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正教会の歩みに映る日本の近現代史

[増補新版]ニコライ堂小史 

 

カバー写真


江戸末期から始まる日本でのキリスト教各派の布教活動の中で正教会はどのような道を歩んだか。
ニコライ堂の名と共に親しまれる教会は関東大震災で崩壊、日露戦争や太平洋戦争では敵国の宗教とされて苦難を強いられたロシア正教をめぐる日本近代史を通観した良書復刊。
 *2011年刊ユーラシアブックレット版(品切)に新情報を盛り込み終章は大幅加筆。

定 価:900円 税別

著者長縄光男
ISBN978-4-910100-16-6 C0321
出版年:2021.2
判型:B6変型 頁数:112ページ
シリーズ名:ユーラシア文庫 19
在 庫:アリ
分 野:日本史・宗教

目次


  序

第一部 ニコライ時代(一八六一年―一九一二年)

 第一章 発 足
渡来/最初の信徒・沢辺琢磨/宣教団の開設

 第二章 発 展
居留地で/「日本ハリストス正教会」の誕生/主教ニコライの東北巡回/神学校/出版活動/聖歌隊/ニコライ堂  

 第三章 障 壁
明治憲法/ロシアのイメージ/日露戦争/ニコライの晩年

第二部 セルギイ時代(一九一二年―一九四五年)

 第四章 受 難 
セルギイ(チホミーロフ)/困難/ロシア革命/関東大震災

 第五章 復 興 
募金/成聖

 第六章 受難再び
予兆/引退/逮捕

 終 章 戦 後

    あとがき   ・関係略年表/主要参考文献

長縄 光男(ながなわ みつお)
1941年、東京生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。横浜国立大学名誉教授。専門はロシア社会思想史、日露文化交流史。主な著書に『ゲルツェンと1848年革命の人びと』(平凡社新書)、『ニコライ堂遺聞』『評伝ゲルツェン』(以上、成文社)、『ニコライ堂の人びと』(現代企画室)など。訳書にゲルツェン『過去と思索』全3巻(筑摩書房、日本翻訳出版文化賞、木村彰一賞)、ゲルツェン『向こう岸から』(平凡社ライブラリー)などがある。



 
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