中で出色の作品。ブレジネフ時代のモスクワ留学、米国人との結婚、民主主義ロシアでの生活、トルストイの子孫との出会い――これらの要素がこの作品をつくりあげており、いっきに読み上げた。 (富山県・男性)

「しんぶん赤旗」の読書案内で本書を知りました。たいへん魅力的な本で感動しています。私はたくさんの本を読んでいるわけではありませんので、口幅ったいことは言えませんが、偉大なる作家であれ、そうでない作家であれ、その人たちの生い立ちや家族をめぐる暮らしの側面を知ることで、作品への没入がちがってきます。遺された数々の格言、エピソードも生き生きと伝わってきます。トルストイがどれほど大きな影響力をもった思想家であったか。先日訪ねた信州穂高の碌山美術館で、萩原碌山が兄への手紙の中でトルストイの言葉に触れ、戦争に反対の気持ちを書き送っていたのを見て、本書とともに感動しました。 (東京都・女性)

世の中には良書とそうでない本があると教えてもらいました。帯の「…家を出たのか」を見て「えっ、トルストイってそうなの?」と一瞬感じて購入しました。何も少しも知らなかったのだ、知ったかぶりに嫌気がさしました。それで、あすなろ書房の『トルストイの散歩道』全5巻を読みました。身のひきしまる思いになりました。本書(『トルストイ家の箱舟』)で最もひびいたところは355頁の「実はそうではなく、所詮、信じたいようにしか信じないのだということを思い知らされたのである」です。思想も宗教もいろいろな派があって、それぞれタコツボにはいって「己こそが」と言っている(信じている)うちに、ますます時代がたいへんなところにはまりこんでいるようで、自分でもどう自分をうちたてるべきか思案しているとき、この一行に出会い、冷静になれました。ありがとうございます。


CDブック ロシアのクリスマス物語                                   このページのトップ↑
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亡命作家の本を読むことができてうれしいです。私がソ連(旧)を旅行した時には本国において店頭に並ばなかった本を、約20年たって手にすることができて、感慨深いものがあります。 (岩手県・女性)

クリスマス・プレゼントにぴったりのとても素敵な本ですね。五つのそれぞれの物語が五人のそれぞれの個性で語られると雰囲気の違いが際立って聞いていて楽しく心地良かったです。私も私なりに声を出して読みたくなりました。年齢のせいか横書きにはちょっと抵抗がありますが、この本の体裁には横書きなのでしょうね。 (匿住所・女性)

CDを聴きながら目で文を追っていると、よりリアルに本の中の世界が想像でき、とても良かったと思いました。(横浜市・男性)


結婚、結婚、結婚!                                   このページのトップ↑
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「熊」は緊迫した決闘の準備から一転、幕切れのロマンチックがいいですね。「結婚申込」はゴーゴリの短編を思い起こさせる軽妙さですね。「結婚披露宴」はゴーゴリの『結婚』のようなニンマリとさせるドタバタ劇ではなくて、ニセ将軍によってハチャメチャになるドタバタユーモア劇で楽しむことができました。(兵庫県・男性)

方言訳にはびっくりしました。ぜひ九州で公演してほしいですね。(長崎県・男性)


それぞれの少女時代                                   このページのトップ↑
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ちょっとした隙間に読み始めたらやめられない。『ソーネチカ』でも不思議な女友達が出てきてこれがまた実に魅力的でしたが、今回もヴィクトリアという少女の不思議で愉快な魅力。よくぞこんな本を今だしてくれたよね、と感謝したいです。『ソーネチカ』でウリツカヤ・ファンになった人みんなに読んでもらいたいですね。本を読む楽しさを満喫しました。(東京都・女性)

ロシアのものはあまり好んでは読みませんが(主な原因は時代背景が暗いのと、名前がおぼえられないこと…)、これはとても面白く、一気に読みました。半世紀前の少女時代をこうも鮮やかに描いてみせるとは! 翻訳もすばらしいと思いました。(長野県・女性)

『ソーネチカ』と本書と、わずか2冊しか邦訳がないのは残念のきわみ。長編を読んでみたい。 (北海道・男性)

学のない私には、翻訳の難易度が高すぎて、一部解釈に苦しむ部分がありましたが、す~っと入って行ける作品に感激いたしました。半世紀前、ソ連に生まれ、ヴィクトリアとお付き合いがしたかったです。運動神経のない子供たちに読ませたい一品です。(横浜市・男性)


デルス・ウザラー                                   このページのトップ↑
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戦後の日本人にとっては近くて未知なる地、極東ロシアの風土を伝えるすばらしい絵本です。特に文中に出てくる動植物の絵がいい。このことによって地誌学的な役割も果たす児童書となっています。いつの日か、この地を旅してみたいと思いました。(岩手県、長根勝之) 何ともすばらしい絵本です。大自然と動物が生き生きと描かれ、深く広がりがあります。何度でもくり返し楽しめる傑作です。スケールの大きい物語、そして繊細な描写は見る人を別乾坤に誘うでしょう。(東京都・男性)

たいへん興味深い本です。絵もすばらしい。図鑑とも思える正確な絵が描かれています。パヴリーシンはすばらしい作家ですね。(北海道・女性)

絵が素晴らしくて、極東の自然がよく伝わってきました。(東京都・男性)

パヴリーシンの精密な挿絵が良かったです。良書だと思います。(愛知県・男性)

絵がすごくいいですね。石の王国へは行くことができるのかな?滝もすばらしいです。現在も同じ姿なのでしょうか? (長野県・女性)

「デルス・ウザラー」は愛読書。このように映像化されたものに初めて接し感激です。(新潟県・男性)

読み、絵を楽しみ、感動しました。私は1924年にウラジオストクで生まれ、3歳のときからハルビンで、まわりは全部ロシア人の中で13歳まで育ちましたので、懐かしい思いもありました。年ですから現代のロシア文学はとても読めません。ただ絵本や子供向けのものがありましたら、お知らせください。(東京都・女性)

