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政治的ではない資源ビジネスの実像

石油・ガス大国ロシア 

 

カバー写真


石油と天然ガスの産出量、輸出量ともに世界のトップクラスに位置する資源大国ロシア。
日本では一般にあまり意識されることのないのその側面の歴史と現状を整理し、
政治の世界とは一線を画して展開される資源ビジネスからロシアの今後を考察する。

定 価:900円 税別

著者本村 眞澄
ISBN978-4-903619-99-6 C0333
出版年:2019.12
判型:B6変型 頁数:112ページ
シリーズ名:ユーラシア文庫 13
在 庫:アリ
分 野:経済・資源

目次
  はじめに  
第1章 ロシア・ソ連の石油産業の歴史
 1 ロシアの石油産業の諸段階
 2 帝政ロシア時代の石油開発と石油輸送への取り組み
 3 ソ連時代の石油開発
 4 ソ連時代の天然ガス開発

第2章 ロシア連邦時代の石油・ガス産業
 1 石油・ガス生産の動向
 2 ロシア石油産業の再編
 3 主要な石油ガス企業の動き

第3章 ロシアの国際的なエネルギー輸送戦略
 1 エネルギー資源は「武器」か?
 2 「東シベリア―太平洋(ESPO)」石油パイプライン
 3 中国への天然ガスパイプラインにおけるトルクメニスタンとロシアの競争
 4 中国へのガスパイプライン「シベリアの力」
 5 欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム」
 6 ノバテック社の北極LNG事業
 
第4章 ロシアのエネルギーに関する論争
 1 ウクライナ問題
 2 クリミヤ問題と対ロ制裁
 3 「ノルドストリーム2」を巡る欧州と米国の対立
 4 サハリン2の環境問題とガスプロム参加問題
    
 おわりに

本村眞澄(もとむら ますみ)
1950年生まれ。東京大学大学院理学系研究科地質学専門課程修士卒業後、石油公団に地質学専門家として入団。地質調査部、技術部、中国室、計画第一部ロシア・中央アジア室長、などを経て後継組織の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)調査部担当審議役(2019年3月退職)。オマーン、米国、アゼルバイジャンなどでの石油プロジェクトに携わり、オックスフォード・エネルギー研究所客員研究員、北海道大学スラブ研究センター客員教授もつとめた。工学博士。
著書に『石油大国ロシアの復活』(アジア経済研究所)、『日本はロシアのエネルギーをどう使うか』(ユーラシア・ブックレット、東洋書店)、『化石エネルギーの真実 石油を使って、森林を守る』(石油通信社)。



 
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