定 価:900円 税別
目次 プロローグ 政治と芸術の狭間で 第1章 出会い――招かれたソ連文化人たち 日本大使公邸での小宴/コスイギン前首相令嬢とプリマ・バレリーナ/コスイギンとブレジネフ/文化統制への不満 第2章 大粛清の突風、吹き散らされた一家 独裁者死してなお恐怖感/隠された父の銃殺/母も強制収容所へ/孤児院送りを免れたマイヤ/母の減刑と再会 第3章 歯止めを失った「人民の敵」探し スピッツベルゲン島でのデビュー/父が呼び寄せた「片腕」/苛立つスターリン/「真昼の暗黒」モスクワ裁判/スターリンのトロツキー憎悪/禍い招いた伯父の里帰り 第4章 抑圧・差別と闘う「白鳥」 女性でただ一人、「反スターリン」書簡に署名/マイヤの舞を所望した毛沢東/KGBの尾行/米国公演にはなぜ行けたのか/ケネディ一家との出会い 第5章 あなたは白鳥? それともカルメン? 「白鳥の化身」神話の陰で/アンドロポフ議長下のKGB/文化相フルツェワvs「カルメン」マイヤ/なぜ亡命しなかったのか 第6章 さようなら、ボリショイ 芸術監督グリゴローヴィチとの確執/ミュンヘンで知った「八月クーデター」 エピローグ 栄光と心労の晩年 高山智(たかやま さとし) 1937年、新潟市生まれ。1961年、早稲田大学第一政治経済学部新聞学科卒業後、朝日新聞入社。1972年、ブルガリア国立ソフィア大学でロシア語研修。1978年から1983年までモスクワ特派員。帰国後、調査研究室を経て論説委員。退社後、2007年まで中部大学国際関係学部教授。著書に『モスクワ特派員』(朝日新聞社)、『転換期の日ソ関係』(教育社)、共著に『革命60年のソ連』、『ペレストロイカのソ連』(いずれも朝日新聞社)、『グローバル・クライシス』(風媒社)ほか。
日本大使公邸での小宴/コスイギン前首相令嬢とプリマ・バレリーナ/コスイギンとブレジネフ/文化統制への不満
独裁者死してなお恐怖感/隠された父の銃殺/母も強制収容所へ/孤児院送りを免れたマイヤ/母の減刑と再会
スピッツベルゲン島でのデビュー/父が呼び寄せた「片腕」/苛立つスターリン/「真昼の暗黒」モスクワ裁判/スターリンのトロツキー憎悪/禍い招いた伯父の里帰り
女性でただ一人、「反スターリン」書簡に署名/マイヤの舞を所望した毛沢東/KGBの尾行/米国公演にはなぜ行けたのか/ケネディ一家との出会い
「白鳥の化身」神話の陰で/アンドロポフ議長下のKGB/文化相フルツェワvs「カルメン」マイヤ/なぜ亡命しなかったのか
芸術監督グリゴローヴィチとの確執/ミュンヘンで知った「八月クーデター」
高山智(たかやま さとし) 1937年、新潟市生まれ。1961年、早稲田大学第一政治経済学部新聞学科卒業後、朝日新聞入社。1972年、ブルガリア国立ソフィア大学でロシア語研修。1978年から1983年までモスクワ特派員。帰国後、調査研究室を経て論説委員。退社後、2007年まで中部大学国際関係学部教授。著書に『モスクワ特派員』(朝日新聞社)、『転換期の日ソ関係』(教育社)、共著に『革命60年のソ連』、『ペレストロイカのソ連』(いずれも朝日新聞社)、『グローバル・クライシス』(風媒社)ほか。
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