動物植物図鑑のような鮮やかさ。朗読したくなるような叙事詩。親子そろって語り合える良き教材です。(宮城県・男性)

2003年に札幌でパヴリーシンの絵を見て感動しましたが、絵本となったのはうれしい限りです。子供向けの訳文も感心しました。こういう短くまとめる訳はむつかしいものです。

今年のモスクワ映画祭で見た映画が、絵本になっているのを書店で見て、“びっくりでした!” ついつい嬉しくて手に手に取りました。良かったですよ! (埼玉県・女性)

1993年、シベリア墓参でハバロフスク、ビギンを訪ね、ナナイ人の手工芸品にもふれ、パヴリーシンの手工芸品を買って来たこともあって、旧知の友人に会ったように、なつかしく感じました。(神奈川県・女性)

小説も読み、とてもすてきでしたが、絵本にもまた魅了されました。宝物の本となりました。  (福島県、女性)


オデッサ物語                                   このページのトップ↑
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いまどきバーベリの本がよめるなんて信じられない。古本屋でしか手に入らないとばっかし思っていた。トルストイやドストエフスキイ、ゴーゴリ、プーシキンらの作品はもう紹介しないでもいいと思う。それより、アクショーノフとかエフレーモフとかベリャーエフとかの作品をどうか出してほしい。隠れたロシアの作家、作品をどうか紹介してください。(愛知県・男性)

みにくい白鳥                                   このページのトップ↑
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ソヴィエト体制下のなかでのSF・ミュータント(新人類)ものという感じでしょうか。ミュータントSFはいままでにいろいろな国のもので読んでいましたが、ありがちな旧人類 対 新人類のスペクタクルでもなく、かといって哲学的になりすぎてもいません。主人公の行動が西洋SF慣れした私にはとても新鮮で、同作者作品のなかでも特に考えさせられる部分も多い作品でした。 (奈良県・女性)

月曜日は土曜日に始まる                                   このページのトップ↑
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これは本当にソヴィエト時代作品?!というほどに笑いどころ山盛りの楽しい作品でした。ロシア・ソヴィエト小説=暗い、長い、政治的というイメージを持ってしまっている方には特に読んでもらう必要がありますね。また、常人の主人公が魔法の怪しい研究所に新入りする…というのが、かの大ヒット作品「ハリー・ポッター」に似ていますが、私的には本書のほうが文章、プロットその他すべてにおいて上です!! 海の向こうではベストセラーとのことですが、何故日本ではベストセラーにならないのか悩んでいます。(奈良県・女性)

故・米原さんの推薦もあって読みました。ロシアアヴァンギャルドの未翻訳ものもお願いします。ブブノワ関係以来久しぶりに買いました。


滅びの都                                   このページのトップ↑
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この作者の作品は初めてだったので、どうかなと思いましたが「当たり」でした! ソ連時代の特有名称にきちんとした訳注がついており、心配していた難解さもありませんでした。ロシア文学は現代のものはもちろん、プーシキン等も実は出版しているところは「ほとんど無い!」という現状のなかで群像社さんはとてもありがたい存在です。これからも良い作品をよろしくお願いします。(奈良県・女性)

地獄から来た青年                                   このページのトップ↑
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やっぱりストルガツキイの哀愁あふれる世界観はいいですね。ほかの22世紀物もぜひ御社で復刊を!!  (東京都・男性)

現代ウクライナ短編集                                   このページのトップ↑
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昔から憧れていたウクライナの土地に根差した文化や人々の生活に触れることは何よりの生き甲斐になっております。幸せを求めることはどこの人々にも共通していることだと思います。(高知県、男性)

図書館で見つけて、すっかり気に入ってしまい、書店にて購入しました。もともとロシア~旧ソ連圏の小説が好きで、何か新しいものを探していたところだったので、とても良い一冊となりました。『チャパーエフと空虚』も面白かった。次は『コーカサスの金色の雲』を読むつもりです。(岩手県、女性)

表紙のオレンジ色にひかれて衝動買いしました。1ページ目を開いて、気がつくと最終ページになっていた感じです。頭の中の鐘をハンマーでなぐられた思いです。(北海道・男性)

現在ウクライナで活躍されている作家の短編が多数集められた本と聞き、とても期待して楽しみにしていました。「トンボ」がよかった。他の作品も、どれも暗くわびしく、なんともよかった。(千葉県、女性)

皮肉なユーモアを込めた「新しいストッキング」と、大飢饉の時代を取り上げた一女性を巡る転生の物語「天空の神秘の彼方で」は、特に印象に残っています。これまであまり知る機会のなかったウクライナに、興味が沸きました。国内ではウクライナ関連の報道・新聞記事は少ないので、文学を通じてこの国をもっと知ることができればと思います。 (東京都・女性)

ウクライナが歩んできた近代史を感じました。昨年はウクライナに行きました、また行きたくなりました。(千葉県・男性)

どの作品も読みやすくきれいな文章で訳されていて、すっと作品の中に入って読むことができました。私は特に家族の問題を扱ったものに興味が惹かれました。この短編集は現代ウクライナの人びとの現実に触れさせてくれる優れた本だと思います。 (東京都・女性)


死に魅入られた人びと                                   このページのトップ↑
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グローバル化が進んで地球がとても狭くなったように感じるけども、広く浅くにしか世界を捉えられなくなっているような危うさも覚えます。大きな出来事の始まりと結果は知ることができても、その影響下にいるはずの市井の人々の声は聞こえてこない。けれども本書を通して、そんな名もない人々の過酷で悲しい“声”を聞くことができ胸がいっぱいになりました。国は国民のためにあるのか、国のために国民はいるのか、しみじみ考えさせられました。             (北海道・女性)

全面的に寄りかかっていた巨大国家の崩壊に絶望したソビエト国民の死への願望が赤裸々に描かれている。大日本帝国が消滅したときの日本人のあり様と比較して考えてみたい。体験者として。(神奈川県、木村明生)


