レニングラード(現サンクト・ペテルブルグ)のユダヤ系の家庭に生まれる。15歳で学校を去り様々な職業を転々としながら独学で詩人への道を学んだ。63年に「徒食者」という罪で逮捕され国内流刑となる。72年には亡命してアメリカ合衆国に渡り、大学で教授職を得て、詩とエッセイを発表した。87年にノーベル文学賞を受賞。96年1月心臓発作で没した。邦訳書に『私人〜ノーベル賞受賞講演』、『ローマ悲歌』(以上群像社)、『ヴェネチア』(集英社)、『大理石』(白水社)がある。