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この家族の遍歴には無数の歴史の糸が織り込まれている

ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナー家の旅路
カバー写真


『王様と私』の主演でスターの座を確立したユル・ブリンナーの祖父はスイスに生まれ極東ロシアの実業家としてロシア市民となり、
極東ロシアのプリンスだった父は革命後に命からがらロシアを脱出した。
ユルはハルビンからパリ、ニューヨークへと渡り、舞台だけでなく『荒野の七人』などの数々の人気映画で圧倒的な存在感を示して日本でも多くのファンを得た。
その父の栄光に頼ることなく様々な世界を体験した息子ロックが、激動の近現代史と重ねあわせてブリンナー家四代の遍歴を魅力的に語る。
日本にも子孫が残る異色の家族の肖像。

定 価:3200円 税別

著者ロック・ブリンナー
訳者:樫本真奈美
ISBN978-4-910100-28-9 C023
出版年:2023.3
判型:四六版 頁数:432ページ
在 庫:アリ
分 野:伝記/外国歴史

【目次】
日本語版によせて(ロック・ブリンナー)   
はじめに 
第一章 ユリウス・ブリナー 
第二章 ボリス・ブリナー 
第三章 ユル・ブリンナー 
第四章 ロック・ブリンナー
 エピローグ
 【付録】朝鮮王が第一ギルド商人ユリウス・ブリナーに与えた朝鮮の森林租借権の文書

ロック・ブリンナー Rock Brynner
著述家。1946年に俳優のユル・ブリンナーとヴァージニア・ギルモアの間に生まれる。ダブリン(アイルランド)のトリニティ・カレッジで哲学科修士号を、コロンビア大学で歴史学(米国史)の博士号を取得。若い頃はダブリンでベケットと交わり演劇に手を染め、その後「道化師」と自称して放浪しながら、ザ・バンドの最後のコンサート「ラスト・ワルツ」のツアーマネージャーや、ボクサーのモハメド・アリのボディガード兼広報役を務め、ハードロックカフェの創業に携わるなど多彩な才能を発揮した。1970年代後半から小説を書き始め、環境問題や薬害問題にも深い関心を持つ。代表作は小説『悪癖と事故のバラード』(1981年)、父親との思い出を記した『ユル??王様になろうとした男』(1989年)、トレント・ステフェンとの共著『神と悪魔の薬サリドマイド』(2001年)など。ニューヨーク州マリスト大学で講師を勤め、哲学、文学、米国史などを教えた。ニューヨーク州在住。

訳者 樫本 真奈美(かしもと まなみ)
専門はロシア文学。神戸市外国語大学博士課程満期修了。著書に『ロシアの物語空間』(共著、水声社、2017年)、編訳書に『2時間で逢える日本?ウラジオストク』(晧星社、2020年)。現在、同志社大学講師。

 



 
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