春の奔流                                   このページのトップ↑
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 30余年前に読み、今も時々読みなおしている『静かなドン』といい、コーカサスといい、ロシアには固有の文化を誇る地方が存在していることを知り、ロシア人の心には測りしれないものがある――おどろきです。このウラルも同じ。ユーラシア大陸そのものですね。(大阪府・男性)

『春の奔流』を読みました。最初から最後まで退屈することなく、艀で川を下り始めてからは映画を観ているような迫力でした。久々におもしろい本に出会い、感動しました。映画化すれば、もっと多くの人がたのしめると思います。訳者の翻訳もなかなかです。次の作品を楽しみにしております。(栃木県・女性)


ブーニン作品集                                   このページのトップ↑
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「たゆたう春」「夜」、この味わい深い文章を原語で読めたらどんなにいいだろうと、つくづく思いました。いま3巻を読んでいます。今後がとても楽しみです。(東京都・女性)

装丁に品があり、気に入りました。訳もこなれており、読みやすい。(愛知県・男性)

先週の日経新聞に取り上げられており読み始めました。大切にしたい本です。

ロシアの共産党革命について危うく日本もそうなりそうな時代に新制高校・大学生となりましたので、「呪われた日々」など、その時代を生きた作家の文章は非常によく理解できました。ドクトル・ジバゴやトルストイの小説からも勉強できましたので、政治史からではなくて、小説家から私どもはその時代を知ることができますので、たいへんよい本でした。また、女性による訳、解説など素晴らしくよくできていると感嘆しています。ありがとうございました。(滋賀県・女性)

昔のツルゲーネフやゴーゴリの世界に触れたようで嬉しかったです。(広島県・男性)

ベストワンは「夜」でした。「日射病」「暗い並木道」「パリで」には共通した良さがありました。「ナタリー」は期待はずれでした。(兵庫県・男性)

若い時、こうした文学書を数々読んで感じた、決して幸せになることのない恋愛への不安を思い出しました。(東京都・女性)

「たゆたう春」に、終ってしまったもの、はじまってしまったもの、滅びたもの、そこにあるという美しさを、強く感じました。「夜」には、ひきこまれて何度か読みました。常日頃、またはふとした瞬間、星や空や風や蝶に感じる感覚を言葉にして表現されたという驚き。雨の匂いの美しさを人に伝えたくても伝えられないもどかしさを、解きほぐされたように感じました。(岐阜県・男性)

チェーホフの庭                   このページのトップ↑
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装丁もさることながら、個性的な内容とみずみずしさに感動しました。知らず知らずチェーホフの屋敷に入り込んでしまったような錯覚がするほど自然ですね。モスクワ市を中心にビジネスの商圏がひろがって、小林さんの訪れたクールスクやオリョール、セールプホフには視察をかねて時々ドライブしてます。今度訪れたらきっと小林さんの本を懐かしく、身近に思い浮かべることだろうと思います。(東京都・女性)

きめの細やかな穏やかな文章。チェーホフをよく知らない人でもロシアに魅了される一冊だと思います。(和歌山県、女性)

マールイ劇場の『三人姉妹』のとき、劇場ロビーでこの本と出会い、購入しました。小林さんのダーチャ(別荘)にはロシアで購入された植物が季節によって咲き乱れている由。貴社のHP(リンク)で花々を拝見しています。チェーホフの読み方も、この本によって奥行きが広がります。(埼玉県・女性)

 装丁が美しい。感情的にならず淡々と書き上げているので好感が持てるし、押しつけがましくなく読みやすい。(東京都・女性)

とても楽しく読みました。著者の楽しさが伝わってくる愛情のこもった本づくりが装丁その他に感じられます。ガーデニングが趣味である人たち、チェーホフと世の無常を土いじりでいやしている人たちに、ぜひ読んでいただきたい。(東京都・女性)

チェーホフ学の副読本、ますます当時の露西亜への好ましさがつのる。まだ半分しか目を通していないが、おいしいものをチビチビかじる楽しみあふれる本。(埼玉県・男性)

「目から鱗」チェーホフ大好きを自認していましたが、チェーホフに1歩も2歩も近づけて、感謝、感謝。あらためて早々に全作品を読みなおしです。すばらしい本に出会えました。 (神奈川県・Y.T)

小林清美さんの文章が好きなのです。 (長野県・男性)

本造りが美しい、判型がよい、ステキです。作家をめぐる料理(食卓)とか庭とかの本を蒐めています。静岡の演劇祭でロシアを毎年見ます。(静岡県・女性)

大学でロシア語をかじったため、ロシア文学へ興味を持ちました。しかしまだ日本におけるロシア文化理解のための書物は少ないと日頃から実感しています。そのなかで、本書はチェーホフと植物のかかわりから、ロシア文化を楽しませてくれる良書と感じました。   (宮城県・女性)

ブブノワさんというひと                   このページのトップ↑
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本当にすばらしい本でした。芸術というものについても、日本美術に関しても、理解を深めさせてもらったのです。コジェーヴニコワさんと(訳者の)三浦みどりさんにとても感謝しています。(東京都・T.N)

ロシア詩鑑賞ハンドブック                   このページのトップ↑
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声楽家としてロシア歌曲を勉強する以上、より深く客観的に詩について学べる本を探していました。TV(テレビ・ロシア語会話の)テキストの広告で見つけ、大変喜んでいます。どれだけ理解できるか心配ですが、是非読破したいです。(ロシアの)風習や民俗文化についての本も今後是非出版してください。 (愛知県・女性)

日本語解説による「ロシア詩」鑑賞は類書が無く、時機を得た出版であります。(東京都・男性)

願望機                   このページのトップ↑
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通常では市場に出回りにくいものを出版していただき大変ありがたい。タルコフスキイのシナリオ集、アルセーニイ・タルコフスキイの詩集、チュッチェフ詩集の出版を希望します。  (東京都・男性)

落日礼讃                                   このページのトップ↑
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久々に夢中になって読める本に出会いました。ロシア文化について論文を書いている私にとってロシアの深遠を教えてくれる本です。この本を読むのと読まないのとでは、私の人生観に大きな違いが与えられるのは必須です。(和歌山県、女性)

