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数々の苦難を生き抜いてきた孤高の女性詩人の肉声
アフマートヴァの想い出 
カバー写真
20世紀はじめのロシアに新しい時代を代表する詩人として登場しながら、
革命後は夫や息子が恐怖政治の犠牲になり、マンデリシュタームはじめ仲間の詩人も獄で失い、
みずからも退廃的恋愛詩人として批判されて文学界を追われたアフマートヴァ。
世界的にはノーベル賞候補になるほどの高い評価を受けたが国内では定まった住所をもたず、
友人たちの家を点々としながら死を迎えるまで民衆の苦難の運命をつづる長詩を書き続けた詩人の知られざる肉声と独特の人物評や文学論を、
ブロツキイとともにアフマートヴァに才能を見い出された現代詩人が回想する。

著者写真 ナイマン(右)とブロツキイ

【本書で言及される主な人物】
ブロツキイ マンデリシュターム マンデリシュタームの未亡人ナデージダ ブルガーコフの未亡人エレーナ ブローク パステルナーク ツヴェターエヴァ マヤコフスキイ スターリン
プーシキン チェーホフ ドストエフスキイ トルストイ ダンテ シェークスピア アイザイア・バーリン モディリアニ 

定 価:3000円 税別

著者 アナトーリイ・ナイマン
訳者木下晴世(キノシタ ハルヨ)
叢書名ロシア作家案内シリーズ 8
ISBN978-4-903619-26-2 C0098
出版年:2011.6
判型:四六 頁数:360ページ

在 庫:アリ
分 野:ロシア文学・評伝
  ▼目次 著者・訳者について

 アンナ・アフマートヴァ(1889-1966)
オデッサに生まれて、子供時代はペテルブルグの近くで子供時代をすごす。20世紀はじめのロシアで詩が大きな潮流をなすなかで才能を認められた。社会主義革命以後は、詩人でもあった夫のグミリョーフの処刑や友人のマンデリシュタームの流刑死、息子の逮捕などがつづき、戦後はみずからも退廃的詩人の烙印をおされて、沈黙を余儀なくされたが、叙情性にあふれる詩の世界は人々の心を去ることはなかった。


 

読者より


 
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