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東西の教会のはざまで生きる道を模索する

ブレスト教会合同     ポーランド史叢書 1

 

カバー写真



西のローマ・カトリックと東の正教が重なりあう地ウクライナに
東方カトリック教会が生まれるきっかけとなった
ブレストでの教会合同(1595−96年)はどのように実現したのか。
近世ポーランド・リトアニア国家のもと東西のはざまで独自の道を模索した
キエフの府主教たちとその後の東方カトリックの苦難の歴史と現在を明らかにする。



ブレスト教会会議での教会合同の宣言文 (本書口絵より)

定 価:1500円 税別

著者福嶋千穂
ISBN978-4-903619-61-3 C0322
出版年:2015.12
体裁:四六判上製 132ページ (カラー口絵4ページ)
シリーズ名:ポーランド史叢書

在 庫:アリ
分 野:外国歴史

目 次

  はじめに ウクライナのギリシア・カトリック教会
第一章 教会合同の歴史 ブレスト教会合同四百周年に寄せられた教書より
第二章 [史料]三十三箇条
     解題
第三章 キエフ府主教座教会の歴史
第四章 ブレスト教会合同の成立
第五章 近世ポーランド・リトアニアにおける合同教会の発展
第六章 ポーランド分割以降の合同教会
    ロシア領/オーストリア領
第七章 大戦間期と戦後の合同教会
  おわりに ルテニアの合同教会の現在

  主な参考文献 所収図版一覧 ブレスト教会合同 関連年表

福嶋 千穂(ふくしま ちほ)
1973年、京都府生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2011年、京都大学博士(文学)。福井県立大学、京都女子大学、京都大学、大手前大学、龍谷大学非常勤講師を経て、2014年より東京外国語大学国際社会学部講師。
主な著作に、「「ブレスト教会合同(1595-96年)」の社会的背景―近世ポーランド・リトアニア「共和国」におけるルテニアの正教会」(『史林』第86巻、第3号)、「「ハジャチ合意(1658-59年)」にみるルテニア国家の創出」(『史林』第93巻、第5号)、「近世ポーランド・リトアニア共和国におけるルテニア―教会合同問題にみる諸階層」(『スラヴ研究』第58号)、「近世ルテニアの啓蒙・教育活動と宗派共同体―「正教スラヴ」ネットワークの中で」(橋本伸也編『ロシア帝国の民族知識人―大学・学知・ネットワーク』昭和堂)。


 
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