この詩情豊かな連作エッセイをロシア語の原文でも味わってみたいと思いました。ロシア語版も刊行していただければ誠にうれしく存じます。(兵庫県・女性)

とりかかり少し集中を必要としましたが、流れに慣れてくるにつれ、見たことのないロシアの四季の風景が浮んできて引きこまれていきました。粗野な乳母の姿は、昔の日本の田舎にも確かに存在していたなァと思います。(東京都・男性)


ペテルブルグ物語                                   このページのトップ↑
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挿し絵が良いし、はさみ方もうまくいっています。古典作品のすばらしさ、魅力が強調されて新しい文章で蘇るのはよいと思います。(岐阜県・男性)

NHKのロシア語ラジオ講座で現在ゴーゴリの『鼻』をとりあげていて、それを含むペテルブルグの雰囲気のする小説を読みたかったので、この本はとてもコンパクトでよかったです。 (広島県、男性)

挿画入りのため購入しました。(石川県・男性)

他社の翻訳でも読んだものだったが、こちらの翻訳では読みやすさももちろん、何より珍しいナタン・アリトマンの挿画がうれしい。またペテルブルグ、特にネフスキイ大通り周辺地図もあり、同時代の作品理解の助けにもなってくれた。(奈良県・女性)

 内容は岩波文庫で読めるが、ファンタスティックな挿絵入りの本書で読んだ場合、その印象はゴーゴリの作品にピタリで、以前の印象は忘却していたが、この度のそれは間違い無くあの世に持っていける。(埼玉県・男性)

この版型は大変気に入っています。車中でもベッドの中でも軽くて読みやすい(文庫版でないのがまた宜しい)。ゴーゴリの残余の短編(『ディカーニカ』も)イラスト入りの新訳で出していただけたらスバラシイことになります。ゴーゴリの「短編全集」が出来上がります!(東京都・男性)

 新しい訳でゴーゴリが読めて感激です。ぜひ他の作品も新訳で出版してください。たとえば『ディカーニカ近郷夜話』など、希望します。(福井県・男性)

 ペテルブルグへ行ってきました。「鼻」「外套」は岩波文庫で読んでおりましたが、「ネフスキイ大通り」を読みたいと思い買いました。他にも読みたい本がありますので近くの書店に注文する予定です。(千葉県・女性)

船木さんのみごとな新訳によって、ゴーゴリが新しく甦りました。さっそく同氏訳の『検察官』を購入申し込みます。(宮城県・男性)


沈黙と夢                                   このページのトップ↑
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国や社会に反抗する生き方と、その中で迎合し泳ぎぬく生き方、あらためてロシア文学とその伝統の強さを知りました。これと比べながら、わが国の文学や社会、国の姿を、過去・現在・未来へと見直す大切さを感じました。社会に対するマスコミの方々の不勉強ぶりが強く印象づけられます。(大阪府・男性)

私人                                   このページのトップ↑
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言葉ひとつひとつに重みがあり、後世に残してゆくべき言葉の数々がつまった一冊であった。社会という名の多数派が猛威をふるっているのは今も同じであり、ブロツキイという人物がもう亡き人であることはとても残念だ。同時に考えたことは「学校」という空間はどう意味をなすのかということだ。今のままでは「言語」に対する認識は低くなってゆく一方であり、「学ぶ」ということの意味、人間として生きることの意味さえも考えなくなってしまうのではないか。良い刺激を受けた感動の一冊だった。(千葉県・女性)

打ちのめされた! 「個」(インディヴィジュアル)に目覚めた者の力強さと崇高さ、それらがほとばしる言葉の内に輝きを添えている。夜空にまたたく星のように。(青森県・男性)

文庫判という小さな判に宝石のように納めたブロツキイの講演。御社の文学への、またその出版の志の高さが伝わってくる本作りだと思います。沼野充義氏との共同作業なのでしょうが、訳文にブロツキイの生きる姿勢がよく出ていて、共振をもってつい声に出して読んでしまいました。よい本をありがとうございました。   (福島県・男性)

NHK「ラジオ深夜便」で紹介された『私人』を買い求めました。内容・訳・装丁ともに魅力的な本でした。『大理石』『ローマ悲歌』は難解で私には手に余るものでしたが、この本は何度も繰り返し読み、知人にも2冊送りました。評判も良かったです。(神奈川県・女性)

詩人と私人とが、この世界の、ロシアに生まれていくことを、日本語の言葉で読むことにふるえます。(神奈川県・女性)

日経新聞で三國連太郎氏が紹介していたので購入した。興味深く読んだ。(千葉県・大倉)

出版はたいへん苦しい時代ですが、楽しみにしていますので、がんばってください。(奈良県・男性)

いくつも、あらたに気づかされることがありました。(埼玉県・女性)

約10年前、この作者の「WATERMARK」を読んでいました。荒川洋治さんの紹介で『私人』を手しました。立ったまま読み終えた小さいけれど実に重い本。肉声(ロシア語が聴きとれるはずもないのですが)が響いてくるような名訳だと思います。詩人が母国語を捨てられるはずはない。ロシア語(訳)の詩集が読みたい。夢でしょうか。   (東京都・M.K)
マンデリシュターム読本                                   このページのトップ↑
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マンデリシュタームの詩の適切な解説。小説、評論なども訳されていて、あらゆる面からマンデリシュタームの全貌をとらえることができ、手引書としてすぐれた本だと思いました。(東京都足立区、S・K)
2回読みました。最初に読み終わったときは時の流れ(マンデリシュタームの人生)を感じ、目の前の空間がグニャリとゆがんで音を立てて崩れ落ちてきたような感覚をあじわいました。マンデリシュタームの言葉が心に響きます。こうした読本の形式は良いと思います。時代の熱気、冷気、人生を感じます。(岐阜県・男性)

