群像社ロゴ     群像社ロゴ  


ロシアの奇才の代表作 世界初の空虚をめぐる小説

チャパーエフと空虚
カバー写真


男の名前は「空虚」。
過去と現在が時にずれ、時に重なる。
読者はどこにもない場所で、からっぽの時間にくりひろげられる 物語にとりこまれる
20世紀末のロシアに彗星のごとく現れ、「ロシアの村上春樹」といわれるほどの人気をはくした
ペレーヴィンの最高傑作長編。


定 価:2300円+税

著者ヴィクトル・ペレーヴィン
訳者三浦岳
ISBN978-4-903619-04-0 C0098
出版年:2007.4
判型:B6 頁数:464ページ
在 庫:アリ
分 野:外国文学
▼著者について

●編集者ノート
ペレーヴィンの作品を群像社が日本ではじめて出版したのは今から9年前でした。その頃、日本では、ソ連邦崩壊以後のロシアは、文化的にも英米系のエンターテイメントにおされて、ロシアの現代文学としては見るべきものがないと言われていました。そんななかでたまたま雑誌で見た作品でこの作家を知り、最初の中短編集『青い火影』をとりよせて思わず引き込まれた記憶があります。それをまずは前半部だけ『眠れ』として出し、本国でも単行本化する前の『虫の生活』も即座に刊行決定しました。その後、「本国ロシアでの人気が高まるとともに日本での翻訳が出なくなった」という声も聞かれるような状況のなか、この本の準備中に角川書店から新作の翻訳が刊行。NHK衛星放送「週刊ブックレビュー」でも取り上げられたペレーヴィンへの注目が、ここでまた新たに高まることを期待して、464ページという大作ながら価格もおさえめにしています。是非ご期待ください。

読者から


 
読者の声

群像社の書籍に関するご感想をinfo@gunzosha.comまでお寄せください。 


Copyright (c) GUNZOSHA Publishing Co., 2000 All Rights Reserved.
1-5-17-32, 113-0033, Tokyo, JAPAN TEL/FAX 81-3-5803-9515
##### info@gunzosha.com #####