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ヨーロッパ法制史の金字塔

[新版]1791年5月3日憲法     ポーランド史叢書 2

 

カバー写真



1787年起草のアメリカ合衆国憲法につぐ
 世界で二例目の成文憲法となったポーランド憲法。
近代国家の確立をめざし共和制の理念をかかげたその憲法は、
ロシアとプロイセンの武力干渉によって短命に終わり、ポーランドは分割され国家の独立まで奪われた。

ヨーロッパの近代国民国家の先駆けとなった憲法の成立をめざした政治家たちの情熱を解き明かし、
憲法の全文紹介とともに
ポーランド国民の独立と自負の記憶として後世に受け継がれたに憲法の意味に光をあてる。
(2013年刊の東洋書店版を改訂した新装版)

定 価:1500円 税別

著者白木太一
ISBN978-4-903619-67-5 C0322
出版年:2016.6
体裁:四六判上製 124ページ (カラー口絵4ページ)
シリーズ名:ポーランド史叢書

在 庫:アリ
分 野:外国歴史

目 次

 はじめに
1 憲法制定の背景
   一七六四年以前    スタニスワフ・アウグスト即位後の諸改革
2[史料]一七九一年五月三日憲法(全文)
   集められた諸身分の宣言
   両国民の相互保障
3 憲法の構成と内容について
   諸身分に関する条文の特徴
   国制に関する条文の特徴
4 憲法制定直後のポーランド社会
5 憲法の記憶の変遷
 あとがき
  参考文献   所収図版一覧   五月三日憲法関連年表

白木 太一(しらき たいち)
1959年、東京生まれ。1982年、早稲田大学第一文学部史学科西洋史専修卒業。1985年、早稲田大学大学院文学研究科(修士課程)修了。1986年から89年まで、ワルシャワ大学歴史研究所留学。2002年、早稲田大学文学研究科より文学博士号授与。現在、大正大学文学部歴史学科教授。
主な著作に、『近世ポーランド「共和国」の再建――四年議会と5月3日憲法への道』(彩流社、2005年)、『ポーランド学を学ぶ人のために』(共著、渡辺克義編、世界思想社、2007年)、「18世紀後半における地方議会改革の意義――指示書の権限と参政権資格の見直しをめぐって」(『スラヴ研究』43、1995年)、「ポーランドの1791年5月3日憲法とその立憲制的伝統」(『新しい歴史学のために』No. 287, 2015年)。


 
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