比類なき美の水迷宮ペテルブルグに生きるとは、美を享受する代わりに鍵穴から忍び入る禁断の寒さに侵食される疫を身に引き受けうることだ。ブロツキイへと引き継がれる妖しい「街と人との取引き」を「エジプト・マーク」に感じる。「ダンテについての会話」で初めて『神曲』は絵画であり、音楽であり、数式で化学だと会得。目からうろこだ。詩はこうも読めるのか。一気に読まされた。本との僥倖に感謝。(大阪府・女性)

言葉を発することの重さをこれほど見事に示した生涯は少ない。著者はその日々(にちにち)の明暗を丹念に刻み出し胸に迫る。しかし詩人は作品をもって時代を超えるのだ。「ダンテ論」がその証明である。(沖縄県・男性)

ロシア詩(マンデリシュタームやパステルナーク)の語法とランボーの感性と語法の比較論にアプローチできる。(京都府・男性)

マンデリシュタームの詩作品そのものを中心に論ぜられている点に好感を持ちました。巻末の詩索引が便利。(東京都・女性)


青銅の騎士                                           このページのトップ↑
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『青銅の騎士』所収の「モーツアルトとサリエーリ」はオペラとずいぶん印象が違ってびっくりしました。時間の経ちかたに違いがあるのでしょうか。文字で読むと、あっという間に読み終わってしまうんだけど、その分印象が鮮やかなような気がします。(大阪府・男性)

「青銅の騎士」がすばらしいです。霊感の“通いなれたゆくさき”の北の“愁いのはだか島”に、“筆になじんだエヴゲーニー”を、ほのかななぐさめとともに葬った詩人。余韻が深く心に残ります。唯一無二の美しい遺書だと思いました。“雲のかなたの自由な高み”に至る芸術を素直に伝える慎ましい訳出もうれしく、郡先生の訳で他のプーシキンの作品も読みたいです。       (東京都・女性)

書店で何気なく手にとり、最初のページを開いてサリエーリの科白を読み出すと、すぐに美しい日本語に引き込まれてしまい、早く全部読みたいと思いました。プーシキンに興味があります。

短編集の形で、とてもすんなりプーシキンの世界に入って行けました。日本で有名なドストエフスキイがあのように絶賛し、ロシアの詩聖とまでいわれるプーシキンの日本語訳出版の少なさに正直落胆していましたが、貴社の本のおかげでやっと出会えました! (奈良県・女性)

字の大きさがちょうどよく読みやすかった。訳文もふざけてなくて良かった。プーシキンはあまり好きではなかったけれど、少し好きになった。(愛知県・男性)

コンパクトでよみやすい。美しい。ドストエフスキイの『未成年』、ゴーゴリの『死せる魂』のコンパクト版希望。今後も期待しています。 (兵庫県・男性)


アフマートヴァ詩集                                           このページのトップ↑
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本はすばらしかったし、またその出版という事実が嬉しい。マンデリシュタームも購入させていただきました。かくなるうえは、是非、ツヴェターエワ、マヤコフスキイの詩集をお願いします。特にツヴェターエワ。待ち望んでいる人はたくさんいます。(東京都・男性)



かもめ                                           このページのトップ↑
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この芝居を是非見たくなりました。これからもチェーホフの作品をたくさん紹介してください。ロシア演劇ガイドブックと題する本を希望しています。(長崎県、男性)

若かりしころ、「かもめ」はチェーホフの戯曲の中で一番好きで、翻訳で読み、ロシア語で読み、ロシア語テープで何回も聴き、舞台もいくつか見ました。何十年かぶりに、その大好きな「かもめ」を堀江さんの新訳で読ませていただいて、「これだ!」と思いましたね。柔らかく、流れが美しく、特に第一幕と第二幕のコースチャとトリゴーリンの長台詞には読み惚れました。コースチャが猟銃を口にくわえて自殺、なんていう妄想が頭をよぎり、ミローノフのコースチャに「僕は、かもめ」なんて言われようものなら、私は確実に「追っかけ」になります。それにしても、堀江さんがロシアの芝居を語るときには周りの空気が踊っているようですね。(千葉県・女性)

訳の言葉が生きていると思いました。他のチェーホフ作品の訳も期待しています。(兵庫県・女性)

とってもすばらしい新訳です。巻末の「ヤー・チャイカ」の訳者の見解も示唆に富んでいると思います。文字の大きい本シリーズは、老眼にやさしい。本ライブラリーの充実を期待します。(東京都・O.S)

ユーゴザーパド劇場の公演の際に買いました。訳がよかったです。観劇の感動を深めてくれました。(埼玉県・女性)


ロシアを友に                                           このページのトップ↑
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十年くらい前まで『ソヴェート文学』をよく読み、宮澤さんの翻訳にも接していました。今回はじめて宮澤さんの文章を読み、たいへん感動しました。大切なことは「人間への愛情」、そんなメッセージが心にひびく本でした。ありがとうございました。

ロシア演劇のことが大変勉強になりました。特にチェーホフの芝居をまったく知らなかった私には、「チェーホフの戯曲は悲劇だよ」というエーフロスの結論にはびっくりしました。(神奈川県・男性)



結 婚                                                このページのトップ↑
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すばらしい訳本。演技や舞台上演を基本的にとらえ、しかも原作のみならず訳者の一貫した姿勢もつらぬいたみごとなこの訳はいろいろな意味でスタンダードとなるだろう。簡素な装本もうつくしい。(東京都品川区、男性)

常人が翻訳者の訳注なしにスラスラと戯曲を楽しめる画期的な翻訳。読者は独自の演出で、この初めて目にした脚本で「結婚」劇を楽しめる。(埼玉県・男性)

今回ポクロフカ劇場の『結婚』を観るにあたって原作の訳書をさがしたのですが、各社文庫にもなく図書館でロシア文学全集を探してもなかったところ、劇場で販売していた本書を見つけました。観る前に読むことはできませんでしたが今後もこういった手に入りにくいものの訳書の出版をお願いします。(東京都、女性)

登場人物名の訳がおもしろい。チェーホフ全集を出してください。(石川県、男性)

訳注に頼らない訳、快訳・怪訳と申すべく、まことに面白くたのしみました。人名の翻訳、さぞ苦労されたことと思います。(東京都、男性)
 


検察官                                                このページのトップ↑
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船木さんの訳文、読みやすく、楽しく読むことができました。19世紀のロシア社会に思いを馳せながら、その時代に生きた庶民のことも考えてみると、いろいろなことが見えてくるように感じられました。ただ、「教育委員長」は従来通りの「視学官」の方がピンとくるように思います。(北海道・M.K.)

