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作家が社会に認知されていく過程を検証

メディアと文学 ゴーゴリが古典になるまで

 

カバー写真

カバーデザイン/寺尾眞紀


ひとりの作家の世界が古典文学として認められるのは作品の価値によってだけではない。
文学作品というソフトを社会のなかで流通させるメディアというハード面の研究なくしては
古典と呼ばれるようになった文学の成立過程を知ることはできない。
19世紀のロシアのなかでゴーゴリが認知されていく過程を作品から生まれた
イラストや雑誌、様々なバリエーションの異本や教育システムから明らかにする。

定 価:5500円 税別

著者大野斉子おおの ときこ
ISBN978-4-903619-76-7 C0098
出版年:2017.2
判型:四六判 頁数:328ページ(タテ組み)
在 庫:アリ
分 野:外国文学(ロシア)
  目 次

  はじめに(抄)
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大野斉子(おおの ときこ)

東京大学文学部卒業。2006年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、宇都宮大学国際学部専任講師。帝政時代を中心にフランスとの比較やメディア論等の視点からロシア文学・文化を研究。
著書に『シャネルN。5の謎――帝政ロシアの調香師』(2016年日本ロシア文学会賞、群像社)、
主な論文に「ロシア18世紀のシノワズリ―」(『ロシア18世紀論集』)、「1840年代のロシアの木版画」(『ロシア語ロシア文学研究』33号)、「N. V. ゴーゴリの異本論―1840年代から1910年代におけるゴーゴリ作品の受容の分析」(博士論文)、「ロシアの香水産業―統計による分析―」(『SLAVISTIKA』28号)。



 
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