駐露全権公使 榎本武揚
定 価:1,600円+税
ヴャチェスラフ・カリキンスキイ 1951年にカザフスタンのセミパラチンスクで生まれ、セミパラチンスク教育大学文学部を卒業後、軍務を経て地元の新聞社に勤務。1980年代からはサハリンの新聞社に移ったが2004年から作家活動に入る。2012年にサハリンに居住した実在のロシア人を主人公にした歴史サスペンス『軍団兵』を発表、その執筆の過程で知った榎本武揚の「数奇な運命に感銘」して一気呵成に『アンバサダー――引き裂かれた島』(本訳書の原書)を書きあげて2013年に刊行。現在は本書のもう一人の主役であるベルグを主人公にした大作を執筆中。サハリン在住。
訳者 藤田葵 1982年兵庫県生まれ。東京大学文学部歴史文化学科日本史学専修課程卒、同大学院総合文化研究科国際社会科学専攻国際関係論コース修了。修士(教養)。大学、大学院時代に日露・日ソ関係史を専攻。大学院修了後、コンサルティング企業を経て、現在は農業人材育成企業の代表を務める。
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