ロシア文学に興味も知識も持っていないお笑い好きの友人に読んでもらったら、「大笑いして読んだ。特に『結婚』のラストと『検察官』の手紙を読む場面はすごい。」という感想が返ってきました。百何十年前の作品が今のお笑いファンを大笑いさせる力を持っているということには驚かされますが、これには訳のすばらしさも大いに与っていると思います。続編が待ち遠しいです。(大阪府・男性)

ドストエフスキイの小説の中でもよく引用される『検察官』をぜひ読んでおきたかったのに、意外にも(!)本屋には並んでいない…ネット書店のサーチでやっと貴社の本を入手、読むことができました。こんなに有名なのになぜかあまり出版されていない本。やっと読めてよかったです。(奈良県・女性)


リ ス                                                  このページのトップ↑
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『越境する世界文学』(「別冊文藝」)にてアナトーリイ・キムを知りました。文学の世界ですでに「クレオール化」という考えがとなえられている現在、現実の世界を見るうえで作家・芸術家の視線の重要さを再確認しました。〈語り〉により聴き手(読み手)である私は想像力をはたらかし、宇宙から内面の奥深い闇まで広い空間を体験できたと思います。彼の作品がたくさん翻訳されることを願います。

毎日新聞の書評でこの本を知りました。今までロシア文学ではゴーゴリやドストエフスキー等のいわゆる古典といわれるものしか読んだことがなかったのですが、この本の諷刺なのかただのナンセンスなのかよくわからない、まるでカフカの短編のような雰囲気はとても心地よかったです。(仙台市、O・S)
 


時は夜                                                   このページのトップ↑
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NHKロシア語講座のとき沼野先生が話してましたので買ってみました。女性らしいこまかい描写が出ていると思います。現代作家の作品ははじめてですが、今後紹介してくれればと思います。(函館市、F・K)

虫の生活                                             このページのトップ↑
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他では読めない作家の特異な世界が楽しめました。(東京都、男性)

日本ではまだまだロシアといえば"トルストイ""ドストエフスキイ"というイメージが強いですが、時代の古い新しいを問わず、ロシアにはまだ知られていないようなすぐれた文学、素晴らしい文化が沢山ありますね。これからもどんどんロシアを日本に紹介してください。ささやかながら応援しています。(札幌市・女性)

久しぶりにロシアの現代文学を読んで感動いたしました。やっぱりロシア文学はいいなあ。『願望機』など、また書店に注文します。ソ連崩壊後のロシアにはまだ一回も出かけていないので、機会をつくりたいと思っています。 (岩手県、NK)


ロシアのクリスマス物語                          このページのトップ↑
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ナボコフのファンなので、彼の名に惹かれて求めました。すばらしいすばらしい本でした。訳者のセンスが光る、永久に忘れられない贈り物の一冊になりました。「うすのろ」や「父と娘の新年の祝日」「真珠のネックレス」に人生の味をかみしめます。田辺佐保子さん、ありがとう! 各作品の題扉の裏にあるポスター、クリスマスカード、ビリビン画、ベヌア画がそれぞれのお話の内容にふさわしい。小ぶりなので持っても疲れない本です。クリスマスのプレゼントには最適!(兵庫県・女性)

完訳エヴゲーニイ・オネーギン                                   このページのトップ↑
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装丁が良い(これもけっこう大事)、物語が良い、訳文(韻文)が良い。絢爛たるロシア、ヨーロッパ。19世紀の文学の世界を、またその香りを感じることができる。一度読了すれば、あとはどこを読んでも、どこから読んでも、楽しい。だから時間がわずかしかないときは拾い読みをしている。(岐阜・男性)

訳もいいが、くわしい註はこの著書の歴史的、地理的位置を明確にし、躍動させ、一大史劇を見ている観がある。
(埼玉県・男性)

ロシア語の専門家ではありませんが、居住地の北海道はロシアが一番近い外国です。そんなことからロシアの言語文化の「ど素人」の愛好者を 自認しています。友人の老人は「ロシア文学はロシア語で読んでみないと韻文の美しさが伝わってこない」と私たち仲間に言います。この小澤先生の本で、日本語で接近できたとうれしくなっています。(北海道・男性)

図書館で見て、手元に置きたいと思い、書店に注文して二週間もかかって手元に。きっかけは映画『オネーギンの恋文』を観て、よくできた映画だけど、ただの恋愛ものじゃあるまいと読んでみた。全集等の訳より、この本が一番です。注も下にあるので読みやすい。映画のおかげでプーシキンと出会い、感謝です。(北海道、女性)


ボタン穴から見た戦争                                      このページのトップ↑
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『炎628』というロシアの映画を観たことから、独ソ戦の時におこった悲劇について興味を持ちました。独ソ戦の記録というと「ドイツ週間ニュース」など、ナチス側の記録映像が多いのですが、ロシア側から見た独ソ戦というのも、もっと知りたいです。当時のドイツもロシア(ソ連)も内容によってはプロパガンダ色の強いものがありますが、その中からより正しく本当の事実を見つけ出していきたいと思います。 (大阪府・女性)

「ボタン穴から見た戦争」も、今、読ませていただいてます。怖くて、一気には読めません……。その強烈さに、夢でもうなされるほどです。  日本の敗戦の直前、満洲国へのソ連の侵攻に伴うソ満国境の開拓団の村での「大惨事」について、被害者の手記を数多く読んでいる私にとっては、共産軍ソ連といえば、中国や朝鮮を解放した救世主のイメージよりも、「極悪非道の赤鬼」というイメージがどうしても強く印象づけられているのですが、このようなドイツ軍の侵略の事実を知り、「彼らがドイツと同盟国であった日本を憎むのは当然」という歴史の定義を、突きつけられる思いです。改めて、「戦争だけは絶対にいけない」と、強く思います。 (中国吉林省延吉市在住・戸田郁子)

