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外洋から遠く離れた淡水湖にすむアザラシの生態

バイカルアザラシを追って ―進化の謎に迫る―

 

カバー写真



ガラパゴス諸島にも匹敵する「進化の博物館」と言われるシベリアの自然の宝庫バイカル湖。
長年、未踏の研究分野とされてきたバイカルアザラシについての国際共同研究がすすみ、
その生態が明らかになってきた。
外洋から遠く離れた淡水湖にすむ謎にあふれたアザラシの秘密に迫る。

定 価:900円 税別

著者宮崎信之
ISBN978-4-903619-58-3 C0345
出版年:2015.11
判型:B6変型 頁数:104ページ
シリーズ名:ユーラシア文庫 1
在 庫:アリ
分 野:自然科学(生物)

目 次

  はじめに
1.ロシアとの共同研究
2.バイカル湖
3.アザラシとは
4.バイカルアザラシの形態
 (1)体の特徴
 (2)頭骨の特徴
5.バイカルアザラシの生態
 (1)季節に見られる行動の特徴
 (2)成長と繁殖
 (3)年齢査定
 (4)親子関係とコミュニケーション
 (5)食性
 (6)新しい手法を用いた行動解析
6.バイカルアザラシと人間との関係
 (1)アザラシ漁と人間生活との関係
 (2)利用と個体数推定
7.バイカルアザラシの進化・系統を探る

宮崎信之(みやざきのぶゆき)
東京大学名誉教授、農学博士。京都大学農学部水産学科卒業、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。琉球大学理工学部助手、国立科学博物館動物研究部主任研究官、東京大学教授を歴任。主な著書に『海の哺乳類』(共編、サイエンティスト社)、『クジラの世界』(監修、創元社)、『恐るべき海洋汚染』(合同出版)、『トロと象牙』(共著、日本放送出版協会)、『バイカル湖』(共編、東京大学出版会)、『イルカは1000万年も人間をまっていた』(PHP研究所)、『三陸の海と生物:フィールド・サイエンスの新しい展開』(共編、サイエンティスト社)など。
1946年、東京生まれ。


 
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