アルカージイ・ナターノヴィチ・ストルガツキイ(1925―1991)
Аркадий Стругацкий
ボリス・ナターノヴィチ・ストルガツキイ(1933―)
Ворис Стругацкий
兄アルカージイはバツーミで生まれる。レフ・ペトロフとの共著で1958年に発表した『ビキニの灰』が処女作。現代日本文学の専門家でもあった。弟ボリスはレニングラード(現ペテルブルグ)生まれ。天文学者。ふたりの共同作業は50年代末から始まり、20世紀後半のロシアSF(ファンタスチカ)の代表的作家として多くの話題作をつぎつぎと発表した。作品の中には当時のソ連政権下での発表が許されないものも多く、いくつかの「禁書」は国外で先に出版されていた。日本でも『世界終末十億年前』(群像社)『ストーカー』『蟻塚の中のかぶと虫』(ともに早川書房)をはじめ、すでに数多くの作品が紹介されている。