『チェルノブイリの祈り』に続いて、この本を読みました。心に深く落ちてきます。

図書館の移動車で選びました。本当に戦争はつくづく嫌で、子供にこんなことを体験させるなんて気の毒でなりません。(帯広市 女性)

本書は携帯にちょうどいいサイズなので持ち歩き少しずつ読めました。読んでいるうちに自分が「お母さん」であることを思い出し、今よりよく生きたいと反省するところがありました。(新潟市 女性)

旧ソ連は戦争を描いた名作(文学、劇、映画など)を多く輩出しているのですが、そんなところでもアイスクリームを舐め、おしゃべりをしながらそういう作品を見る若者がでてきているのかと驚きました。それにしても周りの人々がずいぶん親切だなと感じました。
ベラルーシの当時の子ども達の悲惨な体験に、かつて「炎628」や「金色の雲は宿った」を見て泣いた私はやっぱり泣いてしまいましたが、アレクシエーヴィチのスタイルはいつもながらあまりにシンプルで直接的なので、今の若い人たちに読んでもらえるかどうかは不安に感じます。 (東村山市 女性)

家族、親兄弟姉妹のきずなの深さなど、現在の日本の社会、家族の在り方に教えられるものである。(世田谷区 男性)
 

プーシキンとの散歩                                        このページのトップ↑
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子供の頃、偶然プーシキンの文庫本を手にして20年余り。『オネーギン』のタチアーナがトルストイのアンナに、チェーホフの『犬を連れた奥さん』に、ナボコフの『フィアルタの春』のニーナにひきあわせてくれました。アンリ・トロワイヤの伝記も夢中で読みましたが、プーシキンのテクスト分析のないのは長いこと不思議でした。今回、こんなおもしろいテクスト評論も旧ソ連では反体制派のそしりを受けていたと知り、驚きました! いきいきとしたプーシキン像に興奮しました。(逗子市・Y.N)

心から待ち望んでいた訳です。巻末の開設、関連論文、索引なども貴重な資料です。』作者紹介のシリーズがこんな素敵な企画ではじまるとはこの先益々きたいできそうです。(浜松市 女性)

悪意にみちた論ではあるが必要な書です。(千葉県・男性)

読みにくい本でしたが楽しく読めました。この本のプーシキンで映画「アマデウス」のモーツァルトを思い出しました。そのことでこの本が(勝手にですが)分かりやすかった。同時にモーツァルトの聞き方が分かったように思います。(東京都文京区、T・A)

わがチェーホフ                       このページのトップ↑
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私は早稲田大学エクステンションセンターにてチェーホフについて学んでおり、また昨年チェーホフ博物館も見学してきたため、何かよい本をと思って図書館に行きこの本をみつけ、とても内容が充実していてコンパクトによくまとまっているので購入しました。愛蔵書としてながく読んでいきたいです。(東京都・斉藤みどり)
 
巨匠とマルガリータ                                          このページのトップ↑
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評判の高さにつられて読み始めましたが、一筋縄ではいかないようです。訳文が平明なのに、テーマもプロットも難解で、解説に助けられました。(京都府・女性)

 面白かったです。理屈抜きに、本当に面白かった! ロシア文学を偏愛する私がなぜ今日までこの物語を素通りできたのか、その間抜けさに豆腐の角に頭を打ちつけたくなるほどです…!? ソ連が創り上げた歪んだ社会の営みの、アイロニーに充ちた描写にはっとさせられながらも、悪魔たちの人を食った所業の数々には何度も笑わされもしました。そして巨匠とマルガリータ。彼らが光を得ず安らぎを得たゆえに、悪魔ヴォランドに二人の身を託すレヴィ・マトヴェイ。このシーンの深遠さには胸を突かれました。が、まだこの寓意に充ちた物語の真意に到達できるほどの読み方はできていないと思うので、これから何度も読み返して理解を深めていきたいです。群像社版の『巨匠とマルガリータ』は携帯に適したサイズなので、いつでもどこへでも連れていけるのもうれしいです。 (北海道、女性)

上巻、とても面白かったです。いま下巻を読んでいるところです。よい本を出版してくださり、ありがとうございました。今後はエッセイ集やコラム集を出版してくださればうれしいです。ロシアの新聞や雑誌から面白い文章を選んでまとめあげてくださいませんか。10年でも20年でも待ちますので。           (神奈川県・男性)

20世紀最高の小説だと友人に勧められて購入しました。最高に面白かったです。ドストエフスキイを読んだ時の興奮を思い出しました。(杉並区 男性)

ずっと読んでみたかった作品だが、ハードカバーでしか見たことがなくて買わずにいた。たまたま書店でこの本を見かけて、サイズも値段もちょうどよかったので購入した。欲を言えば、もっと凝った表紙にしてほしかった。(東京都・女性)

ロシア語を勉強してみよう思いたってから、いつの間にやらロシアの芝居、演劇などを楽しむようになり、今回ユーゴザーパド劇場の来日前にこの名作を読むことができました。大満足でした。(東京都・男性)

これほどの底力を持った小説を読んだのは本当に久しぶりです。ブルガーコフが今も生きていて、ソ連からロシアになった現在を書いてくれたら!(東京都世田谷区・女性)

あーむつかしい! ややこしい! 上下巻を読むなかで大いに楽しみつつ大いに疲れました。いつの時代も苦難を救うのはやはり「愛」、そして「女性」なんだと改めて悟りました。お芝居を見にいく前にと読みました。それにしてもすばらしい翻訳でしたね。(東京都・女性)

