アンドレイ・プラトーノフ Андрей Платонов
(1899-1951)
ロシア中部のヴォローネジ市近郊の労働者の家庭に生まれ、家計を助けるため若い頃から学業のかたわら仕事をしつつ詩も書いていた。1917年の革命後の国内戦では赤軍に勤務、その後、電気工学の技師として地元の灌漑事業にも心血を注いだ。1920年代から小説を書きはじめ次第に注目されるようになったが1930年の『疑いを抱くマカール』が反革命的と批判され、その後作品の発表が困難になり、一人息子が粛清の犠牲になるなど公私ともに多難な日々を送る。第二次大戦中は従軍記者をつとめ、その後もさまざまな作品を書いて発表の可能性を探るが不遇なまま生涯を閉じた。スターリン死後の「雪どけ」後に作品が出版されペレストロイカ以降、20世紀文学に特異な存在感を見せる作家として一気に評価が高まった。代表作に『チェヴェングール』、『土台穴』、『秘められた人間』『ジャン』など。
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