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同時代の作家としてトルストイを読む
トルストイの実像
 
カバー写真

ソ連時代から社会の虚像と実像をあばき続けてきた批評家が、
  一面的なトルストイ崇拝を切り崩しつつ、
私たちの同時代の作家としてトルストイの経験と文学を読み込み、
トルストイの思想によって現代の文学と演劇の問題に切り込む文明批評。

定 価:3000(税別)


▼主な目次
1 現代文明の「喉に刺さった骨」
2 トルストイの主要な人格的要素 その生物学的かつ社会史的確認
3 レーニンの鏡に映ったトルストイ
4 トルストイの家庭騒動
5 「私の思想はすべて……」
6 トルストイとテイヤール・ド・シャルダンの人間現象論
7 アルザマスの恐怖 または失われた不死性を求めて
8 トルストイの演劇と創造的芸術の問題
9 なぜ作者は『戦争と平和』を「饒舌なたわごと」と呼んだのか
10 芸術家としてのトルストイ
  〜またはなぜ作者は『アンナ・カレーニナ』を「忌まわしいもの」と呼んだのか
11 古巣への回帰
結論 私たちはどこへ漂って行くのか
   〜「精神的エスペラント」か、プーシキンか
著者ボリス・スーシコフ
訳者:糸川紘一(イトカワ コウイチ)
ISBN4-903619-57-6 C0098 
出版年:2015.10
判型:B6判
頁数:398ページ
在 庫:アリ 
分 野:ロシア文学・評論

▼著者 ボリス・F・スーシコフ  1940年、ロシアのリベツク州生まれ。1957年から俳優として劇団に所属し、20代から演劇批評を始める。ソ連時代末期から一貫して在野の文芸評論家、演劇評論家としてロシア文化の実像に切り込む批評を続け、1997年にはトルストイ文学賞を受賞。主な著書に『トルストイ演劇の教訓』(1983年)、『アレクサンドル・ヴァンピーロフ』(1989年)、『ロシア文化―新しい講座』(1996年)、『未来の劇場』(2010年)等がある。2015年没。
▼訳者 糸川紘一(いとかわ こういち)  1941年、茨城県生まれ。群馬工業高等専門学校教授、新潟産業大学教授を務め、現在は同大名誉教授。著書に『トルストイ 大地の作家』(東洋書店)など、訳書にS・フーデリ『ドストエフスキイの遺産』、S・ベローフ『「罪と罰」注解』(以上、群像社)、S・ベローフ『ドストエフスキーの妻』(響文社)がある。


 


 



 
読者より




 
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