20世紀ソビエト(ロシア)文学最大の作家の一人ブルガーコフの代表作が貴社によってここ日本で出版されたことに心から感謝します。これからも不世出の多くのソビエト文学作品の出版に尽力くださるよう切にお願いするものです。貴社の存在が私たちにとってどんなに重要で大きなものであるかを痛感しております。   (埼玉県・岩城肇)

コーカサスの金色の雲                                       このページのトップ↑
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図書館から借りてきて、ついつい今朝まで読んでしまいました。胸がしめつけられて吐き気を催すほどにつらい。読んでいる間中、行けども行けども絶望のトンネル、私も一緒にがんじがらめになって、霜げたジャガイモの皮を食べたみたいに疲れてしまっている。読み終わっても、著者は、よく生きていたなあ、よく死ななかったなあ、そして今よく書いたよなあと、余韻に引き回され圧倒されてふうっと吐息をついてばかりいるのです。ソ連邦が崩壊して後のロシアと周辺国との紛争、特にチェチェン紛争の根源が深いということがようやくわかりました。(メールから)

自分自身の戦後の体験と映画『鐘の鳴る丘』のシーンをダブらせて読んでしまいました。ロシアのコーカサスがどんな位置にあるのか、どんな風景なのかは想像もつきませんが、食べることの大変さ、生きていくことの困難さは感じます。でも、ロシア人とチェチェン人とか、民族の違い、差別感について、感覚的には理解しても、皮膚感覚ではわかりにくいものです。それを超えて読ませてくれて、ありがとう。               (石川県・男性)

非常におもしろく、いっきに読みました。レールモントフの詩で、まずカフカスに興味があった。確かに、この本には山々のこと、穀倉地帯のことが書かれていたし、その上、孤児院の万国共通であろう面と、ソ連ならではの特殊な面が活写されていて、子供を主体にした小説はかくもおもしろいものかと思わされました。もちろん作者自身が孤児院育ちで力量が卓越しているからですが。(京都府・女性)

難しかったと思われますが本書を訳してくださった三浦みどりさんに感謝いたします。圧倒的事実の前に強い衝撃を受けました。暴力的支配に抵抗する弱小民族が、やがては自由を手にすることができるよう、心から願います。(奈良県・女性)

この世に心動かされる小説は数多くありますが主人公と共に生きられる小説は少ない。その数少ない作品のひとつがこの本です。読み了えて二時間たちますがいまだに口がきけないほど感動しています。今後も良い本を出版しつづけてください。(神戸市・男性)

米原万里氏の『ロシアは今日も荒れ模様』の中に紹介されていたので書店で取り寄せました。恥ずかしながら、この本を読むまでこのような民族に対する強制移住等の事実があったことを知りませんでした。いつか美しいコーカサスのこの地方を訪ねてみたいと思います。(神奈川県・女性)

子供の視点で書かれたユーモアある文章に引き込まれ、同時に、戦時下の子供が置かれた過酷な状況に胸が迫る思いでした。子供自身には何の罪もないのに、民族憎悪の標的にされ命を奪われるという理不尽さ。辛い展開の中で、主人公の少年たちの明るさと民族を超えた友情が救いでした。日本でチェチェン関連の報道が少なく現状がわからないのですが、一日も早く平和的に共存できるよう、ロシア側もチェチェン側も尽力してほしいものです。子供の視点で書かれたユーモアある文章に引き込まれ、同時に、戦時下の子供が置かれた過酷な状況に胸が迫る思いでした。子供自身には何の罪もないのに、民族憎悪の標的にされ命を奪われるという理不尽さ。辛い展開の中で、主人公の少年たちの明るさと民族を超えた友情が救いでした。日本でチェチェン関連の報道が少なく現状がわからないのですが、一日も早く平和的に共存できるよう、ロシア側もチェチェン側も尽力してほしいものです。(東京都・女性)

非常におもしろく、いっきに読みました。レールモントフの詩で、まずカフカスに興味があった。確かに、この本には山々のこと、穀倉地帯のことが書かれていたし、その上、孤児院の万国共通であろう面と、ソ連ならではの特殊な面が活写されていて、子供を主体にした小説はかくもおもしろいものかと思わされました。もちろん作者自身が孤児院育ちで力量が卓越しているからですが。(京都府・女性)

ローマ悲歌                                               このページのトップ↑
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素晴らしい装丁で詩集という書物、音場というものの存在感を伝えてくれます。翻訳に熱がこもり、私には未知のロシア語と対峙しています。四つに取り組んでいるというか。価格も千円とは驚異的安さです。(東京 男性)


ロシア文化通信  19号                                       このページのトップ↑

今号は内容が多彩で読みやすく、とても良かったです。みやさんのエッセイは絶妙!(東京 M・A 女性)
みやこうせい氏の快エッセイを読んだら無性にゴーゴリ読みたくなりました。(東京 男性)

ウサージバと、ことあらためて書かれた坂内氏の文章を読むと、今まで文学の場のひと所としか目に映らなかった場、なるほどと思い、それに関する図書が出ていることさえ知らなかった。(愛媛 男性)

今年のカレンダーを一部年賀状に添えてウクライナ人のロシア語の先生に差し上げたところ大変喜ばれました。お正月明けのロシア語教室でウクライナ語の「月」の読み方と意味を教わり、まるで日本の陰暦(睦月、如月…)と同じように自然に結びついた呼称であることに気がつき、とても楽しい新年第一日目の教室となりました。見知らぬ国の美しい言葉を知ることは本当に楽しいことです。(埼玉県・女性)

滝波さんの「江川卓氏を偲んで」はとてもよい内容の文章であったと思います。(北海道 M・K 男性)

書評紹介記事でみる群像社の25年の1980年から2005年の記事がたいへん興味深かった。(石川県・女性)

ゴーゴリの小説、戯曲は『検察官』『鼻』『外套』『死せる魂』『狂人日記』ぐらいしか読んでいなかったので、みやこうせい氏のエッセイを読んで『結婚』を読みたくなりました。ゴーゴリが「女性恐怖症」だったとは愉快ですね。(兵庫県・男性)


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