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そこでは半年で十万人が殺され埋められた

ユダヤ人虐殺の森 リトアニアの少女マーシャの証言

 

カバー写真



「命のビザ」で知られる杉原千畝の任地リトアニアで
ナチス・ドイツの侵攻後すぐに始まったユダヤ人狩り。
ヨーロッパで最も高い率ですすんだ虐殺にはリトアニア市民も積極的に参加していた。
ゲットーに入れられながらかろうじて生き延びたユダヤ人少女の日記を軸に第二次世界大戦下のリトアニアの現実を再現する。

定 価:900円 税別

著者清水陽子
ISBN978-4-903619-62-0 C0322
出版年:2016.2
判型:B6変型 頁数:112ページ
シリーズ名:ユーラシア文庫 3
在 庫:アリ
分 野:外国歴史・戦争(ロシア)

目 次

 はじめに パネリアイ・メモリアル

1 ナチス・ドイツ軍のリトアニア侵攻
 ユダヤ人絶滅計画が進んだ背景/虐殺に加担したリトアニア市民/虐殺の対象となったユダヤ人/「アンネの日記」と「マーシャの手記」
2 ドイツ軍侵攻後のヴィリニュス
 マーシャの決意/リトアニア市民によるユダヤ人集団虐殺/ユダヤ人を助けた人たち/占領下のヴィリニュス/マーシャの十四歳の誕生日
3 ゲットーへ
 ヴィリニュス・ゲットー/居住環境/支配体制/選別/後半のゲットー生活/ケンスク泥炭採掘収容所の閉鎖/第一ゲットーの閉鎖/カウナス・ゲットー
4 強制収容所への移送
 カイザーヴァルト強制収容所/シュトラスデンホーフ強制収容所/ハンスの体罰/親友マーシャ/マーシャは十七歳の誕生日を迎えた/シュトットホーフ強制収容所/死の行進/ヴィリニュスの町に帰って/ソビボル絶滅収容所
5 現在のリトアニア
 ヴィリニュス・ゲットー跡/ユダヤ博物館(グリーンハウス)/パネリアイ・メモリアル/第九要塞博物館(カウナス第九強制収容所)/杉原千畔畝記念館

おわりに

清水陽子(しみずようこ)
早稲田大学第一文学部卒業。1994年からキルギスのビシュケク人文大学、1997年からカザフスタンの民族総合大学に日本語教師として勤務。訳書にニコライ・ノーソフ『ぼくの友だちミーシカ』、ウラジスラフ・クラピーヴィン『友だちになりたいな』(以上、童心社)、マリア・ロリニカイテ『長い沈黙』(未来社)、著書に『女たちが究めたシルクロード』(共著、東洋書店)、『シルクロードを行く』(ユーラシア・ブックレット、東洋書店)がある。


 
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