プリスターフキン(アナトーリイ・イグナーシエヴィチ・プリスターフキン)
1931―
Приставкин

モスクワ近郊のリューベルツイ市に生まれる。戦争中は妹と共に孤児院生活を送った。1980年、みずからの体験を元に『コーカサスの金色の雲』(原題「金色の雲は宿った」)を書き上げたが、ソ連ではタブーとされたチェチェン民族の強制移住にふれたために発表を許されなかった。87年に雑誌に掲載されるまでは原稿のコピーが多くの読者の間をまわり、チェチェン・イングーシ共和国の監督によって映画化もされた。